人も植物も同じ輪の中いる世界、 自然と人との境界をなくした世界を見たい

flower and people

プロジェクト概要

私たちは日々植物の恵みを享受して生き、また植物は動物や人を利用し、両者はそれぞれに役割を持ち均衡を保ちながら生命を築いてきました。人を含めた動植物はお互いに、個を超えたところに働く大きな知能によりつながりあうようにプログラムされている、と言えるかもしれません。しかし行きすぎた資本主義の思想によって人は、元来ある大いなる仕組みから疎外され、自分たちの作り出した枠にはまる事によって”自然が自然であること”を許さず、”人が自然であること”を忘れてしまっているように思います。花が自然であること、人が自然であること。個の意識を超えた、大きな営みの中にいることに回帰するための動線を、植物に力を借りながら表現していきます。

  • 食クラシ
  • 04自然と人間との共棲(シンビオンス)関係が深化する
  • #花
  • #アート
  • #哲学
  • #地球
  • #生態系
  • #植物
  • #45期

動機

祖母が生花の先生をしていたことから、自分のルーツにいつもあった花が大好きで、生産地や市場、花屋を訪ねて周り、生産と消費のあり方について巡る旅をしたり、卒業後花屋で働いたり農家さんのお手伝いに行ったり。その中で感じた人含めた自然の命としての生のサイクルと、相対するようなそれを経済価値として社会に流通させるサイクル。植物を巡る事象から捉える地球や人の在り方についてとても興味があり、その中で自分が信じていたいあり方を表現していきたいと考えるようになりました。

仮説

人の底の方にある柔らかいところ立ち返ることが、結果として人が自然としての営みの中に回帰することであり、大きな循環の中の人の役割を全うすることになるのではないか?それが相手、植物含めた自然、地球、宇宙の全てのものへの還元につながるのではないか?

実験

1.花をメタファーに地球というひとつの生命体の表現、制作、展示の開催。  

実際に植物がどんな生態を持っていて、個の生命を超えたところでどんなコミュニティーを持ち作用し合うのか、その仕組みの中に例外なく人も役割を担う一端である事の根拠を含めながら目指す世界の提示  狙い→個人の中の新しい知識や新しい概念につなげる。自分の存在以上のものに内包されている新しい意識を作る。

2.実際に自分の身体を伴う感覚で知る経験を作る  

狙い→知識以上の自分の感覚として命の全体性を感じる。良い意味での個人の小ささを感じながら自分以外の命と触れて作用し合う経験を作りたい。

目標

場として機能を持って人と人、人と自然がつながる場を作りたいです。flowerandpeopleの一つの仮説を起点にして、出会えた人たちがつながり一緒に考える機会を持つことで、人と自然が同じ目線に立つ設計にチャレンジできたらと思います。

未来

100年後に人と自然の境界のなくなった未来を見たいです。

今の流れにあるような意識的に「地球を守る」という角度の携わり方ではなく、地球という一つの生命を構成する主体として個人が生への悦びを感じられる未来です。人が本来持っているはずの”共に在ることで思いやる美しい気持ち”が体現される未来が、結果的に地球の存続であり、すべての生物たちの豊かさにつながると考えます。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    1995年 山梨県生まれ。自然に囲まれた田舎で育ちました。生粋のおばあちゃんっ子で、その祖母が華道教室を営んでいたことから、生徒のおばちゃんたちに囲まれながら小さい頃からいつもお花と遊んでいました。小さい頃から自分の世界を強烈に持っていて空想にふけったり物語を読んだりもくもくと工作をしたり浮世離れの超マイペースな子供でした。(今もそんなに変わっていません、、、。)心優しい家族や友達がいつもそんな私を優しく見守ってくれたおかげで今もこうして生きられています、、、!
  2. 渋谷の街のエピソード
    100BANCHのある渋谷がだいすきです☺︎
  3. メンバーたちの意外な一面
    (一緒に活動する仲間やマネージャーが欲しいです、、、!)
  4. 意気込みをお願いします!
    100BANCHのみんなと何ができるかどんなものが作り出せるかワクワクしています!自分に与えられた生を愉しみながら活動していきたいです☺︎

プロジェクトメンバー

  • 望月萌々子

    1995年 山梨県生まれ、自然に囲まれた田舎で育つ。祖母が華道教室を営んでいたことから幼い頃から植物に魅せられるようになる。花卉の生産地や市場、花屋を訪ねて周り、生産と消費のあり方について巡る旅をしたり、花屋で働いたり。その中で感じた命としての生のサイクルと、相対するようなそれを経済価値として社会に流通させるサイクル。植物を巡る事象から捉える地球や人の在り方についてとても興味があり、その中で自分が信じていたいあり方を表現していきたいです。

メンター

  • 株式会社リ・パブリック共同代表市川 文子

    広島県出身。慶應義塾大学大学院にて修士課程修了後、当時まだ珍しかった人間中心デザインの職を求め、フィンランドに渡航、携帯事業メーカー・ノキアに入社。世界各国でのフィールドワークから課題を起点とした製品やサービスの開発に従事。退職後、博報堂イノベーションラボ研究員を経て、2013年株式会社リ・パブリックを創設。現在は持続可能なイノベーションをテーマに地域や組織における環境整備およびプロセス設計の研究・実践を手がける。広島県事業「イノベーターズ100」ディレクター、グローバル・リサーチ・ネットワーク「REACH」日本代表。監訳に「シリアルイノベーター~非シリコンバレー型イノベーションの流儀」。

    市川 文子さんのページを見る
  • (株)KESIKI代表取締役CDO/(株)ウッドユウライクカンパニー代表取締役/多摩美術大学TCL特任教授石川 俊祐

    デザインアプローチの実践者。企業のパーパス経営から、人材育成プログラム、新規事業開発まで、数々の価値創造プロジェクトを主導。Central St. Martins卒。英PDD Innovations UKのCreative Lead を経て、IDEO Tokyoの立ち上げに従事。2018年よりBCG Digital VenturesにてHead of Designとして組織の立ち上げに従事したのち、2019年、KESIKI INC.設立。D&ADやGOOD DESIGN AWARDなど様々な審査委員を歴任するほか、数々のセミナー、カンファレンスにてキーノートを務める。Forbes JAPAN世界で影響力のあるデザイナー39名に選出。著書に『HELLO,DESIGN日本人とデザイン』

    石川 俊祐さんのページを見る

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