- イベントレポート
葉のかたちと物語を贈る人工葉「葉が記」─DESIGNART TOKYO 2023を終えて
葉っぱをひとつのモジュールとして まちをリデザインする。
葉脈を3Dプリンターで再現し、デジタルの力で葉脈の魅力・価値を最大化する。葉脈3Dプリントでつくったものを通じて、都市における人・もの・自然の関係性や文脈を再定義する。
人が覆われるサイズの葉っぱを実際に制作し、一葉の間を完成させる。
自然物の構造や造形を取り入れた自然的な人工物が社会に増え、有機的なものにあふれた未来
代表/デザイナー坂田拓人
1999年東京生まれ。高校1年次のスペイン留学で見たガウディ建築をきっかけに、体験をつくり出す空間設計に興味を持ち始める。その後、環境や情報と人間の接点(インターフェース)のデザインを学び始める。 教育の分野で体験設計に取り組み、大学ではデジタルファブリケーションの領域でものづくりを専攻。 ものづくり×ことづくりをテーマに、体験のデザインをしています。
3DCGデザイナー阿部辰海
2000年神奈川生まれ。大学生になり授業で初めてものづくりと触れる。それ以後は自分の好きな世界を自由に作り出すことができるCGに魅力を感じ、勉強中。最近は、自然物を人工物が模倣することで生まれる良さをもっぱら言語化中。
デザイナー/コンテクストデザイナー滑川由記
小さな頃からものづくりが好きだったが、大学生になり、スペキュラティブデザインや、デジタル/アナログのものづくり、さらにアーティスティック・ジャーナリズムやバイオアートなどの分野にとても興味を持つようになる。コンテクストや想いがこもったものやことが好きで、nameyとして作品の制作も行なっている(https://namey-portfolio.studio.site/)。今年は新たに個展を開くこととアクセサリーの制作をしたいと思っている。
マネージャー/デザイナー牧田陽奈子
幼少期から動物と植物が好きで、6歳の時の愛読書は図鑑。壮大な自然と美しい街並みが織り混ざるスイス・ジュネーヴに住み、動植物と人間の豊かな共生に心を動かされる。その後、高校生でグラフィックデザインと映像制作に熱中し、デザインの道へ舵を切った。今の興味は、自然物と人工物の美しさ両方をもったものを都市空間につくること。曲線と光と影にフェチを感じます。
東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授岩田 洋佳
幼少期をタイ、インドネシアで過ごす。
東京大学 農学部卒。東京大学 大学院農学生命科学研究科で博士号を取得。
統計学・情報科学と農学の融合をテーマに、農研機構で研究に従事後、2010年より東京大学 生物測定学研究室 准教授、2023年より教授。
現在は、ゲノム科学と情報科学の融合による品種改良の効率化、植物と微生物の交互作用の品種改良を介した強化、リモートセンシングを用いた農業・林業の効率化などを主な対象に研究を展開中。
VUILD株式会社 CEO秋吉浩気
VUILD株式会社CEO。アーキテクト/メタアーキテクト。1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科にて建築設計を専攻。慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボにてデジタルファブリケーションを専攻。
プロジェクトの歩み
入居開始
100BANCHの未来を一挙に体験できる常設展示エリア「Gallery」をリニューアル
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年4月 GARAGE Program実験報告会
3Dプリンタで葉の魅力を表現する紋葉が、植物の美しさを保存する「葉が記」のクラウドファンディングを開始
実験的な表現に挑むクリエイターたちの作品をキュレートした「OPEN GARAGE」を開催──渋谷・100BANCHにて10/20(金)〜10/29(日)
DESIGNART TOKYO 2023に出展――領域を超えてつくりあげられた作品14点を紹介
葉のかたちと物語を贈る人工葉「葉が記」─DESIGNART TOKYO 2023を終えて