EVENT REPORT

2018.11.19 Mon

Panasonic創業100周年記念フォーラムに出展!
NEXT100をわかせたミレニアル世代の展示を紹介

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10月31日(水)~11月 2日(金)の3日間Panasonicの創業100周年を記念して行われた「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」が有楽町の国際フォーラムで開催され、100BANCHも参加しました。

100BANCHが出展したエリアは「NEXT 100」。Panasonicで行われている新規事業創出活動とパートナーとのマッチングを展示したエリアです。社外のアイディアや事業成功者の知恵を取り入れた新しいスタイルのオープンイノベーションを実践する場として、100BANCHの取り組みを紹介しました。

100BANCHからは15のプロジェクトが出展。今回はその内容を紹介します。

ハイライト動画

100BANCHブースの入り口に一際目立つ巨大な球体状のオブジェが登場。巨大なオブジェの中には球体状の水槽が置かれ金魚が泳ぎ、上部から管で周りの緑へ給水が行われるようになっています。

 

これはQroomという食糧生産システムで、水産養殖と水耕栽培をかけあわせた食料生産システム「アクアポニックス」と都市型菜園「Growroom」を組み合わせた新しい食の未来を考えるシンボルの展示です。

この球体は解体・組み立てを誰でも簡単に行うことができます。今回も過去に渋谷にある100BANCHの前の遊歩道で展示をしたものを国際フォーラムへ搬入しました。イベントの参加者からは、環境負荷の少なくアート性の高いシステムに、「欲しい!」という声も上がっていました。

 

出展プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/now-aquaponics/

テーブルに置かれた精密な模型が目を引くブースを手がけたが、マイクロバスを改造し、移動型の住居を提案するBUSHOUSEです。今回の展示では、模型と絵本によって未来の都市のコンセプトを表しました。

未来の街のコンセプト模型

未来の「移動」を考える2冊の絵本

出展プロジェクト詳細|

http://100banch.com/events/8706/

紐が複雑に織り込まれた物体と、メタルフレームの機械を展示したのはSolidknitです。彼らは独自に発見した編み方で、中身の詰まった3Dのオブジェクトの製作を可能にする3Dプリンターを開発をしています。

 

今回は開発中の機械の一部と、そのプロセスを紹介するビデオを展示。Solidknitリーダーの廣瀬悠一さんは、「編み物ゆえのほどいてあみ直せるという可逆性が、一般的な3Dプリンターと異なり面白い点である」と話していました。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/10126/

100BANCHの展示としては常連になってきたRGB_Light。普段照明を扱う企業様からも、「光の原理原則を使ったシンプルなプロダクトでいて、現れる表情が不思議で面白い」という称賛の言葉を頂戴しました。リーダーの河野未彩さんは、「来年中には、RGB_Lightを一般販売までもっていきたい」と今後の展望を語っていました。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/rgb_light/

ブースで吹き出し状のデバイスを介して、日本人の女の子と参加者が会話をしている。耳を傾けてみると中国語を話しているから、どうやら参加者は中国人らしい。しかし、日本語も聞こえてきた。そんな2言語が聞こえるのに笑いを交えながら、ちゃんとコミュニケーションが成り立っている。

 

このプロダクトはFUKIDASHIという漫画の吹き出しをデザインコンセプトに両面ディスプレイからなる翻訳機です。例えば、一方で中国語で話をすると、もう一方では日本語に翻訳された内容が表示され、逆に日本語で返事をすると、もう一方では中国語で表示がされる。

 

まだプロトタイプで市販化に向けてはレベルアップが必要ですが、参加者からのニーズが高い商品です。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/fukidashi/

数字が書かれたおはじきのような丸いピースと、木の板を並べているのが家事分担アプリを開発中のSMUZOOです。彼らは今回、アプリで提供予定の家庭内の家事分担シミュレーションを卓上ゲームとして展示しました。

 

、家事分担シミュレーション卓上ゲームの一例を紹介します。例えば、家事で洗濯をする時、「洗濯機を回す」・「干す」・「取り込む」といった作業にどれくらいの時間を使っているか聞かれます。それに対して、普段かけている時間を、その分数が書かれているおはじきをはめていき、最終の家事分担比率が計算されるという仕組みです。また自分の家庭の分担比率が、海外の様々な国の分担比率と比較してどれくらいの水準かを知ることができました。

家事分担率を世界平均と比べたら

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/10219/

パステルカラーのかわいい模様が並んだブースを展開するのが、糖尿病をテーマにコミュニケーションデザインの力をつかって、プロダクト開発に挑む180mg/dlです。今回は丸いシートを舐めることで、血糖値に合わせて模様が変わる診断キットのモックと100BANCH前の路上で行った血糖値診断の結果を3Dにデザインしたオブジェを展示。

 

リーダーの丸山 亜由美さんは「検査キットのモックは実用化に向けたパートナーを探してます」と今後の展望を語ってくれました。

血糖値検査キットのモックアップ

血糖値調査から作ったビジュアル模型

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/11175/

今回の100BANCHブースの中央の大画面で流していた動画をまずはご覧ください。

 

実はこの動画、一枚一枚を活版印刷を使って少しずつずらして印刷しながら数千枚をコマ撮りして作成をしています。展示前日まで徹夜をしながら最後の微調整をギリギリまで続けた渾身の作品になっています。

 

Futureをテーマに、100BANCHから始まる未来の世界への繋がりを表しています。

アニメーション製作に1枚ずつ刷った紙

この作品に登場するイラストたち実は100BANCHから生まれた様々なプロジェクトをモチーフにしているというPapertype x Shibuyaの2人の粋な計らいも。

