- リーダーインタビュー
- センパイの背中
日本の「間」の文化と向き合い、対立のない優しい世界を目指す:TeaRoom 岩本涼(株式会社TeaRoom 代表)
「茶」と聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべ、どんな価値を見出しますか?普段何気なく身の回りに存在しているものを改めて考えてみると、今までとは違った見方ができるかもしれません。
今回の実験報告会はGARAGE Program 13期生「TeaRoom」の岩本涼(株式会社TeaRoom 代表)をナビゲーターとし、GARAGE Programの計7プロジェクトが活動を報告します。
岩本は2018年8月に100BANCHに入居。幼い頃から茶道を学び、日本の文化的な思想や価値に触れてきた岩本は、茶は人と人との心の和を生めるもの、世界中で心の繋がりを生めるものだと捉え、お茶で日本文化の価値を世界に証明するため、株式会社TeaRoomを創業しました。「茶」を起点に対立のない優しい社会を目指す岩本が描く未来とはどのようなものなのでしょうか⁈
■実験報告会とは?
実験報告会は、100BANCHメンバーたちの未来に向けた実験でわかったことを広くシェアするイベントです。100BANCHでの挑戦を経て、プロジェクトを拡大・成長させた先輩プロジェクトをナビゲーターに迎え、プロジェクトが生まれて間もないころからどう加速していったのかについてお話します。また、100BANCHの3ヶ月間のアクセラレーションプログラム「GARAGE Program」を終えたプロジェクトが活動を報告。どんなときも自らの力を信じてプロジェクトを進めてきたメンバーのピッチは必見です!
■登壇プロジェクト紹介
salii:中原杏菜 #健康 #サステナビリティ
ワクワクする手段で食から健康を紡ぐ社会へ
食べられる健康スプーン「Salii」を開発した彼女らは、ブランドとしての発信方法や「食の体験」を届けるための方法を模索するために入居。食から健康を紡ぐ選択肢を提示すると話す彼女らのピッチに注目!
Tomoshibi Marche:五嶋達暁 #フードロス #サステナビリティ
アップサイクルフードによって、持続可能な社会を作る
社会課題を解決しながら持続可能で豊かな生活を送れる世界を目指すTomoshibi Marcheはアップサイクルフード(プロダクト)の完成を目標に3ヶ月を過ごしました。環境にも消費者にも生産者にも優しい消費の仕方を広めたい!
Mitsubachi DAO:根本一希 #研究 #DAO
研究したい人に、研究をするための支援を、みんなで
「研究にかかる資金獲得が困難」という大きな問題へのアプローチに挑むプロジェクト。研究したい研究者がみな研究できる社会はいかにして実現できるのか!
Tasty and Heartful:奥津勝太 #おいしくてあったかい #コミュニティ
世界で一番おいしくて、あったかい街として世界に誇れる渋谷をつくる
渋谷にある様々な飲食店と繋がりながら「おいしくて、あったかい街 渋谷」を目指すプロジェクト。good for ebisuのプロジェクトにも採択され、活動の場を広げてきた成果に注目!
Lighting object Sakuratsukiyo:小林花 #デザイン #ものづくり
花に光を灯し、心に生きる力を。世界最高品質の家電ブランドたる生産管理体制を築く
一輪の花に心すくわれた経験をもつリーダーがそれを再現するべく、花に命が宿るかのように光が灯るオブジェの生産管理体制の構築に挑んだ6ヶ月。芸術のソフトパワーによって平和のインフラとなることを目指す彼女らの現在地とは!
WARUMONO PROD:Ende/イーデン #悪者 #ダイバーシティ&インクルージョン
悪者キャラが永遠に輝く社会を目指して
普段は絶対にやられてしまう立場の悪者が活躍する社会をつくるプロジェクト。以前自分を救ってくれた悪者を今度は自分が助ける番だと語るイーデンの半年間の成果とは⁈
Sadamaranai Obake:鴻戸 美月 #死生観 #デザイン
死にまつわる文化や価値観を、デザインのチカラで変えたい
死生観を気軽に話すことができ、なおかつどんな考えも否定されることのない社会を目指すSadamaranai Obake。2度のデススナック(死生観について気軽に話すイベント)を開催した成果とこれからの活動に注目!
