DESIGNART
at 100BANCH

Oct. 20(Fri)

Oct. 29(Sun)

Oct. 20(Fri)

Oct. 29(Sun)

NEWS

2023.9.15 .Fri

100BANCH 『DESIGNART 2023 積彩 / RGB_Light / DEW at 100BANCH』を10/20(金)〜10/29(日)に開催!

WHAT IS
DESIGNART

領域を超えてつくりあげられた色彩やかな作品群

日本最大級のデザイン&アートフェスティバルである「DESIGNART TOKYO」。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、世界中からインテリア、アート、ファッション、テクノロジー、フードなど、 多彩なジャンルをリードする才能が集結し、都内各所で多彩な展示を開催します。

100BANCHでは、GARAGE Programに集ったこれからの時代を担う多くのプロジェクトの中でも、今回はデザイン&アートに関連するテーマに取り組むクリエイターたちの作品をピックアップ。

3Dプリントの特性を活かした有機的なデザインプロダクトをつくる「積彩」、彩る影をデザインする照明「RGB_Light」、線香花火のような照明「DEW」の3作品を中心に、アート×サイエンス、テクノロジー×デザインなど領域を超えてつくりあげる新しい価値をご提案します。

積彩 / RGB_Light / DEW at 100BANCH

3F LOFTでは、DESIGNART TOKYO 2023にも公式エントリーしている積彩、RGB_Light、DEWを紹介。アート、デザイン、テクノロジー、サイエンスの境界から生まれた作品による美しい「現象」をお楽しみください。

空間ディレクション:保良雄/河野未彩

積彩 -sekisai-

色彩設計と3Dプリンティングに特化したデザイン事務所。今年のミラノサローネに出展したインテリア家具の一部をはじめ、パナソニックとの協業で行っている植物由来のサスティナブル素材kinariを使った大型作品を展示します。また、今年8月に立ち上げた自社アクセサリーブランド「QUQUhttps://ququ.jp/)」のポップアップ販売も行います。

積彩 [せきさい]

3Dプリンティング専門のデザイン事務所として、2022年に設立。 コンピュテーショナルデザインを得意とし、3Dプリントの特性を活かした有機的なデザインプロダクトを設計している。 富山デザインコンペティション2020グランプリ受賞、Innovative Technologies 2022受賞など、研究開発とデザインを地続きに活動を続け、評価を得ている。100BANCHには、創業前の2020年11月にGARAGE Program40期採択プロジェクトとして入居し、「Color Fab」として活動。
https://sekisai.com/

RGB_Light

光の三原色の原理を応用し、白い光の中に彩る影をつくるペンダントライト。「影の色をデザインする」という新感覚のこの照明器具は、光の現象を身近に出現させ、影の概念に新しい価値観を提案。アナログな現象は、店舗、家庭、イベントスペース、学校など様々な場面でエモーショナルな空間を演出します。

河野未彩 [かわの・みどり]

⾳楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから多くの 作品を発表。2006年多摩美術⼤学⽣産デザイン学科プロダクトデ ザイン専攻卒業。 同年、RGB_Lightの原型となる作品「現象プロダクト_RGBの光と影」がMITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGN AWARD 2006 茂⽊健⼀郎賞を受賞。その後、グラフィックデザイン/映像/プ ロダクトを媒体とし、CDジャケット/MV監督/空間演出など数 多くの作品を⼿がけてきた。
100BANCH GARAGE Program2期生▶︎RGB_Light

DEW

部屋に置くだけで日本庭園を持っているかのように感じられる、線香花火のような照明。テクノロジー×日本的文化で面白いインテリアをつくりたいと思い、水の動きを利用して、日本庭園のような作品とすることを目指しました。光の雫が落ちていく現象を見つめ、自然のリズムを感じる時間。DEWは、テクノロジーに囲まれた人間社会を楽しみながら、自然を感じたいという人の願いを叶えるPORTABLE NATUREです。

高橋良爾 [たかはし・りょうじ]

1990年 長崎県生まれ、ほぼひとりメーカー。 大学2年の頃、エンジニアと共に実験的なモノづくりをするVITROを立ち上げる。鉛筆の万歩計や線香花火のような照明、Arduino互換基板などを制作。 高いけどいつか欲しいから頑張って稼ごう!と思えるモノを作ったり、 モノづくりを通じてワクワクする生き方の提案を目指す。
100BANCH GARAGE Program 68期生▶︎DEW

OPEN GARAGE at DESIGNART

2F GARAGEでは、実験的な表現に挑むクリエイターたちの作品をキュレートした「OPEN GARAGE」を開催。静と動、生と死、過去と未来…etc  異なる世界が解け合うような作品の数々をご覧ください。

