- メンバーズボイス
100BANCHのある風景——アドベントカレンダー2022
PS 井上恵美 [12日目]
この記事を読んでくださっている方、こんにちは。100BANCHで、*PSとして働いている井上恵美です。
私は去年もアドベントカレンダーを書かせていただいたのですが、「もうそんな時期かぁ」と時の流れに驚いています(去年のアドベントカレンダーはこちら)。
去年のアドベントカレンダーでは100BANCHの魅力について書かせていただいたので、今年は100BANCHで働くなかで変化した、私のきもちについて少しお話しようかなと思います。
*PS(プロジェクト・スタッフ)とは、プロジェクトメンバーたちが活動しやすい環境を整えメンバーの挑戦を一番近くで応援するProject・Staffのこと
私が100BANCHで働きはじめて、約1年半が経ちました。最初はあまりやる気がなかったように思います。100BANCHのような時代の先読みをするような”カッコいい施設”で働くことに漠然とした憧れを抱いていただけでした。
私が100BANCHで働きはじめた当時、PSの仕事にその日の100BANCHの様子を共有する仕事があったのですが、社員さんから「もうちょっとちゃんと書いて」と叱られたこともありました。
社員さんに叱られた写真
私は、自分の行動に自信が持てない性格です。PSの仕事は、いくつか決められた仕事(机の消毒・植物の水やり・クリエイティブ作業などなど)以外に、どうすればプロジェクトメンバーが快適に過ごせるかや、ちがうプロジェクトメンバー同士のコミュニケーションを促すにはどうしたら良いかなど、自分のあたまで考えて行動・企画することも仕事のうちに含まれます。 自分の行動に自信を持てない私は、あたまの中で「こうした方がいいよなぁ」と思っていても、行動できずにいました。 そんな時、他のPSが子たちが社内共有用の*週次レポートを見やすく改善した新しい資料を提案し、それが社員さんにとても喜ばれたんです。 社員さんが喜んでいる姿を見て、「もしかしたら、自分の中の“こうした方がいいよなぁ”が100BANCHの役に立つのかもしれない」と考えるようになりました。
*週次レポートは、1週間の間に起きたこと(プロジェクトの進捗状況やプロジェクトメンバーの利用人数)などをまとめた資料のこと。
PSの「こうした方がいいよなぁ」の声が届くということは、社員さんがPSの意見に耳を傾けてくれているということです。
PSの立場はアルバイトに似ています。私のなかでのいわゆる”社員さんとアルバイト”の関係は、社員さんが上でアルバイトが下。アルバイトの意見はかなり優先度が低いイメージがありました。
でも、100BANCHの社員さんとPSの関係性は、“おなじ円の中にいる”イメージ。上と下ではなく、100BANCHという施設をもっと盛り上げていくための大切な仲間だと思ってくれているように感じます。
私がそう感じることができるのは、社員さんたちから「心から100BANCHが大好きだ」というパッションが行動から伝わってくるからです。それは、社員さんとPSでおこなう定例会議のときや、1年間の100BANCHの活動をまとめたブック「100BANCH BOOK」で綴られた文章などからじわじわと伝わってきます。
5/ 100BANCH BOOKに掲載する内容について話し合う社員さんたち
私は、100BANCHで働きはじめてからずっと「100BANCHは言語化はできないけど、すごく居心地が良い場所だな」と感じていました。その理由をずっと探していたのですが、ようやく答えが見つかった気がします。
100BANCHは、人に対して温かい。自分の利益は関係なく、誰かが「やりたい」と言ったら全力で応援する。その温かさが私は大好きなんです。
温かい心は、まわりの人を元気にするパワーがあります。そして、温かい心は周りにいる人に伝導していく。100BANCHメンバーやスタッフみんなの温かい心が、私に伝導してきたのだと思います。
「温かい心はまわりの人に伝導する」それを意識して、100BANCHのPSとして、また一人の人間として、日々生活していきたいと思います。
この記事は100BANCHにまつわる様々なストーリーをメンバーやスタッフが紹介するリレーエッセイ企画です。他の記事はこちらのリンクからご覧下さい。
100BANCH ADVENT CALENDAR 2022
https://100banch.com/magazine/advent/2022/