あなたのココロにリーチ!
感情の可視化から、新たな社会基盤を創造する

COCOREACH

プロジェクト概要

私たちは感情の共有・定量化を通して生体情報を新たなインフラとすることを目指すプロジェクトです。
ココリーチは、生体情報を活用して感情を定量化・可視化し、人々の体験価値を高めることを目指すプロジェクトです。

心拍などの生体情報をもとに、個人が自身や他者の感情を理解しやすくするだけでなく、企業に対しても顧客の本音の感情を把握する新たなマーケティング手法を提供します。

まずは「面白い・便利・嬉しい」と感じられる体験、ユーザの心にリーチする体験を創出し、生体情報の共有を社会に浸透させることで、将来的には多様な産業の基盤となることを目指します。

  • 食メイカーズ
  • 08ものはこころをつなげ通じ合うメディアとして存在する
  • #心
  • #可視化
  • #センシング
  • #マーケティング
  • #92期

動機

私たちココリーチは、生体情報の活用が医療・ヘルスケア領域に留まらず、コミュニケーションやマーケティングのあり方を変革する可能性を持つと確信しています。
しかし、現状では「生体情報を日常的に共有する文化」が根付いていません。
過去の研究・事業経験を通じて、段階的な社会浸透が必要であると考え、このプロジェクトを立ち上げました。
生体情報が感情の可視化を促し、人々のつながりや企業の意思決定を豊かにする世界を実現したいと考えています。

仮説

「生体情報を社会に普及させるには、フェーズを分けて段階的に浸透させる必要がある。」
現時点では、生体情報の継続的なモニタリングには抵抗を感じる人が多いですが、消費者の視点に立って、抵抗の感じにくい手法を模索し、最終的にマーケティング分野へ展開することで、普遍的な社会インフラとして定着すると考えています。特に、企業やユーザーにとって魅力的なサービスとなるためには、感情の定量化と可視化が価値を生むことを実証する必要があります。

実験

私たちは、この仮説を検証するために「生体情報×感情データ」の活用方法を模索し、以下の実験を行います。

1.感情推定技術の確立
・複数の生体情報を組み合わせた「感情推定アルゴリズム」の開発・検証
・ユーザーが抵抗感少なくデバイスを付ける方法の開発
2.「位置情報×感情推定」の価値探索
・ユーザーの行動履歴と感情データを関連づけ、マーケティング活用の可能性を検証
・企業のニーズや導入障壁の調査
3.社会実装に向けた実証実験
・SNS上での反応分析やユーザーの行動変化を検証

目標

1.感情推定技術のプロトタイプを開発し、デモを実施
2.企業やインフルエンサを巻き込み、実証実験を行う
3.企業向けアンケート・ヒアリングを通じ、導入ニーズと障壁を明確化
4.100BANCHでの活動を発信し、ユーザー認知を高める(SNS・メディア掲載5件以上)

未来

< 短期目標(数年以内)>
・さまざまな領域での実用事例を増やし、「生体情報の共有」を魅力的な体験として認知させる
・スマホアプリやAPI連携を活用し、CtoCでの感情共有のインフラを構築
・企業向けに「生体情報×感情データ×位置情報」のマーケティング活用を実現

< 長期目標(100年後の未来)>
・生体情報の可視化・共有が当たり前の社会インフラとなる
・離れて暮らす家族がリアルタイムで感情を共有し、心の距離を縮める
・学校教育・福祉分野での感情可視化により、個々に最適な支援が行われる
・企業がユーザーのリアルな反応を捉え、最適な商品・サービスを提供できる
・コミュニケーションに感情データが組み込まれ、より深い共感を得られる社会が実現

ココリーチは、生体情報と感情データを活用した新しい社会基盤を築き、より豊かな人間関係・ビジネス環境を創造していきます。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    幼少期は機械設計を仕事としていた祖父と出産後に美大に通う母に影響を受け、ものづくりに強い興味を持ち、ロボコン等に出場する。
    高校生の時に祖父がせん妄状態となり、人間の認知機能に興味を持ち始め、そこから脳科学の研究を始める。
    大学入学後は研究とインターンの両立を図り、起業準備を行う。
  2. 渋谷の街のエピソード
    私がものづくりに興味を持ったきっかけであるロボコンチームのスポンサーのオフィスがあったのが渋谷でした。
    そのため高校時代は度々渋谷を訪れ、女子高生向けのSTEM教育イベントを主催することもありました。
    その頃から渋谷は私にとって挑戦の舞台です。ちなみにお気に入りの場所は渋谷横丁です。
  3. メンバーたちの意外な一面
    主力エンジニアの響くんは言語化のエキスパートであり、戦略設計の要でもあります!
  4. 意気込みをお願いします!
    感情の可視化を通じて、新しい社会の基盤を築く。
    100年先も当たり前の存在となる未来を、今つくる。

プロジェクトメンバー

  • ココリーチ 代表島田 早織(saorin)

    慶應義塾大学環境情報学部卒業予定。5年間高齢者の認知機能を研究し、主にウェアラブルデバイスを活用した、高齢者の生活習慣と認知機能の関連性を探究。(サービス学会第11回国内大会にて口頭発表)
    SNSマーケティングを中核事業とする企業で企画・営業を担当後、複数の企業を経て、直近は生成AIを活用したシステム開発の営業を行う。
    Toronto大学への研究留学後、2024年度J-StarXに採択され、Stanford大学のIT起業家育成プログラムを修了。
    FIRST Robotics Competition Championship 2017にて世界大会出場&新人賞受賞。 2025年春より東京大学大学院修士課程に進学予定。

  • ココリーチ 技術責任者池之上 響 (めかべーる)

    芝浦工大B1。高校時代よりロボット開発に取り組み、ロボカップジュニア2021世界大会SuperTeamで優勝。
    部長として、またチームリーダとして各種フルスクラッチ開発の指揮を行ってきた。
    リバネスサイエンスキャッスル、技育展、つくばチャレンジなどの各種コンペにて受賞。
    リーダとはJETROのStanford大学派遣プログラムで意気投合した。
    国内外での経験を活かし、ハードウェア開発やロボット工学分野で活躍中。

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