日本人のキャラクターをアップデートする
nominico
プロジェクト概要
「ちょっと、話したい」がつながるnominicoによって、ネットでもリアルでもなかなか自身のモチベーションに素直に行動ができない人たちのコミュニケーションのハードルを下げ、日本人のキャラクターをアップデートします。
TAG
#コミュニケーション
動機
ネットでもリアルでも「恥や不安」の中で、リスクを払ってまで自分の気持ちに素直に行動できない人が多いことを感じていた。
「やる気があっても行動に移せない」「やりたいことが見つけられない」その力を発揮できていない状況が日本にとって勿体無い。彼らに目的と仲間を与えることで行動に移すのではないだろうか、という仮説のもと誰かのモチベーションと誰かのモチベーションをマッチングしアクションできる仕組みを作りたいと考え、「飲みたい」という気持ちから飲みに行くまでの行動や思考を分析してサービスに落とし込んだのがnominicoです。既存のサービスにはその課題を解決する仕組みがまだ存在していない、そう考えて自分で作ることを決めました。
仮説
① 「目的」と「仲間」を与えると人は動く
人間が行動する仕組みに「目的」「仲間」が必要であり「行動できない人は、行動するきっかけがない」だけなのではないか。という仮説を検証したい。
② 成功体験があると人は動く
様々な社会環境の中で、日本人は特にコミュニケーションへの恥や不安によって本来持っている可能性を発揮できていないように感じている。「飲みに誘う」という日常的なモチベーションでの成功体験を積むことで、他の場面でも自身のモチベーションに素直に行動することができるようになる。
実験
モチベーションマッチングという仕組みを検証する
「飲みに誘う」というモチベーションをテーマにnominicoを通じて、行動する仕組みを設計する。「目的と仲間がいれば行動する」という潜在的ニーズを検証し、リテンションを高め、他の行動へ移すための仕組みを作る。
目標
– 4月:開発、アプリ申請、プロモーション施策の決定
– 5月:アプリリリース、ユーザー100人以上獲得
– 6月:ユーザー1,000人以上獲得
未来
「ちょっと、飲みたい」がつながる「nominico」をリリースし、人々がシンプルに目的だけで繋がれるコミュニケーションの仕組みを実現すること
・人々が素直に行動した結果得られる成功体験を生み続ける。
・Face to Faceでのコミュニケーションを促進し、深いコミュニケーションのとれる繋がりの絶対数を増やす。
リーダーインタビュー(吉川 亜香音)
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「あなたはどんな風に育ちましたか?」
姉、弟のいる3人姉弟の次女として、東京の一般的な家庭に育ちました。学生の頃から独立心が強く、就職をきっかけに一人暮らしを始め、3回の転職(一度フリーランスを経験)を経て現在に至ります。大学時代は国際政治を学び、文系の道を歩んでいたのですが、自分の手で価値を届けたいと思った時にデザインの必要性を感じてデザインを学び、デザイナーへキャリアチェンジをしています。 -
渋谷の街のエピソード
フリーランス時代に青山〜渋谷で作業し、業務委託の会社へ毎週通っていました。カフェを渡り歩きながら、空気に触れ、渋谷のデザインイベントにも参加し、デザイナーとしての基盤を築かせてくれた街です。 -
メンバーたちの意外な一面
私の右腕の中右くんは、意外と礼儀正しくて、繊細で、気遣いいやつ。 -
意気込みをお願いします!
日本人のキャラクターをアップデートするための仕組みを作ります!
卒業インタビュー(吉川 亜香音)
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どのような実験は行えましたか?またその成果を教えてください。
サービスの戦略や要件の見直し、開発とデザイン、各種コミュニケーションを行いました。本来なら、リリースしてからコミュニケーションを改善するアプローチを仮説検証したかったのですが、要件の見直しや開発に時間を割く必要があったため、期間内に実験に至ることができませんでした。サービス開発は簡単にはいかないもので、様々な要因で苦戦しました。ただ、この場所があったから共に頑張ろうと思える人たちと出会えたと思います。引き続き開発を頑張っていきます。 -
100BANCHはどんな場所でしたか?
自由な場所 -
これからの仮説/実験/検証を教えてください
引き続きサービスリリースを目指して開発を頑張ります。当初の予定通り、コミュニケーションをシンプルにする仕組みが通用するのか、をきちんとユーザーの反応を見ながらUXを改善して可能性を探っていきたいと思います。 -
最後に一言どうぞ!
100BANCHで活動する一つの目的に、一緒にプロジェクトを作る仲間を集めたいとも考えていました。個人のSNSでの活動では限界があることがあり、応募の窓口が100BANCHのサイトや100BANCHの空間、そういった機会があれば嬉しいと思いました。
6ヶ月間、大変お世話になりました。
まだ実験は終わっていませんので、引き続きよろしくお願いします!
PROJECT TEAM
吉川 亜香音
新卒でコンサルティングファームに就職し営業サポートとPMを経験したのち、web制作会社でメディアディレクター。その後フリーランスでデザイナーを2年間経験し、現在はNewsPicksでUXデザインを担当。『生きやすい世界を作る』ことをテーマに、人々が可能性を発揮し続けられる世界を作ることを目指してnominicoのサービス開発をスタート。
中右 卓也
父の転勤で中国に3年ほど過ごした後、高校を卒業、アイルランドへ留学、現在大学5年生くらい。「人をもっと自由に」をテーマにプロモーションやイベントデザインの手伝いをしている。人の誕生日を祝う「祝い屋」を所業としており、祝われた人の数は30名以上にのぼる。海外ひとり旅と温泉が好き。色白で虚弱体質に見られがちだが意外とアウトドア。
mentor岩佐 琢磨
株式会社Shiftall 代表取締役CEO
1978年生まれ、立命館大学大学院理工学研究科修了。2003年からパナソニックにてネット接続型家電の商品企画に従事。2008年より、ネットワーク接続型家電の開発・販売を行なう株式会社Cerevoを立ち上げ、20種を超える自社開発IoT製品を世界70の国と地域に届けた。2018年4月、新たにハードウェアを開発・製造・販売する株式会社Shiftallを設立し、代表取締役CEOに就任。くらしの統合プラットフォーム「HomeX」、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」などパナソニックの新規事業に協力。2019年1月に自社の独自ブランドとして、残量の自動計測機能を備えた専用冷蔵庫によるクラフトビールの自動補充サービス「DrinkShift」を発表、2019年内にサービス開始予定。