- イベントレポート
自然写真と食を通じて、人と自然の距離感を探求する〜存在する写真 × 旅するstudio&cafe─ナナナナ祭2023を終えて
"存在する写真"は、未来に何が残せるだろうか
大量の写真に溢れるデジタル時代に、 物質に写真を焼き付けることで出来る"存在する写真"は、写真の価値を再定義し、新たな価値を創造できるのではないだろうかと考えました。自然や原風景写真と、その土地で生まれた木やガラスなどの素材を融合した"存在する写真"を通じて、自然と向き合い、"人と自然はどう向き合うべきなのか"を探究していきます。
小さな頃の夢だった、動物に関わる仕事。 世界を旅して気付いた、日本の唯一無二の景色。
好きな写真を通して、 自分が好きなものを 未来に残すために 出来ることをやっていきたいと思います。
写真の一枚一枚の存在がデジタル化によって弱まっているとすれば、フィルムの写真一枚を大切にしていたように、写真を物質として存在させることで、世界に一つだけの写真となるのではと考えました。 そして視覚だけでなくその手触り、匂いも合わされば、一枚の写真から伝えられることはもっと増えるのではないかと考えています。
消えゆく原風景、絶滅に瀕する種のいまを写真で切り取り、その被写体に由来する物質と融合させます。
実験で生んだ写真たちを100BANCHをはじめ、さまざまな場所で展示を実施し、一人でも多くの人にいまを伝えていきます。
全国各地で活動し、一つでも、一種でも多く、いまを伝え、未来に残していければと思います。
代表髙野洋
1990年千葉県生まれ、三人兄弟で、好きなコト/モノは、「旅」「写真」「自然」。UVプリントの技術を駆使しながら、自然/動物写真を中心に活動する。無人航空機操縦技能/無人航空機安全運航管理者/DIYリフォームアドバイザー。
映像クリエイター小原悠人
1981年岩手県花巻市生まれ。立教大学文学部比較文芸・思想コースにて映画表現論を専攻。Vシネマやスポーツ、医療など、ジャンルを横断して数多くの映像を手掛ける。監督を担当した短編映画「OFUKU」では、カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナー入選。同作品にて2017年ニューヨーク・チェルシー映画祭審査員特別賞受賞。
ライター鈴木晴野
1999年生まれ。千葉県香取市出身。成蹊大学22卒。学生時代に、大学広報や「ニッポン手仕事図鑑」でのライター、茨城移住計画PJ「if design project」などを経験。素敵なヒトやコト・ローカルにすぐに惹かれやすいです。
プランナー上本亜季
2000年埼玉県生まれ。産業能率大学経営学部にてマーケティングを専攻。学生時代に、NPO法人ETIC.でインターン。人と人を結びつけることに興味を持ち、オンラインイベントを企画・開催。その経験から日本仕事百貨しごとバーに出演。現在は株式会社ハッチにて新規事業や自社事業をプロデュースする領域でPAとして在籍中。
プランナー霜田直人
「食」「暮らし」「農」「地域」などをテーマにした撮影や官公庁・自治体などの企画案件などを担当する元フリーカメラマン兼プランナー。食にまつわる上流から下流までの様々な仕事に従事。現在はスタートアップ企業にて国内中小企業の事業支援携わる。
東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授岩田 洋佳
幼少期をタイ、インドネシアで過ごす。
東京大学 農学部卒。東京大学 大学院農学生命科学研究科で博士号を取得。
統計学・情報科学と農学の融合をテーマに、農研機構で研究に従事後、2010年より東京大学 生物測定学研究室 准教授、2023年より教授。
現在は、ゲノム科学と情報科学の融合による品種改良の効率化、植物と微生物の交互作用の品種改良を介した強化、リモートセンシングを用いた農業・林業の効率化などを主な対象に研究を展開中。
プロジェクトの歩み
入居開始
100BANCHの未来を一挙に体験できる常設展示エリア「Gallery」をリニューアル
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年4月 GARAGE Program実験報告会
ナナナナ祭 EXHIBITION【2F GARAGE/3F LOFT】
ナナナナ祭2022開幕——本拠地・渋谷での3年ぶりの夏祭りで未来を熱く発信!
ナナナナ祭の見どころを一挙に紹介!「オープニングイベント」レポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年7月 GARAGE Program実験報告会
マテリアル×写真 〜 存在する写真で伝える自然のいま 〜—ナナナナ祭2022を終えて
ナナナナ祭2022クロージングイベント「100年先をつくる~杜から学ぶ時間のとらえ方~」レポート<後半>
存在する写真×旅するstudio&cafe
自然写真と食を通じて、人と自然の距離感を探求する〜存在する写真 × 旅するstudio&cafe─ナナナナ祭2023を終えて