- リーダーインタビュー
- センパイの背中
「傘をシェアする文化をつくり、使い捨て傘ゼロの社会へ」:丸川照司(株式会社Nature Innovation Group 代表)
突然雨が降った日、「家にたくさんあるのに」と思いながらビニール傘を購入したことがある人は少なくないと思います。
今回の実験報告会は、傘のシェアリングサービスを展開し、使い捨てビニール傘がもたらす環境負荷の軽減に取り組むGARAGE Program 17期生「iKasa」の丸川照司(株式会社Nature Innovation Group 代表)をナビゲーターとし、GARAGE Programの計9プロジェクトが活動を報告します。
丸川は2018年12月に100BANCHに入居し、傘のシェアリングサービス「アイカサ」のサービス拡大に取り組みました。その後もユーザー数やアイカサ設置箇所を増やし、傘をシェアする文化を醸成することで環境負荷の軽減を目指しています。
また2022年には大手企業と連携した「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト」を開始し、より大きなインパクトを与えるべく、事業を進めています。
▶︎アイカサホームページはこちら
実験報告会は、100BANCHメンバーたちの未来に向けた実験でわかったことを広くシェアするイベントです。100BANCHでの挑戦を経て、プロジェクトを拡大・成長させた先輩プロジェクトをナビゲーターに迎え、プロジェクトが生まれて間もないころからどう加速していったのかについてお話します。また、100BANCHの3ヶ月間のアクセラレーションプログラム「GARAGE Program」を終えたプロジェクトが活動を報告。どんなときも自らの力を信じてプロジェクトを進めてきたメンバーのピッチは必見です!
・emobby:林 愛子 #都市 #地域交流
『まちの中の感性を可視化し、若者の居場所をつくりたい』
人々の行動と趣味嗜好を可視化し、若者の居場所づくりを目指すプロジェクト。新たな都市体験を生み出し、若者が学校の外に出向いて多種多様な人々と交流しながら生きる社会を見据える彼女らのピッチに注目!
・NYACKTAIL:長廻 くるみ #猫 #学問・研究
『猫たちは方円の問いに随う?〜にゃくてるアートでつくる問いのカクテル〜』
猫×お酒のアートの「にゃくてる」で、問いや好奇心の入り口をつくるプロジェクト。「猫」と「お酒」という異色の組み合わせから始まる活動のこれまで、そしてこれからには目が離せません!
・Qlay:中田 智文 #AI #テクノロジー
『生成AIの力で人間の創造性を解放』
生成AIツールを活用して新商品企画プロセスを加速化させることを目指すプロジェクト。「商品企画の初期段階で、ブランドの皆様が実のある新商品アイデアの幅出しを行えるようにサポートしたい」と語るQlayのピッチは必見!
・Hydrogen to x:重政 海都 #水素 #モビリティ
『水素エネルギーと身近なものを掛け合わせて、地域に楽しく実装したい』
水素と身近なものを組み合わせて日常生活での水素の普及拡大を目指すプロジェクト。水素エネルギーで稼働するキッチンカーを用いてエネルギーと生活の関わりや水素エネルギーの魅力を知る接点を作り、エネルギー問題を身近なものへと近づける活動の実態とは⁈
・MORINOEBI:若林快卓 #昆虫食 #食糧問題
『次世代の海老、モリノエビで昆虫食のおいしさを再定義する』
昆虫が苦手な人でも食べられるよう、昆虫食のおいしさを再定義し、食べ慣れない次世代の食べ物をクリエイティブの力でおいしく食べられる世界の実現を目指すプロジェクト。自身の活動や今後の方向性についてじっくりと考え続けた成果とは⁈
・DEW:高橋良爾 #ものづくり #現象プロダクト
『線香花火のような照明DEWを世界に届けたい』
線香花火のような照明DEWの一般販売を目指す。デザイン家電ではなくアート家電市場の創造を目指して活動するひとりメーカー高橋。GARAGE Programを延長し、半年間の活動で設計に磨きをかけたプロダクトに注目!
・A cultured energy drink:田所直樹 #培養肉 #サイエンス
『培養肉技術から生まれた、身体を育む培養液エナジードリンクをつくる』
培養肉作りの経験から、身体の細胞に必要な栄養素で設計した、本当の意味で細胞を増殖させ身体を育む事ができる培養液エナジードリンクを開発しているプロジェクト。調合、試飲を繰り返してきた彼らのピッチに注目!
・OHITORI SAMA SMILE PROJECT:山下愛香 #おひとりさま #ウェルビーイング
『おひとりさまでも生きやすい社会をつくりたい』
おひとりさまでも生きやすい社会を目指して、渋谷区の飲食店に「おひとりさま歓迎ステッカー」を貼っていくプロジェクト。一人で外食をすることの抵抗感を減らし、さらには家族の垣根を越えて助け合うことの良さが広まり、おひとりさまが困ることのない社会の実現を目指す!
・Trash Lens:山本虎太郎 #ごみ問題 #サスティナビリティ
『かざして探そう! モノの新たなスタートライン』
モノの手放し方を考えるハードルを極限まで減らし、今までゴミ分別でさえ面倒に感じていた人が進んで資源活用をする世界にすることを目指すプロジェクト。捨てられるモノの全てに潜む価値を明らかにするTrash Lensに注目!