■概要
日程:1/26(木)
時間:19:00 – 21:00 (開場18:30)
会場:100BANCH
参加費:無料(1ドリンク付き)
参加方法:Peatixでチケットをお申し込みの上、当日100BANCHへお越しください
■タイムテーブル
19:00-19:05 はじまりの挨拶
19:05-19:15 100BANCHの概要プレゼン
19:15-19:45 OBOGナビゲータープレゼン
19:45-20:00 Q&A
20:00-20:40 現役 / 延長卒業メンバーピッチ
20:40-21:00 記念撮影 / 交流会
■ナビゲーター情報
株式会社TeaRoom代表取締役/裏千家茶道家 岩本涼
(GARAGE PROGRAM 13期生 TeaRoomプロジェクトリーダー)
1997年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。幼少期より裏千家で茶道経験を積み、21歳で株式会社TeaRoomを創業。サステイナブルな生産体制や茶業界の構造的課題に向き合うべく、2018年に静岡県本山地域に日本茶工場を承継。2020年には農地所有適格法人の株式会社THE CRAFT FARMを設立。サプライチェーンの上流から販売までを一貫して担うことで、循環経済を意識した生産や日本茶の製法をもとにした嗜好品の開発及び販売、茶の湯関連の事業プロデュースなど、お茶の需要創造を展開。
また、裏千家より茶名を拝命しており、岩本宗涼として “茶の湯の思想 × 日本茶産業”に対する独自の視点で活動。「UC Davis Global Tea Initiative」最年少登壇や、グローバルビジネス誌「フォーブス ジャパン」が世界に影響を与える30歳未満の30人を選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」に選出、ダボス会議グローバルシェイパーズのメンバーなどの実績を持つ。
代表中原杏菜
2003年生まれ。高校一年次から疾患に対する食の補助的療法の研究を開始。「食から健康を紡ぐ選択肢」を社会に提示する手段を模索した末に「食べられる栄養スプーン【salii】」を開発・販売するプロジェクトを始動。前身研究がサイエンスキャッスル研究費のアサヒ飲料賞にて最優秀賞を受賞し、現在は今年夏の販売開始に向け準備中。自分のワクワクする本能に従ってテケテケ走り回っている。
代表五嶋 達暁
新卒野村證券を経て、2018年6月にfor Startupsに入社。既存のスタートアップ向けの人材紹介業に加え、新規事業立ち上げに際し、外資系IT企業との事業提携に貢献し、2020年3月に東証マザーズ上場。 現在は、ネットプロテクションズにて、事業開発責任者としてアライアンス活動を中心に従事。
プロジェクトリーダー(共同代表)根本一希
2000年6月3日生まれ、出身はチーバくんの首根っこ。
東北大学にて複数の学生団体の立ち上げに参画し、大学のシステム作りに貢献。その後研究者を目指すも、自分の才能の限界と共に研究界隈の問題にも気づき、研究をプレイヤーではなくオーガナイザー視点より貢献することを心に決める。その一環としてMitsubachiPJを立ち上げメンバーとして参画し複数のPJを展開。今回のDAOプロジェクトはいいだっしっぺ。面白いか面白くないかを行動指針として活動中。
リーダー奥津勝太
早稲田大学創造理工学部卒(同大学院卒)、三井物産の財務系部門にてDX推進を主導。 一方、従来の会計的に測定可能な価値だけでなく、今後人類が考えるべきその他の価値も含めた循環に興味を持ち、共同代表の澤登と2021年NPO法人O-Parkを設立。 サイエンスとアート、ビジネスとカルチャー、 相反するものの共存を模索しながら仕事と趣味に日々没頭している。 趣味はコーヒー、キャンプ、サウナ、洋服、インテリア。
代表小林 花
1995年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。新卒ではインキュベーション事業に従事。楚々とした一輪の野花に心すくわれた体験から、こうした体験を世界中に届けたいという思いで2020年に独立し、光のオブジェづくりに奔走中。人間の身体と心の鋭敏な感受性に沁みわたるモノを生み出すため、卓越した芸術家や技術者の協力のもとモノづくりに励んでいる。
BossEnde/イーデン
大学を卒業後、リサーチ会社で働いていましたが、重度のうつ病になり、休職。
うつ病期間中に、「もっとワクワクすることがしたい」「もっといろんな人に関わって喜んでほしい」と思い、リサーチ会社を退職いたしました。
現在はワクワクを作るためのITスキルを学ぶため、専門学校に通っています。
そして、いま自分が体験したうつ病期間中に体験したことからインスピレーションを得て、WARUMONO PRODを立ち上げました。
Sadamaranai Obakeプロジェクト 前リーダー鴻戸 美月
1994年石川県生まれ。奈良女子大学で服と音楽と女と鹿に囲まれた大学生活を送る。就職後、東京デザインプレックス研究所にてデザインを学び、現在は半分フリーでデザインや企画ディレクションを行なっている。ネガティブな偏見をポジティブに捉え直すことに興味がある。酒とカラオケと人の話が好きで、将来の夢はスナックのママ。
100BANCH