EVENT REPORT

2018.07.01 Sun

「ドカーン!」と湧き上がるエネルギーで懸垂幕を作る
みんなで描くLIVE ART with Yellowさん

  • #ナナナナ祭

前日までの梅雨空がうそのように晴れ渡った、6月24日。子どもから大人まで総勢50人以上が100BANCHに集結し、巨大でパワフルなアート作品が誕生しました。

 

鮮やかな色が躍動するこの作品はなぜ生まれ、一体どのような思いが込められているのか。エネルギーに満ちあふれたイベントの様子を、ここにレポートします!

100BANCHの入り口側壁面には、縦18メートル×横4.5メートルにもおよぶ巨大な3枚の懸垂幕が掲げられています。ここに入居するGarage memberは、この巨大なサインを目印に集まり、日々未来に向けた実験を行っています。

 

2018年7月7日(土)、100BANCHは1周年を迎えます。その記念として、7月1日(日)から7月8日(日)の8日間は「ナナナナ祭」と題し、100BANCH所属プロジェクトがイベントやエキシビションなどを一般公開します。

 

未来をつくる公開実験「ナナナナ祭」

http://100banch.com/nanananasai/

 

「この特別な期間は、懸垂幕でも特別なメッセージを発信したい」。そう考えた100BANCH事務局は、ある人物に特別な懸垂幕のペイントを依頼しました。

 

その人物は、アメリカで活動するバンド・Peelander-Zのリーダーで、アーティストのYellowさん。これまで全米各地で1,500本以上のライブを行う他、訪れた街の壁画をメインにアートペインティングをしています。

 

 

Peelander-Zのホームページ

http://peelander-z.com/

 

髪の色からコスチュームまで、まぶしいほどのイエローで覆い尽くされ独特のエネルギーを発しているYellowさん。多くの人が行き交う渋谷の街でも、一目で分かる圧倒的な存在感です。

 

100BANCHメンバーとYellowさんの出会いは、2017年の7月7日。100BANCHのオープニングパーティーにYellowさんが現れたことがきっかけ。コテコテの関西弁と誰にでも明るく気さくに触れあうYellowさんと、有象無象の新しい価値を日々探っている100BANCHメンバーは一瞬にして意気投合しました。

 

さらに2018年3月、100BANCHが参加したアメリカ・テキサス州のオースティンで行われたクリエイティブ・ビジネス・カンファレンス「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)2018」で、ライブ出演するYellowさんと100BANCHメンバーは久々の再開を果たします。

 

渋谷で、オースティンで、お互いの関係が強く結ばれたことをきっかけに、今回の懸垂幕ペインティングの依頼につながりました。

「自分だけではなく参加者と一緒に作品を作りたい」と考えたYellowさんは、100BANCHとともにこのライブペインティングを企画、今回のイベントにつながりました。

 

いよいよ、「ナナナナ祭」のプレイベント「みんなで描くLIVE ART with Yellowさん〜」がスタート。この日の参加者は62名と大盛況、ドレスコードは、もちろん“イエロー”です。

 

「はい、どうもー!」、登場するなり参加者全員とハイタッチをしながら、「アイドルの握手会みたいやな」と自分にツッコむYellowさん。一気に会場は笑顔に包まれました。

まずは、Yellowさんが全身を大きく使い、大枠のイラストを一気に描いていきます。

続いて、Yellowさんは「筆を使ってペンキを振り落としてほしい」と子どもたちに声をかけました。恐る恐るペイントをはじめる子どもたち。

 

  

「ええぞー!」「いけ、いけー!」と大声でげきを飛ばすYellowさん。ペイントが終わると会場で拍手が起こり、笑顔になる子どもたち。同様に、大人たちもペンキを振り落としていき、どんどんと色を重ねていきます。

 

 

ここで、Yellowさんが「汚れてもいい大人、手を挙げてー!」とひと言。選ばれた男性は全身にペンキを塗り、「3、2、1……」のカウントダウンのもと、懸垂幕に勢いよくヘッドスライディング! 「こういうペイントがしたかったんや〜!」と、オリジナルのペイントを披露するYellowさん。

 

 

 

その姿を見たひとりの男の子が、「パパもやれや!」と叫びます。その声が会場に響きわたり、後には引けなくなった男の子のお父さん。ブルーのペンキを体に塗り、懸垂幕へ豪快にダイブ!知らず知らずのうちに、会場は熱気に包まれます。

 

 

 

この後も、ピンク、オレンジ、グリーン、レッドと、Yellowさんが指揮を執りながら、参加者と一緒に色を重ねていきます。

 

「この背中、描きやすいわー!」と、100BANCH所属のふんどしプロジェクト「Fundoshi Hack Project」の星野雄三さんにペインティングするYellowさん。少し苦笑いする星野さん……。

 

 

 

途中、Yellowさんの「飛び跳ねろー!」というかけ声のもと、懸垂幕を持ち上げたまま何度もジャンプする参加者。前の工程で振り落としたペンキが、点から線へと変化していきます。

 

 

 

徐々に真剣な空気に包まれる会場。完成への期待感が高まります。

 

 

スタートからあっという間の1時間半、Yellowさんと参加者によるコラボ作品が完成。さまざまな色がときに主張し、ときに重なり、ときに混ざり合う……。多様性に満ちた作品がここに生まれました!

Yellowさんはこの作品について、「常識にとらわれることなく、新しい価値を生み出す100BANCHの『突然変異』感。それをエネルギーが「ドカーン!」と湧き上がるイメージで表現しました」と、解説。ペンキまみれになった参加者からは大きな拍手が起こり、会場全体が笑顔に包まれました。

タイムラプス動画

懸垂幕を見にいこう!

完成した懸垂幕は6月30日(金)〜7月8日(日)の期間限定で100BANCHの入り口側壁面に掲げられます。

ぜひ「ナナナナ祭」に訪れ、この懸垂幕はもちろん、各プロジェクトが発信する新しい価値やワクワクを体感してください、お待ちしています!

WRITER

100BANCH編集部

船寄 洋之

writer / gallery / coffee

鳥取県生まれ。アパレルメーカー、出版社を経て、横浜・反町にH.Funayose galleryをオープン。ギャラリー運営のほか、ライター業や出張コーヒースタンドもおこなう。

#ナナナナ祭