- イベントレポート
100年先の未来を描く4プロジェクトが登壇 2023年12月 GARAGE Program実験報告会
バリアフリーな食によって、誰もが食を楽しめる世界をつくる!
私たちは、世界中へバリアフリーな食の普及を目指すプロジェクトです。
アレルギーがある人もない人も、一人でも多くの人が食を通じて笑顔になる体験を提供したいという思いを込めて、日本初のバリアフリーお菓子ブランド「ISSA KITCHEN TOKYO」を立ち上げました。現在は食物アレルギー関連商品の開発・販売を行っております。今後は国内外問わず、販路を拡大した卸売販売、実店舗の出店等を通して、従来のアレルギー対応食品とは一線を画した、美味しくて可愛い食品を提供し、信条や病気に関わらず誰もが食体験を共有できる世界を実現します。さらに、私たちの商品を介して食物アレルギー患者の方々への理解普及を促進し、患者の方々が抱える課題や悩みに寄り添い、新規事業を含めたバリアフリーな食を世界に届けるための活動を幅広く展開して参ります。
誕生日の日には家族で食卓を囲みケーキのろうそくを消し、みんなで “食べる”。友人と放課後にお菓子を持ち寄りくだらないことをおしゃべりしながら “食べる”。
食はただ食べるという行為ではなく、食を通じて人と人とが分かち合える、何者にも変えがたい幸せを共有することができる行為である。しかし、食物アレルギー患者の方々の中には、多くの人にとっての当たり前である「食体験」を経験したことがない人々が、日本のみならず世界中にたくさん存在する。
重度の食物アレルギー患者の弟をもつ、本プロジェクトリーダーの加納は、そんな食物アレルギー患者の辛い現状を間近で見て、心を痛めていた。この背景から、食物アレルギーがある人もない人も誰もが食を共有し、笑顔になれる世界を実現したいと思うようになった。
現在日本では乳幼児の約6人に1人が食物アレルギーを患っており、その数は10年で倍増している。日本のみならず世界の食物アレルギー患者も増加傾向にあり、それに伴い、食体験を共有できずに苦しむ、疎外される人も増加すると予想される。
バリアフリーの食を一人でも多くの方へ提供するためのアプローチを多方面から図る。
1. フェーズ1として、高級スーパーやホテルへのtoB販売を実施、フェーズ2では中価格帯のコンビニやスーパーにて販売を実施し、より多くの消費者への訴求を図る
2. アレルギー対応レシピ生成AIの実証実験
3.メタバース・アニメーションを利用した食物アレルギーに関する理解普及を促進するコンテンツの試作
4. 新商品開発・既存のレシピ改良
1. ホテルや高級スーパー、コンビニやスーパーにて商品販売を実施し、日本の消費者の方々へ訴求を進める
2. アレルギー患者向けのレシピの開発
3. 食物アレルギー患者の方々への理解を普及するためのコンテンツ開発
ISSA KITCHEN TOKYOが生み出す新常識「美味しくて可愛くて環境にも良い、バリアフリーなお菓子」を世界の常識に。世界中の人が食を楽しめる世界を創造する。
プロジェクトリーダー加納颯人
2005年東京生まれ。高校1年次に弟の重度の食物アレルギーをきっかけとして、食物アレルギーの課題解決を目指し、株式会社RelieFoodを創業。その後、食物アレルギーのある人もない人も誰もが食を共有し、楽しめる世界の実現を目指し、お菓子ブランド「ISSA KITCHEN TOKYO」を設立。食物アレルギーの遺伝的要因の研究も行う。
Business Development大村慧
以前はロケット開発などDeep Tech領域で研究、事業開発を行う。加納の理念に共感し、株式会社RelieFoodにBizdevとして参画。
Business Development髙橋ゆりか
2005年生まれ。福島県の360°山に囲まれた場所で育つ。地方の中高生に異文化交流を届ける学生団体の立ち上げに携わる傍ら、仙台のアクセラレータープログラムSGSCに参加。「誰もが食体験を楽しめる世界を作る」ISSA KITCHEN TOKYO の理念に共感し参画。好きな食べ物は生ハム。
Business Development田中あさひ
2005年生まれ。カナダ留学にて食の多様性のなさに驚き、問題意識を抱く。代表の加納とはmakers_u18 8期生の同期で、その人柄とビジョンに共感し参画。普段は高専で電気電子技術を学びながら「サバイバルキャンプ」によるリトリートとツーリズムを実現しようとしている。好きな食べ物はエクレアとクッキー🍪
Tech Lead福原陸翔
2004年4月生まれ。主に研究・開発を行い、人とコンピュータの関わり・そこから生まれるものに興味を持つ。RelieFoodでは、食・アレルギー・人に焦点を当てた研究・開発を行う。代表の加納とはmakers university U-18で出会い、その人柄とISSA KITCHEN TOKYO の理念に共感し、参画。好きな食べ物はドーナツとシュークリーム。
カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長楠本 修二郎
1964年福岡県生まれ。リクルートコスモス、大前研一事務所を経て、2001年カフェ・カンパニーを設立。 コミュニティの創造をテーマに「WIRED CAFE」など約80店舗の企画・運営や地域活性化事業、商業施設プロデュース等を手掛ける。 2021年「日本の愛すべき食を未来につなぐ」ことを目的にグッドイートカンパニーを設立。 その他、内閣府クールジャパン等の政府委員や東日本の食の復興を目的とした「東の食の会」、「おいしい」を軸に新たな循環や仕組みを生み出し持続可能な未来への貢献を目指す「おいしい未来研究所」の代表理事等も歴任。
プロジェクトの歩み
入居開始
バリアフリーお菓子ブランドや家庭環境に悩む少年少女への寄り添わない支援などGARAGE Program第74期の3プロジェクトが100BANCHに入居
「アクアリウム文化の発展で、人と自然が共生する世界をつくる。」100BANCH実験報告会
「ストロー愛を追「吸」したら未来の社会が見えてきた」100BANCH実験報告会
100年先の未来を描く4プロジェクトが登壇 2023年12月 GARAGE Program実験報告会
コンタクト
https://issakitchen.base.shop/
https://www.instagram.com/issa_kitchen_tokyo/