- イベントレポート
楽しい未来のお酌文化? 体験型展示会「自動お酌マシーンDozo-Dozoと秋の夜長」イベントレポート
自動お酌マシーンDozo-Dozoとつくる未来のお酌文化
古くから日本にある、お酌文化。
思いやりの気持ちから行う場合は素晴らしい文化だが、職場の宴席等で、同調圧力や義務感を伴って行われることも多い。
そこで、デジタルファブリケーション技術を使い、自動お酌マシーンを開発した。
テクノロジーとクリエイティビティによる文化の再定義を目指すプロジェクト。
日本特有の「お酌文化」に違和感を持った。
本来は、相手を思いやる気持ちから生まれた美しい慣習だが、
実際は、職場の宴席等で、同調圧力とともに義務感で行われている場合も多い。
しきたりや慣習自体が悪いのではなく、
多様性を認めず、それらを強要することが問題だと感じる。
それならいっそ、自動化という選択肢を加え、お酌文化を再定義しては?
そこで、デジタルファブリケーション技術を使い、自動お酌マシーンDozo-Dozoを開発した。
テクノロジーとクリエイティビティの力で、選択肢を増やすことで、文化や慣習を再定義することができるのではないか。
1.体験型展示会の開催
多様性を持つ渋谷の街で、お酌文化やテクノロジーへの捉え方が、もそも違う多種多様な人々に、
このマシーンを実際に体験してもらうことで、そのリアルな受け止め方を知りたい。
2.マシーンの改良
既存のプロトタイプの改良を重ねたい。
1.体験者数100人
2.他ジャンルのクリエイターとのコラボレーション
3.メディア掲載
テクノロジーとクリエイティビティの力で、多様性が認められた世界。
代表亀井 夏香
1990年生まれ、奈良県出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。 教育業界で勤務しながら、ものづくりを行う。 2021年デジタルファブリケーションの学習プログラムFab Academy修了。 卒業制作で「自動お酌マシーンDozo-Dozo」を製作。
技術担当田宮 裕一
Fab Academyインストラクターとして、受講生の指導を行う。
また、横浜・関内にあるデジタルファブリケーション工房ファブラボ関内の運営者として、イベント企画、制作協力等に携わる。
本プロジェクトでは、主に技術サポート、技術検証を担当。
音響/演出担当亀井 紘夫
東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業。昼は100BANCHから徒歩2分の会社に勤務。夜はギターボーカルとして活動。ジャンルはブルース。
株式会社HEART CATCH 代表取締役、プロデューサー西村 真里子
国際基督教大学卒。日本アイ・ビー・エムでITエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、アドビシステムズでフィールドマーケティングマネージャー、バスキュールでプロデューサーを経て2014年に株式会社HEARTCATCH設立。ビジネス・クリエイティブ・テクノロジーをつなぐ“分野を越境するプロデューサー”として自社、スタートアップ、企業、官公庁プロジェクトを生み出している。2020年には米国ロサンゼルスにHEARTCATCH LAを設立し、米国でのプロジェクトも進めている。
プロジェクトの歩み