PROJECT REPORT

2018.06.26 Tue

CreativeShibuyaMornings - 朝ごはんをシェアして認識を拡張するコミュニティ -

  • #ナナナナ祭

  • #食

  • #地域密着

たかこ、CreativeMorningsをやろうよ!」

 

100BANCHのコミュニティマネージャーである加藤翼くんのひょんな一言から始まった「CreativeShibuyaMornings」

「CreativeMornings」は「朝ごはんを食べながらクリエイティブなコミュニティを作ろう」という精神のもと、米ブルックリンで始まり、現在世界約170都市で開催されているクリエイティブマインドを持つ人たちのための朝イベントプラットフォームです。東京での初開催を目指し、プロポーザルを送る前のテストランの立ち位置として今年の2月から月に1回渋谷で開催しており、現在本開催に向けての準備を行なっています。

CreativeMornings|https://creativemornings.com/

主催している私(大山貴子)は、フードロスの解決をテーマに100BANCHに入居し活動をしています。この活動を通して、日々の忙しさから人間の生活の基礎となる「食べる」という行為がおろそかになってしまった現代社会の人間像に課題意識を感じ、「Lifestyle Regenerative Design(ライフスタイルを再生する)」ことでフードロスを含めた社会問題を解決するワークショップやイベントを開催しました。もともと飲食業を通してコミュニティ作りを行なってきたので、「CreativeMornings」の思想に共感し、また再開発によって盛り上がりを見せている渋谷で行うことの意義を感じ、私の周りで社会的な活動をしている同世代の人たちを巻き込み「CrestiveShibuyaMornings」を始めることになりました。

 

イベントでは毎月テーマを決め、そのテーマに関連する活動をしている方をゲストスピーカーに呼び、登壇してもらうスタイルを取っています。「朝に開催されるTED」とイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。ただ一つ違うのは、このイベントはあくまで参加者がイベントを通じて関わり仲良くなり、次なるシナジーを生みだすことを目的としているという点です。

2月に開催した第一回では、「食の原点と未来」をテーマに東京都青梅市で自然農法の野菜を育てている世界一クールな農業集団「ome farm」の代表、太田太さんをお招きしトークをしてもらいました。当日は多くの方にお越しいただき華々しい初開催となったのですが、ここで一つ問題が発生してしまいました。トークに特化するあまり、参加者対参加者の個人間相互コミュニケーションではなく、40人の参加者対1人のゲストスピーカーの交流といった、いい意味でも悪い意味でも普通のトークイベントとあまり変わりのないイベントになってしまったのです。

 

この反省を生かし、2回目の開催からはイベントの後半に自由参加型のコミュニティミーティングという時間を設け、今自分が考えていること、行動していることを参加者に話してもらう時間を作ってみました。イベント全体の流れとしては、前半のスピーカーセッションを通して参加者がテーマについて理解するbeの状態を作り出し、後半のコミュニティミーティングで自分の考えや他の参加者の意見を聞き、各々がこれから何をしていきたいのかを認識するdoの状態に持っていく。このように普通のトークイベントではなく、参加者が自発的に行動するきっかけ作りの場としての骨組みを作りました。率先して話す人はどんどん自分の意見を話していけますが、中には自分から発言をすることが苦手な人もいます。しかし、実はこの発言が苦手な人たちも意見を求めると、水風船に針で穴を開けたときのように勢いよく話し出しだし、とても面白い発言をしてくれることがあります。。そんなこともあり「確かに平日の朝開催のイベントに何も意見なくして参加することないよな。」という好感触を得ました。

 

このコミュニティミーティングの時間を通して、現代社会に生きる私たちは肩書きや社会における立ち位置といった、自身を取り巻く環境を自分自身と同一視して捉えてしまった結果、自己を見失っているのではないか?自己を外に向けて表現する場が今の日本社会において少ないのではないか?といった気づきを得ました。そして、既存のネットワーキングイベントのような自分のビジネスや活動を交換する場所やイベントではなく、自分自身は何を考え、行動する(したい)のかという意見を交換する場が今の社会には必要なのではないか、と考えるようになりました。それを日常生活の延長線上にある朝ごはんをシェアしながら行うことで、よりフラットな状態で参加者同士の関係性を気づきあげることが出来ると感じています。

 

言うのであれば、CreativeShibuyaMorningsで行なっていることはタネを植える活動で、参加者の潜在意識にイベント中の体験を通してタネを植えてあげます。そのタネに水を与えるか与えないかは各々次第。ただ、このイベント中に自分の意見や日頃考えていることを他の参加者とシェアすることによって明確化し、他人の意見を自分の中に取り入れることで認識の拡張を行なっていく。これを朝ごはんを食べながら、日常生活からあまり遠ざからない距離感で行うことで、暮らしの豊かさを感じてもらえたら、そう願いながら場づくりを行なっています。

次回のCreativeShibuyaMorningsは100BANCH設立1周年を記念した「100BANCH ナナナナ祭 〜未来をつくる公開実験〜」の期間中、「Soooooo good!! 人生100年時代を生きる私たちが考える暮らしの豊かさ」をテーマに、7月6日の朝8:00から開催されます。

 

CreativeShibuyaMorningsの運営メンバーでスタートしたミレニアル世代が培う未来のライフスタイルを定義し社会実装する実験プロジェクト「ミレカル」のメンバーがパネラーとなり、豊かな暮らし方、働き方についてお話します。もちろんコミュニティミーティングの時間も設けて、参加者のみなさまと一緒にこれからのライフスタイルのスタンダードを作り上げていければ、と願っています。

 

それでは7月6日にお待ちしています。

朝ごはんからはじめましょう。

撮影:平山潤

早起きして渋谷に来よう

次回のCreativeShibuyaMorningsはナナナナ祭期間中の7/6の朝開催です。スピーカー等の詳細についてはイベントページよりご確認ください。

 

WRITER

Food Waste Chopping Partyプロジェクト

大山 貴子

リーダー

EarthommUnity 代表。東新宿の実験トライアングルコミュニティスペース&自然派カフェ「みせるま」ディレクター。 米ボストンサフォーク大にてゲリラ農村留学やアフリカで人道支援に従事、卒業。ニューヨークにて新聞社、EdTechでの海外戦略、広告代理店コピーライターを経て、「みせるま」に参加。小さな街角スペースから発信する平和活動を食を通じて行っている。2017年春よりEarthommUnityを立上げ、サステイナブルな暮らしの提案を行う。

#食