• イベントレポート

死をリデザインし、死生観をカジュアルに語り合う場を。デススナック「すなっく死と私」 byさだまらないオバケ

デザインのチカラで死にまつわる文化や価値観を変える(=死のリデザイン)をテーマに活動する「さだまらないオバケ」が、2022年12月11日(日)に100BANCHにてデススナックイベントを開催しました。

イベント名は「すなっく死と私」。お酒を片手に、その日たまたま出会った人たちと語り合う”スナックのような空間”を目指し、ワークショップを通して死生観をカジュアルに語り合えるような場づくりを行いました。重たくなりがちなテーマにもかかわらず、当日はとても和やかな雰囲気で、ワイワイと楽しそうに死生観を語り合うお客さんの姿がみられました。

 

死を考えることが、今を生きることにつながる

今回のデススナックは「死にまつわるネガティブな価値観をデザインの力で変えて、 死について考えたり誰かと話したりするハードルを下げること」を目標に企画しました。

普段の生活で、死について考えたり話したりする機会は少なく、タブー視されがち。

でも、死は誰にでも平等に、確実にいつかは訪れます。

いま元気に生きている人も、1日後1ヶ月後1年後、確実に生きているという保証はありません。

自分も自分の周りの人も”いつ死んでもおかしくない”と理解しておくことで、

「残された時間をもっと大切に生きよう」

「周りの人をもっと大切にしよう」

というように、人生に悔いを残さずに生きていくことができるのではないでしょうか。

だからこそ、死を考えることへの抵抗感をできる限り取り払い、フラットにカジュアルに死と接することができるよう、デススナックを開催することに決めました。

 

ワークショップを通して、ゆるく楽しく死生観に触れる

第一部では、「ひきだしもなか」ワークショップを行いました。故人との思い出や、関係性を ”ひきだし” ながら、もなかの白あんに色をつけてゆくワークショップです。もなかに合わせたコーヒーを100BANCHプロジェクトのNO WAVE SHAREROASTERさんに出していただきました!

白あんの色だけでなく、もなかの皮にあんを絞る際の絞り方にもそれぞれの方の個性をみることができ、とても面白かったです。

ワークショップが終わった後も、もなかとコーヒーを楽しみながら参加者同士で談笑を続ける様子がみられました。

参加者の方からは、「個人的な体験である身近な人の死を、カジュアルな雰囲気で共有できる感覚が、不思議だけど嬉しかった」という声をいただきました。

普段の生活の中で、死に関わることについてなかなか人と話すことができないからこそ、ご自身の経験や考えをシェアできた時に、より深い心のつながりのようなものを感じることができるのではないかと思います。改めて死というテーマの奥深さを感じました。

 

第二部では、第一部とは少し雰囲気を変え、お酒を片手に、死生観に関わる2択のお題に対してそれぞれの考えを話し合うワークショップを行いました。

「可能であれば200歳まで生きたい」か、「そんなに長生きしなくていい」か。

「フランダースの犬のように眠るように死にたい」か、「あしたのジョーのように戦ってかっこよく死にたい」か。

「あした死んでもいいくらい今の生き方に満足している」か、「まだまだ生きたい、満足していない」か。

普段あまり考えることのない、正解のない問いだからこそ、自分自身で考えたり人と話し合う機会を持つこと、その過程自体を楽しむことが重要なのだと感じました。

 

死を通して「生きる希望をひきだす」プロジェクトへ

今回のイベント全体を通して、プロジェクトの目指していた「カジュアルに死生観を語り合う場づくり」を実現することができたと思います。

ご参加いただいた方々からも

「本来重くて喋りずらいテーマだが、それが喋っても問題ない免罪符のようなイベント」

「イベントが明確な意図をもってデザインされていて、学びや気付きや交わりが生まれていた」

「悲しい時間でなく、ハレに近い感覚で死に向き合えるって素敵だと思った」

という感想をいただくことができました。

また、さだまらないオバケならではの「ゆるさ」や「柔らかさ」がイベント全体の雰囲気に表れていて、重たいテーマをうまく中和し和やかなイベントをつくれたのではないかと思います。

正解や結論を求めない。

いろんな人の死生観に触れながら、少しづつ自分の中で消化させていく。

小さな積み重ねが、その人の死生観になり、人生を大切に生きるためのヒントになるはずです。

私たちはこれからも、死に向き合いながら「生きる希望をひきだす」活動を続けていきます。

ご参加いただいた皆様と集合写真。本当にありがとうございました!!!

 

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