Pray me -再生墓-

自身を構成する60億の塩基配列を正確に記述した墓を製作した。 1つ1つのDNAをIPFSに保存後、URLをブロックチェーンに記述し ハードウェアウォレットに埋葬した。 未来、この塩基配列情報を元に故人の身体は再生し得るかもしれない。 まるでダウンロードした音楽を再生するかのように。 はたまた交換され得るかもしれない、配信されるかもしれない。 コード化した故人に、祈りは捧げられるだろうか。 Pray me.永遠に遺る。

Touch me -双生機-

”つまりはこの重さなんだな” とは、梶井基次郎「檸檬」の一節。
ーーーその重さは、何の重さでしょうか。 宙に浮かぶ白と黄色の2つの檸檬。 同時に触れると聴こえてくる、あの世からの声。 光り輝く星空や、深海のプランクトンの数以上に 檸檬の油泡を潰す華やぎ、その爽やかさでしか計測できないような 生命の質量、あるいはその成立要件。生と死の等しい重量に触れ、双生する声。 Touch me. 私に触れて。

アメミヤユウ

体験作家/Ozone合同会社CEO
仮想の世界の物語を書き、現実の体験に仕立てる”体験作家”。 問いを現し、言葉に表し、体験で顕すことで、形而上的な世界を身体感覚まで拡張し、そうぞう機会を最大化する。 2016年にOzone合同会社を創業し、SDGsそれぞれのゴールが終わったあとの世界をフェスとして表現するプロジェクト「ソーシャルフェス®」を開始。都市と農家を繋ぐ泥フェス「Mud Land Fest」、aiが神になった世界を表現した「KaMiNG SINGULARITY」、令和陰陽祭「鎌倉四響祭」など未来の可能性を問いとして多種多様に表現し、東京2020などと並びJACEイベントアワードにノミネート。演劇の脚本、コンセプト、ステートメントの執筆など文筆業をはじめ、SDGs×クリエイティブ領域を中心とした様々なクリエイティブディレクション、講演を行い、2020年1月には横浜に「逃げBar White Out」を開店。
100BANCH GARAGE Program 18期生▶︎KaMiNG SINGULARITY

KUMOMONAKA

KUMOMONAKAは、大切なあの人へ、想いを馳せる時間をつくる「新しい弔いのカタチ」です。
思い出の中のあの人は、どんな色ですか?想いを「色」で表現することで、心の中に眠っていた気持ちに気づくことができるかも。あなたが想う「あの人の色」で まっさらな白あんのキャンバスを染めてみましょう。

さだまらないオバケ

デザインのチカラで死のネガティブなイメージを変える「死のリデザイン」活動に取り組むデス・デザインユニット。”つくって、たべて、弔う”という新しい弔いのカタチを提案する体験型手づくりもなか「KUMOMONAKA(雲もなか)」をはじめとした、”いつかくる大切な人の死とどう向き合うか”を自分たちなりに考え、形にしたプロダクトを展開する。また、死を自分ごととして向き合うための「デス・スナック」などの場づくりやイベントも定期的に開催している。
100BANCH GARAGE Program 61期生▶︎Sadamaranai Obake

ロンブンアートストリート

一般的には馴染みのない学術論文をアートで情緒的に表現する「ロンブンアート」。論文は客観的な情報ですが、そこから生まれる想像は、映画や小説に引けを取らないクリエイティビティが潜んでいると考えています。そんな論文から生まれる情緒をアートという身近な形で表現しました。論文に触れて生じた情感を、人とAIの合作による物語性のある詩やイラストにし、客観的な情報から生まれる情緒的な世界を通して研究の新しいアウトプットをお楽しみください。

Genom Cassette

全ての生物が内面に持ちながら身近に感じにくいゲノム情報。 Genom Cassetteは様々な種のゲノムをカセットテープで表現する試みである。
まずは聴覚へのアプローチ。 ゲノムを構成する塩基配列を単音に三つの塩基から翻訳されるアミノ酸を和音に変換。ゲノムが放つ音は到底楽曲とは言えないが、耳を傾けると何億年もかけて獲得した生物の構造が聞こえてくるかもしれない。つぎに視覚へのアプローチ。 各生物のゲノムサイズをテープの巻き数で表現。テープの長さにおいてコムギの圧倒的な存在感が際立つ。その姿は我々の先入観に疑問を投げかける。
Genom Cassetteは、日常で意識することのない生物への新たな見方と深淵さへの気づきを提供する。

Academimic

研究とポップカルチャーの融合を掲げるクリエイティブ集団。論⽂でも学会でもない新たなアウトプットを⽬指し、研究に触れてうまれた感動や想像を作品化。⼩説、⾳楽、イラスト、映像などあらゆるメディアで作品を発信中。
100BANCH GARAGE Program 59期生▶︎Academimic

