二度と自分も騙されない! AIで世界から詐欺をなくす。

ToI Nexus

プロジェクト概要

私たちは世界から詐欺をなくすことを目指すプロジェクトです。
私たちが開発しているのは、社会問題となっている高齢者の「特殊詐欺被害問題」を解決するプロダクトです。開発を決めたのは、1年半前にプロジェクトリーダーである西谷が詐欺被害にあったからです。 
類似プロダクトにはない特徴は3つあります。①リアルタイムでの詐欺検知・警告、②AIを活用した詐欺検知、③簡単な設置、です。
このプロダクトを第一歩目として、自分と同じ思いをする人が一人でも減り世界から詐欺被害をなくします!

  • 食メイカーズ
  • 01人とテクノロジーは互いに挑発し創発する
  • #AI
  • #防犯
  • #安心
  • #エンジニアリング
  • #92期

動機

開発を決めたのは、1年半前に自分が詐欺被害に遭ったからです。幸いにも被害は少額でしたが、精神的にはかなりショックでした。実際に、被害者は精神的に追い詰められ自殺してしまった例も存在します。自分が騙された経験から「詐欺被害」の深刻さとソリューションが求められていることを確信し、開発を決めました。

仮説

仮説1:「現在のプロダクトで実環境でも正常に動作し詐欺電話を検知できるのか。」
詐欺電話のデータ数は公開されているものの数には限りがあるため、効果を証明するためには実際に高齢者の方に使っていただき被害を防いだ実績をつくることが大切だと感じています。
そこで現在、3月から八潮団地にて高齢者100人を対象に6カ月間の実証実験を行うことを計画しています。

仮説2:「高齢者に向けてプロダクトをアピールするのではなく、高齢者を支える子ども世代に対してアピールをして価値を感じてもらうことがこのプロダクトの普及、『世界から詐欺を無くす』というVisionの達成には重要なのではないか。」
詐欺被害者の7割は65歳以上の高齢者。また被害者の8割は、「自分は、騙されない」と思っています。自分も同じでした、「さすがに自分は、騙されない」。 そのため、高齢者が自ら詐欺対策製品を利用するのはハードルが高いと考えています。
そこで高齢者ではなく、高齢者を支える子ども世代に対してアピールして、「両親・祖父母が心配」といった思いに我々が応えることが詐欺被害を無くしていくには大切だと考えています。子ども世代への部分的なヒアリングでは「両親・祖父母に使ってほしい」との声もあるため、これからこの潜在的なニーズを明確なものとして証明していきたいと思います。

実験

【高齢者100人を対象とした実証実験】

3月から八潮団地にて高齢者100人を対象に6カ月間の実証実験を行うことを計画しています。
この実証実験の目的は2つあります。

1. 実際に詐欺被害を防いだ実績をつくりFraud Shield AIに価値があることを証明する。
2. 詐欺被害を防いだ実績により、警視庁等からの表彰、メディア掲載10件以上を達成し、信頼性を獲得する。

<マイルストーン>
3月中に15台の配布。
5月末までに、詐欺被害を防いだ実績を1件達成。
6月末までに100台配布完了。
8月末までに、サギ被害を防いだ実績を5件達成。
9月までに警視庁から表彰。

<内容>
両親や祖父母をもつ世代の方を対象とした、プロダクトの紹介ワークショップの開催。

<アプローチ>
– ワークショップ内容の決定、議論。ワークショップで検証したい仮説の決定(3月上旬)
– SNS等に発信するプロダクト動画の作成(3月上旬)
– 各種SNSを使ったプロダクト・活動の情報発信 (3月から開始)
– 100BANCHを活用したワークショップの広報 (4月上旬)
– ワークショップ、ヒアリング実施(4月中旬)
– ワークショップによる仮説検証の結果を踏まえて、マーケティング方法、ビジネスモデル、プロダクト機能のブラッシュアップ(5月上旬まで)
– プロダクトの改善期間(6月末まで)

目標

1. 両親や祖父母を持つ子ども世代をターゲットとしたビジネスモデルのブラッシュアップ
2. 詐欺被害を防いだ実績5件以上
3. 警視庁からの表彰
4. メディア掲載10件以上
5. クラウドファンディング1000万円
6. 学生ピッチ甲子園優勝

未来

詐欺のない世界。
電話詐欺に限らず、新たな手口が発生しても即座に対応できるサービスの実現。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    2006年生まれ、釣りばっかりやってきました。
  2. 渋谷の街のエピソード
    渋谷ヒカリエで行われたディープラーニングコンテスト2024(DCON2024)で優勝しました。コンテスト前日には、リハーサルの後メンバー全員で宮下パークでプレゼンの練習を夜通しやってました。めっちゃいい思い出です。
  3. メンバーたちの意外な一面
    プロジェクトリーダーの西谷は小中学生の頃は、「ビジネス、エンジニアリング」なんて全く興味がなく、学校の備品を壊したり、ひたすら遊んでるやんちゃ坊主でした。
  4. 意気込みをお願いします!
    製品化モデルまで完成させて、世の中にこのプロダクトを広めて本気で世界から詐欺被害をなくします!!

プロジェクトメンバー

  • ToI Nexus 代表西谷 颯哲

    東京都立産業技術高等専門学校 AIスマート工学コース 。
    ディープラーニングコンテスト2024(DCON 2024)にて詐欺電話検知プロダクト「Fraud Shield AI」で最優秀賞受賞。
    DCON2024では9人チームのチームリーダーとして活動。その後日本ディープラーニング協会(JDLA)からの支援を受け、株式会社「ToI Nexus」を創業

  • ToI Nexus 役員平良 文哉

    都立産技高専AIスマート工学コース。
    プログラミング研究部の部長をしていた経験があり、第34・第35回全国高専プログラミングコンテストの競技部門に部員ともに出場しそれぞれファイナリスト・準決勝進出。DCON2024では、Fraud Shield AIの詐欺判定プログラムの作成。

  • ToI Nexus 役員尾島 睦月

    都立産業技術高専情報システム工学コース、セキュリティアーキテクト。
    ディープラーニングコンテスト2024(DCON 2024)にて詐欺電話検知プロダクト「Fraud Shield AI」で最優秀賞受賞。同大会では、詐欺例文生成処理を担当。

  • ToI Nexus メンバー緒方 宏太朗

    東京都立産業技術高等専門学校 電気電子工学コース
    ディープラーニングコンテスト2024(DCON 2024)ではプロダクトの基板作成等主にハードウェアの開発を担当

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