死にまつわる文化や価値観を、デザインのチカラで変えたい

Sadamaranai Obake

プロジェクト概要

死は誰もが通る道だがタブー視され、死生観を誰かと共有する事が難しい。
死にまつわる文化や価値観をデザインのチカラで変え、誰もが自分の死生観を隠すことなく話すことができ、どんな考え方も批判されることのない社会を作っていく。

  • 食コミュニケーション
  • 10自然(じねん)の生き方が追求され、健康の多様なあり方が広がる
  • #死
  • #コミュニケーション
  • #死生観
  • #固定概念を破る
  • #自分を見つめ直す
  • #61期

動機

身近な人を亡くした時、悲しみより後悔の気持ちが一番に浮かんだ。
あの人と向き合ってこなかった自分にひどく後悔した。
それなのに、死んだらもう向き合えないと決めつけて心に蓋をし、何もなかったように日常に戻った。
周りもあの人の話をしなくなったし、まるで最初からいなかったように過ごす。
あの人と過ごした日々は確かにあったはずなのに。

現代の日本ではこの気持ちを誰かと共有したり話したりするのが難しい。
死は誰もが通る道なのに、死がタブー視され「怪しい」「不謹慎」とみなされる。
遺族や故人の親しい友人が語り合うこともできない現状に、死別を経験したからこそ疑問を感じるようになった。そして、そこから死にまつわる文化や価値観を、デザインのチカラで変えたいと思いスタートした。

仮説

死を必要以上にネガティブに捉えている現状では、いざ死と向き合った時に心が壊れてしまったり後悔が残ってしまうかもしれない。
日頃からもっと自然に死を意識することができれば、大切な人との関わり方や自分の人生の生き方をより良いものにできるのではないかと考えている。

実験

「死について話せるバー」
死についてカジュアルにフラットにお酒を飲みながらお話しができるバーのような場所を作る。(デスカフェのバーver)

目標

誰もが自分の死生観を隠すことなく話すことができ、どんな考え方も批判されることのない空間(社会)を作ること

未来

死について考えることの大切さをより多くの人に伝えて、日本の死生観を根本から変えていく

「プロジェクトリーダーへ一問一答」

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    少し過保護だけど、やりたいことを尊重してくれる家庭でぬくぬく育ちました。両親は共働きだったので、祖父母と過ごすことも多かったです。
    石川県の田舎育ちで周りにはギャルしかいないので、必然的にギャルに(見た目だけ)。友達はたくさんいましたが大人数は苦手で、群れから勝手に離れたりしがちでした。
  2. 渋谷の街のエピソード
    渋谷にある東京デザインプレックス研究所という学校に通ったのちに学長の紹介で横石さんの元で仕事をするようになり、今ではかなり渋谷に縁が深くなりました。
    以前は渋谷が生理的に苦手で、東京に出てきたばかりの時は渋谷に来るとクシャミが止まりませんでした。
  3. メンバーたちの意外な一面
    さっこさんは真面目そうに見えて、実は天然&ぶっとび発想のおもしろふわふわウーマン。いつも素敵な写真を撮ってくれます!
    趙さんは個性派ファッションだけど、実はなんでもできちゃうスーパーウーマン。手料理がほんとーーーに美味しい!!!
  4. 意気込みをお願いします!
    死というテーマはまだまだネガティブなイメージが強くて抵抗を感じる人も多いと思いますが、生きている限りはずっとつきまとうとても興味深いテーマです。死についてもっと気軽に話せる場を作り、いろんな人の死生観を聞いてみたいです!

プロジェクトメンバー

  • Sadamaranai Obakeプロジェクト リーダー鴻戸 美月

    1994年石川県生まれ。奈良女子大学で服と音楽と女と鹿に囲まれた大学生活を送る。就職後、東京デザインプレックス研究所にてデザインを学び、現在は半分フリーでデザインや企画ディレクションを行なっている。ネガティブな偏見をポジティブに捉え直すことに興味がある。酒とカラオケと人の話が好きで、将来の夢はスナックのママ。

  • 趙 愛玉

    1992年 東京生まれの在日韓国人3世。母が歌手ということもあり小さい頃から音楽を学ぶ。専門学校を経てMAエンジニアとして就職するも20半ばの頃にデザイナーになりたいという思いが再燃し、東京デザインプレックスにてグラフィックデザインを学ぶ。
    現在は化粧品メーカーのVMD制作業務をする中、オバケではグラフィック・イラストを担当。

