都市を瓶詰めして、解釈のギャップを捉える

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gapcap

プロジェクト概要

私たちは都市に対する正解的解釈と、クリエイティブで自分らしい介入による一種の脱却的解釈にギャップがあると考え、そんな可能性に溢れた”素敵なまちの使いこなし方”を閉じ込めます。小さな透明な瓶に、お気に入りの場所を閉じ込めることで、人々の都市に対する均質化した解釈と介入の方法に可能性を与えて、自分なりの都市の使いこなし方が軽やかに爆発するような社会を描いていきます。

TAG

  • #コミュニケーション

動機

お気に入りのスポットを使いこなし、自分らしくある瞬間にようやく「生活している」実感が湧く。その状態を、人とまちの関係性がtuned(調律している)と仮定した場合、私たちは社会活動において一体何%ほど生活できているのだろうか。自分が生活することのできる場所をアーカイブして、シェアしたい。

仮説

都市は複雑であるにも関わらず、人々の使い方は均質化しており、一定の解釈のみしかされにくい状況になっているのではないか。また、都市生活における記録の手段が写真や動画に限定されているのではないか。透明な瓶を使うことで、鑑賞者に対して他の生活に思いを馳せる契機を提示し、生活するためのヒントを与え、都市の複雑性の中で軽やかに生きていける世界を目指したい。

実験

上記仮説を前提に「記録→公開→シェア→追体験→拡張」の順番で鑑賞者に対してアプローチをしていくことで、仮説検証を図る。具体的な実験活動としては、都内のスポットを巡って、瓶詰めをする。その後、知見をまとめて独自のルールブックを制作。またgapcapperを擬似体験してもらうワークショップを開催する。アーカイブが揃ってきたら、生活における調律のためのヒントを探るべく、都市生活における当たり前と、調律の意外性を比較してその差分を図鑑にした「逸脱図鑑」の制作に取り掛かる。

目標

7月前半 ルールブック作成、瓶の大量購入、デザイン案やロゴの作成

7月後半 ワークショップ「Shibuya gapcap!」を開催、参加者と渋谷のお気に入りスポットをビン詰め収集

8月前半 ギャップ分析(都市生活の当たり前と調律の意外性を比較分析し、バイアスブレイクの手法を用いて都市生活における新たなヒントを探る)

8月後半 「逸脱図鑑」制作開始

9月前半 引き続き制作

9月後半 gapcap in Japan! 成果発表会の実施

未来

まずは、自分らしい都市への解釈と介入の仕方を公共財にする。そのために、その人ならではの切り取り方や多角的な視点のアーカイブとしてgapcappingの手法を確立させていく。

リーダーインタビュー

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    戦略的にカブトムシを乱獲するために研究ノートで生態系を分析したり、美術の授業で拾ってきたものを使って書き味を記録したり、独自の地元ラーメン評価メモを全軒回ってまとめたりと、とにかく関心と行為のプロセスを記録する少年でした。
  2. 渋谷の街のエピソード
    上京して初めてスクランブル交差点に来た時、人が交差する瞬間「全員にGPSをつけてライフログを取ってみたら楽しそうだな」と感じたのを覚えています。
  3. メンバーたちの意外な一面
    みなさん多忙で切羽詰まって「もうだめだ〜」という時ほど、良いものを作って乗り切れる人が多くてずっと謎です...
  4. 意気込みをお願いします!
    自分なりの都市の使いこなし方が軽やかに爆発するような社会を描いていきます!

PROJECT TEAM

安藤 智博

Gapcapper

1996年、福島県出身。学部で都市開発を専攻し、卒業後は大学職員や地域シンクタンクにて特別研究員(デザインリサーチ)、東京大学発イノベーション教育プログラムi.schoolを経て独立。「生活圏や公共空間で“していい“の解釈をアップデートすることで、都市の制限を打破する」を掲げ、2021年アーバニスト組織“していいシティ“を立ち上げる。

黒 卓陽

Map designer

1993年生まれ。法政大学デザイン工学研究科都市環境デザイン工学科卒業。地図制作会社、ゲーム会社のデザイナーに就職した後、会社を辞めて独学でWEBデザインを勉強し、現在WEBデザイナー。地図を用いたサービスの事業化に向けた取り組みを行う。

根岸 宏旭

Photographer

1999年神奈川県出身。色々なプロジェクトに首をつっこむのが楽しい。学部時代は、地域特産物のブランディングや商品開発プロジェクトに取り組んでいた。学生が地域で活動することで得られる学びについて興味がある。部屋から夕陽を眺めることが趣味。北海道に住んでいたことがあり、休日はよく雄大な自然を満喫するためにドライブへ出かけていた。次の目標は、世界中を車で巡ること。

白川 幹

Art director

1996年東京都出身。アパレル勤務の傍らデザインを勉強中。気ままに”作品”まがいの物をInstagramに投稿。2021年10月に”していいシティ”のデザイン担当として活動を開始。趣味はKドラマ・K-POP鑑賞。

mentor横石 崇

&Co.代表取締役/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー

1978年大阪生まれ。多摩美術大学卒。広告代理店、人材会社を経て、2016年に&Co., Ltd.(アンドコー)を設立。ブランド開発やコミュニケーション戦略、組織変革を中心としたプロジェクトプロデューサー。毎年11月に開催している、アジア最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」では、8年間でのべ3万人を動員に成功。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」支配人。著書に『自己紹介2.0』(KADOKAWA)、『これからの僕らの働き方』(早川書房)がある。2021年に、渋谷区発の起業家育成機関「渋谷スタートアップ大学(SSU)」を創立し、事務局長を務める。