日程:8/24(木)
時間:19:00 – 21:30 (開場18:30)
会場:100BANCH 3F
参加費:無料(1ドリンク付き)
参加方法:Peatixでチケットをお申し込みの上、当日100BANCHへお越しください
19:00-19:05:はじまりの挨拶
19:05-19:15:1000BANCHの概要プレゼン
19:15-19:45:OBOGナビゲータープレゼン
19:45-20:00:質疑応答
20:00-21:05:現役・延長卒業メンバーピッチ
・emobby
・NYACKTAIL
・Qlay
・Hydrogen to x
・MORINOEBI
・DEW
・A cultured energy drink
・OHITORI SAMA SMILE PROJECT
・Trash Lens
21:05-21:10:今後のイベント紹介
21:10-21:30:交流会
株式会社Nature Innovation Group 代表 丸川照司(GARAGE Program17期生 iKasa プロジェクトリーダー)
シンガポールなど東南アジアで育ち、中国語と英語を話せるトリリンガル。18歳の時にソーシャルビジネスに興味を持ち、社会のためになるビジネスをしたいと社会起業家を志す。その後マレーシアの大学へ留学中に中国のシェア経済に魅了され、大学を中退。2018年に傘のシェアリングサービス「アイカサ」をスタート。
プロジェクトリーダー林 愛子
千葉生まれ千葉育ち。高校在学中にアメリカ, コロラドにて一年間の交換留学。都市の均質化を研究中。中学生の頃から建築学に興味を持ち、Odomos,UDC2アーバンデザインカイギを始めとする建築, アーバンデザイン関連のプログラムに多数参加。研究成果を社会実装する建築家を目指す。現在は感性の定量化に心を砕く。
クリエイター/プロジェクトリーダー長廻 くるみ
東京女子医科大学看護学部卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了。医療漫画がキャリア選択のきっかけになったことが原体験となり大学進学、大学院では医療×デザインをテーマに研究を行う。現在は、問いのきっかけをコンセプトとして専門分野への興味の橋渡しとなるような制作活動をしている。
最近は街づくり、宇宙、政策、SFプロトタイピングなどにも興味がある。
CEO中田 智文
共同創業者兼CEOの中田は、開成高校・ハーバード大学 統計学部を卒業後、外資系コンサルティング会社マッキンゼーの東京、及びロサンゼルス支社にて経営コンサルタントとして、消費財分野の成長戦略に従事。市場データ、消費者インサイト、ブランドの競合優位性を、戦略や実践的な施策に落とし込む事を専門とする。
Hx 共同代表/Hx統括マネージャー重政 海都
大阪生まれ東京育ち。博士(工学)/2014-2023年横浜国立大学 / 博士論文タイトル「電気化学水素デバイス内多孔質媒体における多相物質輸送の可視化解析」- 水素サプライチェーンを構築するデバイスにおける水素・電力変換効率に寄与する現象の解明に貢献。在学時、ドイツ国立研究所でのインターンシップを経験。#水素研究者
若林 快卓
2001年 静岡県生まれ。港町で育つ。大好物は海老。苦手な食べ物は昆虫食。両親が会社を経営していたことから、幼い頃から会社経営についての話を日常会話から耳にする。両親からの教えは、「人と同じことをするな」であり、人に流されるのではなく、自分の意見を持つことが大事だと教わった。小中高で10年間柔道をやっていた。
ほぼひとりメーカー高橋 良爾
1990年 長崎県生まれ、ほぼひとりメーカー。 大学2年の頃、エンジニアと共に実験的なモノづくりをするVITROを立ち上げる。 鉛筆の万歩計や線香花火のような照明、Arduino互換基板などをつくってきました。 高校時代、写真家と出会い、散歩しながら稼げるなんて理想の生き方だと思いました。 毎日あてもなく歩くか、カフェで一休みしています。 と言いたいところですが、仕事に追われるときは徹夜しています。 高いけどいつか欲しいから頑張って稼ごう!と思ってもらえるモノを作ったり、 モノづくりを通じてワクワクする生き方を提案できたらと思っています。
A cultured energy drink プロジェクトリーダー/細胞研究・食品開発担当田所直樹
1996年 神奈川県生まれ, 横浜の海を見て育つ。交通事故の経験から医学の道を目指し、再生医療の研究をしていたが。食べるのが大好きで、まだ世の中にない最高の肉を作ること、そして世の中から空腹の人を無くしたい想いで趣味で再生医療の技術をベースとした培養肉の研究を進める。 本業は化粧品や食品の開発を行っている。
プロジェクトリーダー山下愛香
1988年生まれ。幼少期を秋田県・埼玉県・福岡県・静岡県などで過ごす。9歳の時に母ががんで亡くなったことで、「人は何のために生きるのか」を早い段階から考えるようになる。ずっと無気力で生きてきた24歳の時、単身で北海道移住し、右も左もわからない所から生活をスタートさせたことで、「過去は変えられないけれど、今と未来は変えられる。今できることを精一杯やろう。」と考え方が変わり、天職と思えるマーケティングのお仕事にも出会って、現在は、Web広告代理店業をしながら、「同じ苦労をする人を一人でも減らすこと」をテーマに4つの社会課題に関する活動を進めています。
代表山本虎太郎
2001年 東京都生まれ。 大学入学後3年間、環境スタートアップの株式会社ピリカで三年間インターンのエンジニアとして従事。 Flutterを用いたフロントエンド開発が得意。 ボーイスカウトでカブ隊の副長をしている。
100BANCH