ツギハギの位相

この作品は、「見ること」自体を見るためにある。私たちの生身の知覚のプロセスの中で「捉え切ることができない状況」をインスタレーション作品として展開する。 同時並行的に存在する完全に混ざり切らないそれぞれの像から、私たちの見ているモノが次第にカタチ作られていく。個々に存在するオブジェクトが私たちの網膜の中で新たに関係性を結び、芸術と科学、見る/見られる、見せる/見せられる、意識と無意識など、古代から現代に至るまで扱われ続けている普遍的なテーマを考え続けていくための装置となる。 

諏訪葵 ft. Academimic

1991年東京生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科博士課程に在学中。インスタレーション、平面、映像を中心にメディアを横断しながら作品を制作している。小学生の頃に液体の色が変化する化学反応を見た時に鮮烈に感じた感覚が現在まで続く作品制作の大きな動機になっており、現在は科学的な現象や概念と自己の知覚や感性との関わりによって生まれる「場」や「接面」に着目している。近年の主な受賞歴は第二回KYOBASHI ART WALL奨励賞(2022)、2022 年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選(2022)、 NONIO ART WAVE AWARD 2019 準グランプリ(2019)など。 

葉が記

葉が記は、3DプリンタとDIYバイオプラスチックの技術によってつくられた、葉の形と種を保存する葉っぱのタイムカプセルです。 自生する植物の葉脈をもとにつくられているため、その姿はまるで本物の葉っぱ。目で観て、触って、還して、育てて楽しむことができる人工葉となっています。 中には植物の種が埋め込まれているため、葉が記を土に入れると、ゆっくりと時間をかけて葉が溶け、種だけが土に残り、芽を出します。 葉が記を通じて、脈の美しさを人に伝えたり、未来に植物を贈ることをテーマとしています。

紋葉 [もんよう]

自然の力とデジタルな造形手法を駆使して生命的プロダクトを創造し、脈の持つ美しさを表現するデザインチーム。
100BANCH GARAGE Program 55期生▶︎LEAFPRINT PROJECT

monolog

みなさんの押し入れには、たくさんガラクタが眠っていませんか。私たちは一度役目を終えたモノに着目して、リサーチをしています。 特に、押し入れに押し込められたモノたちは、それ自体に思い出が詰まっていることも多く、世の中にはそんな”意味がこもったガラクタ”で溢れています。人生の転換期を一緒に過ごした思い出のつまったモノに目を向けることで、その人自身の人生に触れ、モノの新たな人生を描くことができるのではないでしょうか?

安藤智博・していいシティ

生活の生態系こそが都市であり、人々の暮らし方には無限の可能性があります。私たちは、人々が生活圏を拡張することでどのように新たな一歩を踏み出せるのかを検討して実践に繋げていく組織です。
100BANCH GARAGE Program 60期/69期生▶︎gapcapONOFF

NYACKTAIL - bar 「   」-

ねこは液体?ーーそんな問いからうまれた不思議な存在、『にゃくてる』。生態は未だ解明されていませんが、皆の対話とそこから出た問いがカクテルのように混ざり合うことで増えていくようです。DESIGNART期間中に現れたにゃくてるのいるバーで、お酒をカジュアルに酌み交わすかのように探求の扉をひらき、問いのカクテルをつくりませんか?

長廻くるみ/NYACKTAIL

「問いのきっかけを開く」をコンセプトにイラストレーション、漫画を中心に作品制作をしている。看護師免許取得後、大学院在学中は「医療×デザインによる行動変容とウェルビーイング」をテーマに様々な研究を行っていたが、好奇心が拡張して現在に至る。フィールドワークによるエスノグラフィーに拘りがあり、全国各地で「潜入」を行っている。
100BANCH GARAGE Program 71期生▶︎NYACKTAIL

EVENT

10/21 (sat) 18:00-19:30

Exploring Design’s Future: sekisai inc. & 21B STUDIO in Dialogue.

注目の若手デザインチームによる対談。それぞれの視点から未来のデザインと組織のあり方について展望します。

10/22 (sun) 19:00-21:00

死のリデザイン 〜デザインの視点から考える「新しい弔いのカタチ」とは?〜

”デザイン”と”弔い”のそれぞれに精通したゲストの方々とともに、今を生きる私たちに必要な「新しい弔いのカタチ」とは何かをデザインの視点から考えるトークセッション。

10/28 (sat) 19:00-21:00

サイエンス × クリエイティブ #2 - センス・オブ・ワンダーを求めて –

自然の不思議に魅了された研究者とアーティストをゲストに迎えそれぞれの創作や研究の中でのセンス・オブ・ワンダーを掘り下げるトークセッション。

出展概要

  • イベント名:DESIGNART TOKYO 2023 at 100BANCH
  • 日時:2023年10月20日(金)〜10月29日(日)
  • 展示会場:100BANCH 3F LOFT / 2F GARAGE
  • 開場時間:11:00〜19:00(イベント開催時は終了時間まで)  
  • 入場料:無料
  • DESIGNART公式ページ:https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/3780/

ACCESS 

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-1/JR渋谷駅新南口から徒歩約2分