竹専用の接合部「OKINA」で、あり余る地域資源を「宝の山」にする

OKINA

プロジェクト概要

私たちは、あらゆる地域にある竹と竹専用の接合部「OKINA」を使って様々な空間を生み出すプロジェクトです。
我々が開発した竹と竹を接合する金物「OKINA」を利用すれば、地域の竹で、テーブルやテント、シェルターなどを誰でも簡単につくることができます。このOKINAを利用して、地域の人と地域の資源で、地域に必要な空間と資源の循環を生み出すことに挑戦します。

  • 食メイカーズ
  • 09ものづくりは素材と製品の輪廻転生を司る行為である
  • #竹
  • #ものづくり
  • #コミュニティ
  • #資源
  • #地域課題
  • #78期

動機

代表・大野が建築を学び始めたのと同時に3.11が起こり、道路が破壊され建築資材も運べない状況の中、大学発のプロジェクトで現地で採れる竹と学生の力で、竹の集会所を建設した。その経験から現地の「もの」と「人」を組み合わせればなんでもできることがわかり、地域の人と地域の資源で空間をつくり続けている。

仮説

身の回りにたくさんの資源があるのに、現代人はその資源を使いこなす能力を失ってしまっている。その結果、地域の資源は利用されず厄介者とされ、資源が循環していかない。大きな力で資源の循環をつくるのではなく、自分の必要なものを身近なものでつくれば、自然と資源は循環するはずである。

実験

東京渋谷の都会の地で竹がどのように見られるのか、どんな力を発揮するのか実験する。
1. 竹イベントの実施|今までの100BANCHの竹関連プロジェクトを集めてイベントを行う
2. 竹の展示|OKINAによる家具や空間の展示を行う
3. ワークショップ|竹切りからOKINAの組み立てまでのワークショップで体験をつくる

目標

1. 東京近辺のどこかのイベントでOKINA家具やテントを導入してもらう。
2. ワークショップなどで、都会の大人が自然に触れ、ものづくりまでを行うという体験のかたちをつくる。

未来

誰もが自分たちで生きていくことができる野生の力を身につける。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    1992年滋賀生まれ。大学に入るまではのほほ〜んと過ごしてました。東日本大震災の時に、そこにあるもので何でもつくれることがわかり、その後被災したフィリピンの貧困地域などに住みながら、その地の人とものづくりをしていました。日本で暮らすようになったのはコロナ禍以降です。
  2. 渋谷の街のエピソード
    展示のために、30kgくらいある石をキャリーケースに入れて歩いてたら、タイヤが壊れて大変な思いをした記憶があります。
  3. メンバーたちの意外な一面
    メンバーの多くが竹好きなのですが、竹好きには変な人が多いです。ちなみに代表の僕は竹があちらこちらにあるから使ってるだけで竹好きではありません
  4. 意気込みをお願いします!
    いつも関西圏で活動しているので、関東の人たち仲良くしてください!

プロジェクトメンバー

  • OKINA リーダー/Studio on_site代表大野宏

    土地の人と素材と技術で建築をつくる建築家。COVID-19以前は、発展途上国の貧困地域等で活動をしてきた。2025年に開催される大阪・関西万博で建築を設計する若手建築家としても選出されている。

  • OKINA/新工芸舎 代表三田地博史

    3Dプリンター等を用いたプロダクトデザインを手掛ける。デジタル技術による新しいものづくり「新工芸」の普及を目指す。自然素材の活用にデジタル技術を取り込み、新しい形を生み出している。

  • OKINA/BUNKAI PROJECT
    代表"
    箕浦希奈

    昔自分達の遊び場であった愛知の竹林を、美しい場所へ甦らせるベく地域活動を行っている。竹林整備から、竹炭の制作、ワークショップ、マルシェ等を行い竹の魅力を様々な人に発信している。

  • OKINA/株式会社高野竹工西田隼人

    京都府長岡京に本社を置く、竹の生産から工芸品の制作までを行う伝統工芸店。伝統を守りながら、竹の未来を開くべく、新たな企画や挑戦を職人と共に行っている。

  • OKINA/演劇空間ロッカクナット代表原良輔

    建築と演劇を得意分野とする空間演出コレクティブ。ヒトとモノのコミュニケーションについて検討・実験しながら、劇場外の場における演劇的な空間の発見に取り組んでいる。建築×演劇のアートプロジェクトとして、放置竹林を会場に竹製の特設ステージを製作し野外演劇公演などを行なっている。

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