- イベントレポート
開拓者の背中と心強さ—— 実験報告会&メンタートーク
うっかりアセンション?!スパイスの力で 編纂する現代版「味覚の生理学」
100BANCHだから100スパイス。世界のあらゆる味覚が詰まった100種類のスパイスセレクションを作り、クラウドファンディングによる販売を目指します。ワークショップ形式で世界中の様々な料理のテイストを学びながら、テイストのセレクションを作り、商品として発表します。
スパイスを売りたい。
人々の「味覚」に対する概念が曖昧すぎるのではないか。例えば、 WEBサイトのレイティングや価格、パッケージのデザインやお店の雰囲気に騙されていて、本当に美味しいものは何か、わからないまま、食の評価を行ない、生活しているのではないか。我々は食を「素材」「調理」「テイスト」の3つの概念に分けて捉えてみたいと考えている。「調理」は料理人によって研究尽くされているし、近年「素材」にこだわる人々や企業も増えてきている。一方、本質的な「味覚」はまだまだ追究の余地があるのではないか。歴史を掘り起こせば、ブリア・サヴァランは「美味礼讃(原題:味覚の生理学)」で「美食」とは何かを語った。我々は食の受け手の見地から味を分析し、食を解体してゆきたいと考えている。
世界各地の食をテーマにした研究会を実施(例:日本、トルコ、中国、フランス……など)、それぞれの特徴を表す味覚、そしてそれをなすスパイスとは何か、抽出し、まとめる。そして、それをPodcastとして発信していく。(適宜100BANCH内の他プロジェクトの方々など、ゲスト参加も検討)。
世界各地のスパイスと、味覚、料理の対応表を作り、それを元に「あらゆる味覚を再現できる100のスパイスセット」を開発し、クラウドファンディングで販売する。
・「味覚」視点から、食を紐解いてゆくことで、ブランドや価格、食べログの点数にとらわれない、本当に自分に合った食事を、人々が発見できるようにする。
・「味覚」を理解した上で、新しい刺激に満ちた「味覚」を発見し、人類に味覚のアセンションをもたらす。
光のリーダー池 ももこ
料理家/空間・フードスタイリスト(Food I Beauty I Life style I display design)
お米もまともに炊けない料理オンチの状態から自炊で−15kgのダイエットにも成功。元アパレルPR時代の経験を活かした色彩感覚を活かし、空間・フードスタイリングが得意。
影のリーダー塚原 怜
ミュージシャン/ラノベ作家/マーケッター
広告代理店で食品開発やフードマーケティング、通販に携わった後独立。映像を軸として広告制作やマーケティング領域のコンサルタントに従事。現在は日々音楽制作と執筆活動に励みつつ、資本主義を相対化してD2CでもSAASでもない新しい概念に基づく起業がしたいと祈りを捧げています。
闇のリーダー服部 憲明
ペインター | 事業開発・管理
絵画からサプリメントまで、100年後のことを考えながら生きています。
カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長楠本 修二郎
1964年福岡県生まれ。リクルートコスモス、大前研一事務所を経て、2001年カフェ・カンパニーを設立。 コミュニティの創造をテーマに「WIRED CAFE」など約80店舗の企画・運営や地域活性化事業、商業施設プロデュース等を手掛ける。 2021年「日本の愛すべき食を未来につなぐ」ことを目的にグッドイートカンパニーを設立。 その他、内閣府クールジャパン等の政府委員や東日本の食の復興を目的とした「東の食の会」、「おいしい」を軸に新たな循環や仕組みを生み出し持続可能な未来への貢献を目指す「おいしい未来研究所」の代表理事等も歴任。