  • 松本 紗規子

    1991年 静岡県生まれ。3歳から18歳までモダンバレエを習い芸術に興味を持つ。社会人5年目の時に渋谷にある東京デザインプレックス研究所に新幹線で通いグラフィックデザインを学ぶ。後に、さだまらないオバケにジョイン。現在はITメーカーのメディア運用やリクルーティンググッツの制作、オバケのディレクション・広報を担当。

  • 佐久間美季

    1997年千葉県生まれ。大学時代に東京デザインプレックス研究所に通う。大学を卒業後、デンマークのフォルケホイスコーレに通う。その後オランダで1年間ワーキングホリデーで滞在。帰国後、東京デザインプレックス研究所でオバケに出会う。

メンター

  • &Co.代表取締役/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー横石 崇

    多摩美術大学卒。2016年に&Co.を設立。”個育て”を軸にしたブランド開発や組織開発、社会変革を手がけるプロジェクトプロデューサー。アジア最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」では3万人の動員に成功。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」や渋谷区発の起業家育成機関「渋谷スタートアップ大学(SSU)」、シェア型本屋「渋谷◯◯書店」などをプロデュース。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。著書に『これからの僕らの働き方』(早川書房)、『自己紹介2.0』(KADOKAWA)がある。

    横石 崇さんのページを見る

プロジェクトの歩み

  1. 2022/8/1

    入居開始

  2. 100年先の未来を描くプロジェクトがピッチ!10月実験報告会&ナビゲータートーク 15期生Omoracy 野々村哲弥(株式会社ロジリティ)

  3. デススナック「すなっく 死と私」in 100BANCH〜カジュアルに死生観を語り合いませんか?〜 by さだまらないオバケ

  4. 死をリデザインし、死生観をカジュアルに語り合う場を。今週日曜日はデススナック@100BANCH!——アドベントカレンダー2022

  5. 100年先の未来を描く5プロジェクトが登壇 2022年10月 GARAGE Program実験報告会

  6. 死をリデザインし、死生観をカジュアルに語り合う場を。デススナック「すなっく死と私」 byさだまらないオバケ

  7. 「対立のない優しい社会を目指して TeaRoomの挑戦。」100BANCH実験報告会

  8. 100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2023年1月 GARAGE Program実験報告会

  9. 故人を思いながら作って食べる「体験型手づくりもなか」で、新しい弔いのカタチを体験しませんか?

  10. ポップであたたかい弔いの時間を──「49日のひきだしもなか」の試食体験会を開催

  11. Future Jungleとはなんですか? ──ナナナナ祭 2023ブラッシュアップ合宿

  12. 故人へ想いを届ける「雲もなか」

  13. デス・スナック「おばけやしき」

  14. 弔いの未来 −その意味・儀式・生者との境界−

  15. 死への向き合い方をちょっとポップにリデザインする、さだまらないオバケ。─ナナナナ祭2023を終えて

  16. 弔いのかたちから生き方を見つめる「弔いの未来 −その意味・儀式・生者との境界−」─ナナナナ祭2023アーカイブ

  17. 死にまつわる文化や価値観をポップにリデザインする「さだまらないオバケ」が2023年度グッドデザイン賞を受賞

  18. [DESIGNART 2023] 死のリデザイン
    〜デザインの視点から考える「新しい弔いのカタチ」とは?〜

  19. 実験的な表現に挑むクリエイターたちの作品をキュレートした「OPEN GARAGE」を開催──渋谷・100BANCHにて10/20(金)〜10/29(日)

  20. 死のリデザインに取り組むさだまらないオバケが「新しい弔いのカタチ」をデザインの視点から考えるトークイベントを開催──10月22日(日) @渋谷・100BANCH

  21. DESIGNART TOKYO 2023に出展――領域を超えてつくりあげられた作品14点を紹介

  22. 死への向き合い方を見つめ直す「さだまらないオバケってなぁに?展」を11月25日に広尾でポップアップ&展示とデス・スナックを開催!

  23. 雲もなかに込めた想いを展示作品に。さだまらないオバケ —DESIGNART TOKYO 2023を終えて

  24. 自分を疑う——2024年 今年の抱負!

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