葉っぱをひとつのモジュールとして まちをリデザインする。

LEAFPRINT PROJECT

プロジェクト概要

葉脈を3Dプリンターで再現し、デジタルの力で葉脈の魅力・価値を最大化する。葉脈3Dプリントでつくったものを通じて、都市における人・もの・自然の関係性や文脈を再定義する。

  • 食メイカーズ
  • 04自然と人間との共棲(シンビオシス)関係が深化する
  • 01人とテクノロジーは互いに挑発し創発する
  • #アート
  • #デジタルファブリケーション
  • #葉脈
  • #建築
  • #3Dプリンター
  • #55期

動機

  • 道端に落ちている枯れ葉が作る影を見て、小さな葉の持つ繊細な美しさに感動を覚える。
  • デジタルの技術=3Dプリンターで葉脈を再現することで新しい葉の魅力を引き出したい。

仮説

  • 葉を拡大して出力することで、ミクロな美しさを全身で感じられる作品にできるのではないか。
  • 葉をデジタルで再現することで、ただ美しい以外に、構造的に強いなどの副次的な物理現象が発現されるのではないか。

実験

  • 本物の葉のトレースからつくる葉っぱの傘、”一葉の間”の製作。
  • ロボットアーム式3Dプリンターでの制作にあたり、必要になる検証実験。
  1. 構造実験|模型をつくり、構造的に自立するか検証する。何度も繰り返し、適切な形状を模索する
  2. 素材実験|作品とのシナジーを生む素材は何か、構造実験を並行して実際に出力しながら検証を行う。
  3. 効果検証|1:1スケールの模型の製作を行い、期待される効果が観測できるか検証する。

目標

人が覆われるサイズの葉っぱを実際に制作し、一葉の間を完成させる。

未来

自然物の構造や造形を取り入れた自然的な人工物が社会に増え、有機的なものにあふれた未来

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    4つ上の兄と両親に甘やかされて育つ。都心の家から見えるビルを積み木で再現したり、レゴブロックで自分の世界に没頭することが多かった。父の影響で海や山で遊ぶことも多く、都会と自然、両方に恵まれた環境で幼少期を過ごす。高校の時にスペインに留学し、ガウディの自然界の構造を建築に取り入れる思想に強く影響を受け、建築・空間デザインを学び、現在のプロジェクトに至る。
  2. 渋谷の街のエピソード
    インターン先のオフィスが渋谷にあり、自転車でよく来ていました。常に変わりゆく渋谷の街並みが好きです!
  3. メンバーたちの意外な一面
    みんないい意味で狂ってるところがあります。あべちゃんはひたすらCGをつくってるし、なめちゃんはヘンテコなスマホケースをよく作ってるし、ひなは責任感の鬼。
  4. 意気込みをお願いします!
    あるべき未来、ありうる未来に社会を一歩近づけます。

プロジェクトメンバー

  • 代表/デザイナー坂田拓人

    1999年東京生まれ。高校1年次のスペイン留学で見たガウディ建築をきっかけに、体験をつくり出す空間設計に興味を持ち始める。その後、環境や情報と人間の接点(インターフェース)のデザインを学び始める。 教育の分野で体験設計に取り組み、大学ではデジタルファブリケーションの領域でものづくりを専攻。 ものづくり×ことづくりをテーマに、体験のデザインをしています。

  • 3DCGデザイナー阿部辰海

    2000年神奈川生まれ。大学生になり授業で初めてものづくりと触れる。それ以後は自分の好きな世界を自由に作り出すことができるCGに魅力を感じ、勉強中。最近は、自然物を人工物が模倣することで生まれる良さをもっぱら言語化中。

  • デザイナー/コンテクストデザイナー滑川由記

    小さな頃からものづくりが好きだったが、大学生になり、スペキュラティブデザインや、デジタル/アナログのものづくり、さらにアーティスティック・ジャーナリズムやバイオアートなどの分野にとても興味を持つようになる。コンテクストや想いがこもったものやことが好きで、nameyとして作品の制作も行なっている(https://namey-portfolio.studio.site/)。今年は新たに個展を開くこととアクセサリーの制作をしたいと思っている。

  • マネージャー/デザイナー牧田陽奈子

    幼少期から動物と植物が好きで、6歳の時の愛読書は図鑑。壮大な自然と美しい街並みが織り混ざるスイス・ジュネーヴに住み、動植物と人間の豊かな共生に心を動かされる。その後、高校生でグラフィックデザインと映像制作に熱中し、デザインの道へ舵を切った。今の興味は、自然物と人工物の美しさ両方をもったものを都市空間につくること。曲線と光と影にフェチを感じます。

メンター

  • 東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授岩田 洋佳

    幼少期をタイ、インドネシアで過ごす。
    東京大学 農学部卒。東京大学 大学院農学生命科学研究科で博士号を取得。
    統計学・情報科学と農学の融合をテーマに、農研機構で研究に従事後、2010年より東京大学 生物測定学研究室 准教授、2023年より教授。
    現在は、ゲノム科学と情報科学の融合による品種改良の効率化、植物と微生物の交互作用の品種改良を介した強化、リモートセンシングを用いた農業・林業の効率化などを主な対象に研究を展開中。

    岩田 洋佳さんのページを見る
  • VUILD株式会社 CEO秋吉浩気

    VUILD株式会社CEO。アーキテクト/メタアーキテクト。1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科にて建築設計を専攻。慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボにてデジタルファブリケーションを専攻。

    秋吉浩気さんのページを見る

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