- イベントレポート
ナナナナ祭2022クロージングイベント「100年先をつくる~杜から学ぶ時間のとらえ方~」レポート<後半>
わがままを身に纏い、人生に前のめりになろう。
「わがままに生きてもいいんだ」
そんな思いを抱く人を、1人でも多く増やしたい。
そして、わがままな人で溢れる、今よりちょっとだけワクワクした社会を生み出したい。
今回の実験では、
真っ白なTシャツへのラクガキを通じた、自己表現を行う・承認を受け取る体験を届けつつ、
わがままと幸福感、自信、生きがいなどの相関関係を調べていく。
そして将来的にはわがままの体系化を行い、「わがままメソッド」の開発を目指す。
たった一度きりの人生くらい、わがままに生きちゃいましょう。
私は、わがままになりたい人である。
そして学校、会社、家庭、あらゆる場所に、わがままになりたい人はいるのではないか。
どこか漠然とした「やらされ感」を抱き、なんとなく過ごす毎日。 自分の声を押し殺して、「他人が求める自分」を演じ続ける日々。 日々の忙しさでごまかしてみるも、ふとした瞬間に訪れる虚しさ。 そのやらされ感が、押し殺した声が、ふいに訪れる虚しさが、少しずつモヤモヤとして自分の中に積み重なっていく。そしていつしか「生きづらさ」となり、自らの首を絞めてしまっている。 必ずしもそれが悪いことだとは思わない。そして全員がこうだとも思っていない。ただ少なくとも、自分自身はとても苦しかった。
「世界幸福度ランキング」において、現在日本は56位となっている。 そして上位国と数値が離れている項目には「国民の主観的幸福度」が大きく関与している。 その「主観的幸福度」には、「私たち一人一人がどれだけわがままに生きられているか」が大きく影響すると考えている。
もっと人々が、人生に前のめりになれる社会はつくれないだろうか。 もっと人々は、意志を持ってわがままに生きてもいいのではないか。 これが、私たちWaQ!!!の動機である。
わがままは、人生に前のめりに生きるための鍵となるのでは。
わがままであるためには、
「選択肢や刺激を得られ、背中を押される環境」
「自己を他者から承認されて、安心できる環境」
この2つが必要不可欠なのではないか。
また自己を表現したTシャツを身に纏うことで、いつもよりほんの少しだけ自信を持つことができるのではないか。 その自信が、わがままへの第一歩になるのではないか。
そしてもし、わがままを生み出す共通項があるのなら、 誰もがわがままになることができる「わがままメソッド」を形成することができるのでは。
1. わがまま増殖計画第1弾の実施 真っ白なTシャツへのラクガキを通じた、自己表現ワークショップを実施する。
2. わがままメソッドの検証、体系化 わがままに関する調査・参加者の意識変容などをもとに、「わがままを生み出す共通項」を可視化し、「わがままメソッド」を開発する。
3. わがまま増殖計画第2弾の発表 ワークショップという形式に限らず、あらゆる形でわがままの種を蒔く施策を検討し、100BANCHにて発表を行う。
・3カ月でのべ50名にワークショップを実施する。(対象者の例:学校教員を志す大学生)
・わがままの体現者とも言える、100BANCHの仲間に対しても開催する。
・わがままに関する調査・参加者の意識変容などをもとに、わがままの構成要素を突き詰める。
・ワークショップや調査を通じて生み出した「わがままメソッド」をもとに、次なる打ち手を見つける。
「わたしはこれがやりたい!」と胸を張って人生を歩む人にあふれた社会をつくる。 心からやりがいを持ちワクワクと生きる人を増やし、日本の幸福度ランキングを引き上げる。
言いだしっぺ / ワクワククリエイター安田 舜
「前のめりに生きる人を増やして、日本をワクワクさせる」が人生においての野望。教育、コミュニティ、演劇といろんな形の「場づくり」が好き。とりあえずやろうで動き出すタイプだが、最近は気づいたらパンクしているのが悩み。本人にこれといった武器はないため、最強の言いだしっぺを目指している。
ワクワクハンドクラフター吉冨 衿香
物理的空間だけでなく、そこで生まれる人やモノとの関係性によってできる空間を設計したい。場づくりやテンポラリーアーキテクチャーに関心あり。海外で家を建てたり、可動式什器でまちと人をつなぐ活動をしたりと幅広い活動を実践。これからもまちの中で人と関わる活動にトライしたい!7畳の部屋にクマ5匹と暮らすクマ好き。
ワクワクサーキュレーター山藤 優花
「世界にもっと繋がりを、一人ひとりに幸せを」がモットー。バリスタしながらライティング・Webサイト運営・イベント企画など、誰かをワクワクさせることにはなんでも飛びつく。出会いや気づきの場をつくり、新たな循環を生み出す仕掛け人になりたい。コーヒーを淹れながら人と豆と対話する時間が大好き。
ワクワクハッカー濵地真代
教育とITの掛け算でワクワクをハックする大学生。指導案検索ツール(senseition.net)やゲーム型英語学習アプリ(トレトレ)を開発した。WaQ!!!を通じてもっとわがままな教育を届けたい。趣味は一人旅で、一昨年ヒッチハイクで日本一周をし、次は世界一周を目指している。好きな生き物はサメ。
ワクワクパッセンジャー児玉竜之介
何やら面白いことをやっているWaQ!!!に途中参戦した、正体不明の金髪。見た目とは裏腹に読書、個展鑑賞、散歩とそれっぽい趣味を持ち合わせた内向人。「0→1と1→∞」の両立を目指す欲くばり人でもあり、WaQ!!!では戦略策定といった参謀の役割を担う。
作家乙武 洋匡
1976 年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。大学在学中に出版された『五体不満足』が 600 万部を超すベストセラーに。 卒業後はスポーツライターとして活動。その後、小学校教諭、東京都教育委員などを歴任。地域に根差した子育てを目指す「まちの保育園」の経営に参画。2018年からは義足プロジェクトに取り組み、国立競技場で117mの歩行を達成。2022年、参院選(東京選挙区)に挑戦するも落選。
プロジェクトの歩み
入居開始
自分らしさを明確にして活動を進める—— 実験報告会 & メンタートーク(KESIKI 石川俊祐さん)
【オンライン開催】100年先の未来を描く7プロジェクトがピッチ!
12月実験報告会&メンタートーク加藤晃央(世界株式会社 / CEKAI 共同代表)
ラクガキでSDGsに触れる、子ども向けTシャツ創作イベントを有明のパナソニックセンター東京で開催
ワガママじゃない人の目に映る、ワガママすぎる100BANCH [14日目]
Z世代ラクガキユニット「WaQ!!!」とサステナブルな取り組みを推進する老舗企業、プロジェクトがコラボ
未来を描く5プロジェクトのチャレンジ 2021年12月 GARAGE Program実験報告会
100BANCHの未来を一挙に体験できる常設展示エリア「Gallery」をリニューアル
ちびっこが作ったTシャツ屋さん
ナナナナ祭 EXHIBITION【2F GARAGE/3F LOFT】
ナナナナ祭2022開幕——本拠地・渋谷での3年ぶりの夏祭りで未来を熱く発信!
ナナナナ祭の見どころを一挙に紹介!「オープニングイベント」レポート
「こどものラクガキって なんか、よくない?」と10日間言い続けてみて感じたこと。—ナナナナ祭2022を終えて
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