竹専用の接合部「OKINA」で、あり余る地域資源を「宝の山」にする
OKINA
竹専用の接合部「OKINA」で、あり余る地域資源を「宝の山」にする
世の中にあふれている素材を見つめ直し、素材が持つ可能性を示していく
私たちは素材の使い方、使われ方を見つめ直し、そのポテンシャルを引き出すデザインを行うプロジェクトです。
LifehackMaterialは身の回りに存在するすべてのモノを素材として捉えています。制作物を通して新しい「モノの見方・使い方」を示し続け、人々に素材が秘める可能性を伝えていきます。
街中の飲食店がビールケースやドラム缶を椅子やテーブル代わりにしているのを見て、言葉にできない感動を覚えると共に、本来とは違った使われ方をしているモノが世の中にあふれていることに気づいた。
新しい素材や技術の誕生により、これまでの素材、技術がないがしろにされるのは寂しいと思い、既存のモノやマテリアルに着目し、それらを有効活用する方法を研究し、新しい「モノの見方」を世の中に発信したいと思った。
先端素材、先端技術に注目が集まる中、いずれ技術の発展、進歩にも低迷期がくると想定し、そういった時代に直面した際に、既存のモノの捉え方、使い方が重要になってくるのではないかと考えた。モノ、素材の使い方は一辺倒ではないはずである。「全ての素材は非常に大きなポテンシャルを秘めており、まだまだ引き出せる余地がある」と仮定し、固定概念を取り払うようなデザインを行うことで、上記に示した仮定の証明をしていきたい。
3カ月の進め方としては、従来から行なっている①リサーチ②制作③アウトプットの3段階で進めていくことを想定している。リサーチに始まり、最後のアウトプットまでたどり着くことを3カ月間の目標とする。現状、アウトプット先の候補としては、DESIGNARTや、リサーチの過程で得たストーリーや素材と所縁のある場所を考えている。また、100BANCHでの3カ月の成果物と並行して、複数のデザインコンペや作品の展示会を行うことも想定している。
現在は駆け出しのプロジェクト故に、自ら素材の調達、コネクションづくり、リサーチを行っている状態である。展望として、素材のエキスパートとして広く認知されるようになり、素材の使い方の相談や素材そのものが自ずと集まる環境を構築したいと考えている。また、100年先といわず、数年以内に上記した仮定「全ての素材は非常に大きなポテンシャルを秘めており、まだまだ引き出せる余地がある」を証明し、新しい「モノの見方」をする人を増やしていきたいと考えている。
LifehackMaterialの活動を見た全ての人々が素材の持つ可能性を意識し、誰もが素材のイノベーションを起こせる未来になる。
Lifehackmaterial代表五月女健翔
アメリカや上海など、様々な国で暮らしてきた経験から、3ヶ国語を習得。大学では空間デザインを専攻し、折り紙×デザインをテーマに研究を行った。研究以外では、教育機関や地域と協力し、自身が考案した折り紙を用いたワークショップなども行っている。在学中、並行して様々なデザイン業務を請け負っており、分野横断的なマルチデザイナーとしての軸が培われた。
Lifehackmaterial
Design engineer竹田昌平
1999年生まれの東京都出身。幼少期からものづくりに興味を持ち高校卒業後、内装設計を学ぶために専門学校と大学に進学。大学在学中に3Dプリンターと出会い、樹脂素材の可能性に魅了され、国内の大型3Dプリンターメーカーに就職。現在は、3Dプリントの内装材や暮らしのアップサイクルを軸とし、個人でも制作活動をしている。
Lifehackmaterial
Design engineer伊藤大晟
大学で空間デザインを学び、現在在学中の建築の専門学校に入学。人の行動や習性への関心から大学在学中はシェアをテーマに研究を重ねた。大学在学中に鍛えた探究心や向上心、不屈の精神を武器に現在は建築への学びを深めながら、プロダクトや空間デザインを通して人間の生活をより良くする”何か”を日々探求している。