- イベントレポート
次の一歩をつかむ場所 〜GARAGE Program 実験報告会〜
演劇ワークショップで、若者たちのアイデンティティの面積拡大を目指します。
対象は、私たちを含む東京の若者。
我々若者が失いつつある”全力の表現体験”の機会をつくり、我々が探し求める”アイデンティティ”への新たなアプローチを試みる。
近頃SNSの中で、心無い言葉や人が争っているのを目にする機会が増えるようになり、人は何かが痩せていってるように感じた。
では、私たちの中で一体何が痩せていってしまっているのか。そう考えた時、それは”アイデンティティ”であり、またそれは別の捉え方をすれば”感情”や”感性”といったものなのではないかと思った。
今の時代を生きる私たち若者は、ことあるごとにアイデンティティを求められている。学校で、家で、TwitterやInstagramで。
だけれども、そんなに自分のことを知らないし、わからない。アイデンティティの地図が狭いのだ。 その面積を広げるために私たちは、「感情の大きさは、アイデンティティの大きさに比例する」という仮説をかかげ、検証したい。
<ワークショップ・イベントの開催、記録>
・全力の表現体験を行うワークショップ
・他人の全力の表現を受け止める体験
・自分にとって未知の世界の人たちと交わる体験
<フィールドワーク>
・渋谷で街頭インタビュー
・演劇のワークショップをもちいて、若者たちのなかに眠っている感情を再現し、自分のなかのアイデンティティを広げてもらう。答えのない「自分とは何者か?」という問いを、答えを決めずにただただ考える場所、発展させる場所をつくりたい。
・また、そのワークショップ内での若者達の変化を記録し、同世代の若者が「今」感じている、鬱屈や喜び、願望といった生々しいリアルを切り取った、現代に向けての作品を制作し、発表する。
誰もが、自由にやりたい表現に挑戦できる世界。 そして誰もが、他人の表現を受け止めようとする文化のある世界。
脚本家・演出家ヒノ影 アラン
北海道に生まれ、東京に育つ。小学5年生の頃から小説を書き、言葉と慣れ親しんできた。近年は、詩や戯曲、歌謡など言葉に関するものなら貪欲に取り入れ、制作を行っている。太った体がトレードマーク。
写真家・女優山本和穂
埼玉県に生まれ、栃木の畑の中で育つ。小中はサッカー・野球・ラグビー・バスケなど、スポーツっ子でありつつ、週末は合唱団に参加。高校から演劇を始める。現在は写真家・役者として活動中。トレードマークは歪な髪型。
振付家・ダンサー杉本 音音
東京都世田谷区生まれ。4歳より新体操とクラシックバレエを始める。15歳でコンテンポラリーダンスに出会う。立教大学現代心理学部映像身体学科を副主席で卒業。振付家・ダンサーとして、他ジャンルとのコラボレーションも精力的に行いながら活動中。
マネージャー笠原 太郎
大阪生まれ、神奈川・東京育ち。
アントレプレナーシップ教育に関心を持ち、創業支援系のイベントの企画・運営などをしている。
NPO法人ETIC. Co-Funder/シニアコーディネーター鈴木 敦子
早稲田大学第二文学部卒業。在学中より中国・アメリカなど海外留学・放浪を行う。また各種アルバイトを経験し、ETIC.の前身である「学生アントレプレナー連絡会議」の勉強会などに参加。自らも起業したいと、能力未熟のまま卒業直後に起業する。ルームシェアのコーディネートの事業を2年半経営して廃業。97年のETIC.事業化に伴い、事務局長に就任しインターンシップのコーディネート、若手起業家支援などの各種プログラムを実施。現在は、マネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。年間約200名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。