猫たちは方円の問いに随う?
〜にゃくてるアートでつくる問いのカクテル〜

NYACKTAIL

プロジェクト概要

私たちは、猫×お酒のアートのにゃくてるで、問いや好奇心の入り口をつくるプロジェクトです。
猫が物理学的定義上、液体であることに着想を得たお酒のキュートなアート作品、「にゃくてる」をきっかけに日常に潜むさりげない問いや疑問に気づき、調べたり、語り合うことを楽しめる機会を増やすことを目的としています。

  • 食コミュニケーション
  • 05異質同士でコミュニケーションしている
  • #猫
  • #酒
  • #アート
  • #研究者
  • #好奇心
  • #71期

動機

猫という、一般的に親しみを持ちやすいキャラクターを通して、とっつきにくい分野を知るきっかけとなったり、ワークショップを通して好奇心を拡張させることで、新たな着眼点に気づいてほしいと思った。

仮説

  • 本質的な問いを考えていると、時に「酔う感覚」に似た、混沌としているがどこか自由で楽しい感覚に陥ることが誰しもある。適切なワークショップや環境設計により、娯楽に近い学び方や好奇心との向き合い方が成立し得る。
  • 難解な概念や、知識を伝えたり、認知を高めるために、親しみやすいアートを用いることで、抵抗感が減るのではないか。
  • 学問や知識、研究は象徴的なシンボルで世間一般の共通理解があるものは少なく、イメージすることさえ難しい。特に近年では多くの学問や大学などの機関の名称が生まれており、拍車を掛けている。そこで、ゆるキャラのような共通のフォーマットを活用することで、各概念の重要な点や本質が比較的容易に発信、受容されるのではないか。

実験

  1. 巨大猫を用いてブレストを魅力的に楽しく、共有しやすくする。
    巨大猫を用いてブレストをすることで、ブレスト結果が魅力的に見える効果があるのではないか。思わず、結果を写真に収めたり他の人に共有したくなるようなデザインにすることで、既存のブレストにはない結果のシェアに価値を置いた新たなブレスト方法を確立する。
  2. 子にゃくてるを用いたワークショップ
    アーティストKuruのにゃくてるが持つ問いを大切にしたり好奇心の入り口になる要素を汎用フォーマットの「子にゃくてる」を用いることでさまざまな研究分野の発信や、対話に展開しやすくする。

目標

  1. 法人や学校などに営業をし、「にゃくてる」だからこそできることを明らかにし、実施実績を世間にアピールできる状態にする。
  2. 多くの問いや好奇心への入り口を「にゃくてる」でつくることで、ブランド形成を行う(Twitterフォロワー1000人など)また、Zineという形で販売を行う。

未来

日常を大切にし、ワクワクできるような未来。知的好奇心によって学びを自然な行為とし、高い水準の知的社会化と、誰もが望む時に研究という未知との探究を行えるような社会の実現に貢献する。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    小学生の時にブラックジャックに影響されて「医療モノを描きたい」「描くには生と死の現場をリアルで知りたい」という賛否分かれる理由から医療系キャリアの進路を選択した、好奇心旺盛さが溢れる子供でした。「余命宣告をされたときに、あの時これやりたかった,と後悔がないように」と、面白そうと思ったものに分野に絞らずとにかく突っ込むゆえに迷走しがちですが、そこでの偶然の出会いを紡いで思いがけない面白いアウトプットが出るのを醍醐味だと思って生きて今に至ります。
  2. 渋谷の街のエピソード
    道玄坂にあるFabCafeには、大学院でのプロジェクトで度々通っていました。煮詰まった時は、途中にある名曲喫茶ライオンで音楽に浸ってMP回復させていました笑
  3. メンバーたちの意外な一面
    わたし――日本全国飛び回っているのですが、拠点が動きすぎて「ポケモンのスイクンみたいだね」と言われてしまいました。
    船岡くん――安定のファシリ力や繋がりに助けられてます。よくにゃくてるをにゃんくると言い間違えられるので、いつか間違えずに認識してくれることを願ってます。
    河村さん――しっかり話を聞いてくれる反面、あった出来事や話したエピソードの大半を忘れてる笑 でも、しっかり者なのは凄い!
  4. 意気込みをお願いします!
    みんなで問いのカクテルをつくりましょう。bar 100BANCH、オープンです!

プロジェクトメンバー

  • クリエイター/プロジェクトリーダー長廻 くるみ

    東京女子医科大学看護学部卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了。医療漫画がキャリア選択のきっかけになったことが原体験となり大学進学、大学院では医療×デザインをテーマに研究を行う。現在は、問いのきっかけをコンセプトとして専門分野への興味の橋渡しとなるような制作活動をしている。
    最近は街づくり、宇宙、政策、SFプロトタイピングなどにも興味がある。

  • サブリーダー/ワークショップコーディネーター船岡 佳生

    三鷹市生まれ。九州大学工学部にて鳥人間コンテストに打ち込み、滑空機部門準優勝。東京工業大学環境社会理工学院に進学し、ワークショップデザインと工学倫理教育を研究、工学修士を取得。文理両刀の経験を活かし、日本リベラルアーツ協会を創業中。対話にアートや詩のエッセンスを入れている。名前のない猫(13)と共に生日々を送る。

  • ワークショップファシリテーター松本 英愛

    東京都生まれ。学童期をスウェーデンで過ごす。
    筑波大学 国際総合学類にて、国際関係・法を軸に宇宙開発の分野について学んでいる。
    高校2年次に「対話」がテーマのプロジェクトを立ち上げ、マネジメントとデザインを主に担当した。視覚表現にも関心があり、宇宙×人×デザインという、自らの興味の点と点が結び着く先を常に探索中。

  • ワークショップファシリテーターTama

    東京都出身。現在高校3年生で死にかけの受験生。言葉で表す事の出来ない抽象的な事柄や対話・教育に興味を持ち、対話イベントなどを行ってきた。他にも、幼い頃から政治家になりたいという野心を持っている。最近は、アイヌ語の本を解読しながら呼んでいるがよく分からない

  • クリエイター林海人

    武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科卒業。プロダクトデサイン/インテリアデザイン等を主に、全ての領域に良質で丁寧なデザインを届けるべく日々奮闘している。DESIGNARTでの展示bar「  」にて、バーカウンターの設計を担当。

  • クリエイター志波英明

    東京大学文学部人文学科卒業。メーカーに勤める傍ら、ものづくりや機械のエッセンスを取り入れた写真を制作。報道性を離れた「光画」としての幻想的な写真を志向する。場所性にフォーカスしたにゃくてる新展示「猫にとける」にて写真を担当。

メンター

  • 一般社団法人マンガナイト代表理事
    山内康裕

    1979年生まれ。法政大学イノベーションマネジメント研究科修了(MBA in accounting)。2009年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し、2020年に法人化し「マンガと学び」の普及推進事業や拠点営業(日本財団助成)、展示事業等を展開。マンガが領域の企画会社レインボーバード合同会社代表社員、さいとう・たかを劇画文化財団代表理事、文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業有識者タスクチーム員、東京工芸大学芸術学部マンガ学科非常勤講師、国際マンガ・アニメ祭ReiwaToshim共同委員長他を務める。

    山内康裕さんのページを見る

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