今回のアニメーションで使った紙活字

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/8745/

壁に書かれた一見何の変哲も無いフォント。実はこのフォントが視覚障害の方と私たちが見ている世界を繋いでいます。Braille Neue(ブレイユノイエ)は点字と墨字が一体化した新しいフォントです。つまり晴眼者がそのままフォントとして何を書いてあるか読めるのと同時に、点字利用者が指でフォントをなぞって意味を理解することが可能となっています。

Braille Neueリーダーの高橋鴻介さんは、「このフォントをオープンソース化し、オリンピックまでに日本の至る所に導入することで、日本からインクルーシブな社会を世界に発信したい」と話していました。今後の展開が楽しみです。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/8239/BrailleNeue

 

シンプルなフォルムの中に、茶葉が入ったボール状のインフューザが回転しながらお茶を自動で抽出するIOTティーポットを提案するのがteploです。

最初のプロダクトではアメリカのクラウドファンディングを成功させて、第二弾となるプロダクトとなるのが今回の商品です。一般ユーザ向けはもちろん、ホテルや店舗などのB向けの市場を狙っていくという。

来年1月にラスベガスで行われる家電見本市CESや3月にテキサスで行われるSXSWでは、経産省が支援するJ-StartUpブースでの出展に採択されています。今後の成長が期待されるプロジェクトです

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/11142/

色彩鮮やかなお菓子を並べているブースがFood Re-Valuationです。彼らは賞味期限が近く扱いが難しくなったオーガニックのお菓子やドリンクを集めて、企業に無人コンビニとして導入することで、廃棄される食品の有効活用と、社員の健康の改善を図るサービスを提供しています。

 

既にスタートアップ企業を初めとして、いくつかの企業に導入済みです。Food Re-Valuationリーダーの金子隆耶さんは、「今回の展示をきっかけに多数の問い合わせもいただいている」と、今後の事業展開の手応えを語っていました。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/11202/

「コオロギクラッカーはいかがですか?」という女の子の言葉に、一旦耳を疑がってしまう。100BANCHではお馴染みの昆虫食プロジェクトFuture Insect Eatingが、今回満を辞して用意したのが「コオロギクラッカー」と「タガメフレーバーのジン」。

 

恐る恐る昆虫食を手に取るスーツ姿の男性は、「意外と美味しいね。普通に食べられる」と笑顔で語ってくれました。また、Future Insect Eating のこれまでの昆虫食の活動をまとめたフリーブックも作成。イベントでお手に取れなかった方は、100BANCHまで貰いに是非お越しください。

コオロギクラッカー

タガメのジン

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/future-insect-eating/

百貨店をはじめ、海外のフードフェアなど出展に忙しいNODOKAも出展。今回は抹茶・煎茶・玄米茶・ほうじ茶の4種類を試飲で提供するほか、「ほうじ茶のアフォガード」など、パウダー状の特性を活かした新しいお茶の楽しみ方を提案。参加者にはNODOKAファンの姿もちらほら。まだまだ伸びていくことが間違いないプロジェクトです。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/nodoka/

10月発売のananで、「カラダに良いもの認定」をされ1ページの特集が組まれたHerbal Hub。今回は帝国ホテルのスタッフがサーブをする特別仕様で、煮出しが増してより香りが立った状態で提供されました。展示で疲れた身体に優しい味で癒される体験を提供していました。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/the-herbal-hub-to-nourish-our-life/

椎茸栽培キットとオフィスで飲める椎茸おだし「oh! dashi」を提供する椎茸祭は、木から生えた椎茸のオブジェが可愛らしいブースを展開。参加者の皆様に椎茸おだしを無料で提供しました。珈琲に代わるオフィスのリフレッシュメントとして、ベジタリアンの方でも飲める椎茸だしは、身体にも心にも優しいということで、グローバル企業からの反応も上々でした。

プロジェクト詳細|

http://100banch.com/projects/shiitake/

100BAHCH事務局が執筆から出版を担当し、今回の展示で初のお披露目となった1/100 BANCH BOOK。オープンから1年間の軌跡がまとまっている他、100BANCHの原理、25のプロジェクトの詳細など、事務局が悲鳴を上げながら作り上げた渾身の一冊となっております。

 

現在は100BANCH限定で定価2,000円で販売をしていますが、今後取り扱い店舗を増やしていく予定です。100BANCHの裏側に関心のある方は是非手にとって一読していただけたら幸いです。

撮影|鈴木秀康

Garage Programが気になるあなたへ

今回出展しているプロジェクトは全て100BANCHのGarage Programに採択されたプロジェクトです。毎月WEBから新規のプロジェクトを募集しています。採択されると渋谷の拠点を3ヶ月24h利用することができる他、業界を牽引するトップランナーのメンタリングと、様々な分野で活躍する熱い仲間が待っています。

WRITER

加藤翼

100BANCH コミュニティマネージャー

早稲田大学文学部で哲学を専攻後、社会科学部へ転部。Boston Universityへの留学を挟んで卒業したのち、新卒で外資系コンサルティングファームに就職。アメリカ、タイなど海外プロジェクトでの業務改革に携わる。働きながら通信制美大に通い空間デザインを専攻後、100BANCHの空間設計などに興味を持ち、ロフトワークに入社。100BANCHのコミュニティーマネジャーを担当。食べることより知識を得ることが生きがい。