脳波からリアルタイムNFTアートを生成。唯一無二のものとして主観を永続させる。

LESS THAN 74 DAYS

Neurography

プロジェクト概要

かつてカメラによって一瞬の光子情報を切り取ったPhotographyはスマートフォンの普及と共にコモディティ化。写真は視覚情報を遺すことはできるものの、心の動きは直接捉えきれません。

神経活動を切り取ったNeurographyは、我々の主観を生み出す、脳活動の変化という客観的な物理量を可視化することで、我々の主観を撮影可能にします。さらに、主観の写真をNFT化することで、ある瞬間の我々の主観を象徴する唯一のものとして、永遠に存続させ続ける実験を行います。

動機

脳情報を活用することで社会は大きく変わると確信していた。来たる脳情報により身体性から解放される未来に備えるため、多くの人と脳情報とは何か、我々は脳情報に対してどのように向き合うことができるのかを模索したかった。

仮説

・心の動きを遺す発明

頭皮上脳波からリアルタイムでアートを生成することで、我々の脳活動という客観と、我々の内面という主観との対話の機会になるのではないか。また、その瞬間の心の動きを作品に収め、それを解読できるような作品になれば心の動きを一生残すことができるのではないか。

 

・Brain Computer Interfaceが適切な形で社会に浸透するきっかけとなるのではないか。近年人間の神経活動データを用いた研究が産業応用され始めている。しかし、現時点では多くの人がBrain Computer Interfaceに関する正しい理解をしておらず、漠然と怖いと感じる人も多い。さらに、この分野においては技術利用に関する社会的合意や法整備が追いついていない。 今回Neurographyが新しい文化として社会に浸透することで、Brain Computer Interfaceの認知度を高め、正しく理解してもらうきっかけを作れるのではないか。また、Brain Computer Interfaceが社会に広く受け入れられるために不可欠な倫理規約に関する認知度を上げることで、適切に受け入れられていく社会を醸成できるのではないか。

実験

・頭皮上脳波を用いたリアルタイムアート生成モデルの構築

・我々の主観を象徴するアートの作成

・オピニオンリーダーの方々を巻き込んで、作品を共創するだけでなく、Brain Computer Interfaceの解説、倫理的問題に関するインタビューを行い、記事にすることで公開する

・Brain Computer Interfaceの認知度を高め、正しく理解してもらうきっかけを作る

・Brain Computer Interfaceが社会に広く受け入れられるために不可欠な倫理規約に関する認知度を上げることで、適切に受け入れられていく社会を醸成する

目標

1.社会における多くの人が認知しているオピニオンリーダーである方々に脳波アートを体験していただき、プロモーションを行う

2.Neurographyの体験型作品展を開催、脳波計測をして自分の脳波からアートを作り、それをNFTとして所有するという一連の体験を多くの人にしてもらう

3.共感してくださったアーティストの方と作品を共創する

未来

個人の身体の違い、社会環境によって制約・格差が生まれない未来。誰もがなりたい自分になれる未来。誰もが自分を誇れる未来。 Neurographyを通して我々の脳以外を必要としない、身体を介さない表現方法を確立する。

リーダーインタビュー

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    小学生の頃、同級生の振る舞いが非論理的であることに気付き、人間の心と理性について考えていました。中学生の頃、認知症のドキュメンタリーを見たときに人間の心の在処について考え出し、脳に興味を持ちました。高校生の頃、人工神経接続の論文を読み、医学と工学が結びつくことによる可能性に期待するようになりました。
  2. 渋谷の街のエピソード
    駒場キャンパスに通っていた頃には、渋谷においておいて様々な人と出会い、熱くプロジェクトに取り組み、創りたい未来について語っていました。
    表参道まで歩くのが好きです。
  3. メンバーたちの意外な一面
    野村くんはいくらでも奢ってくれます。
    楊さんは馬術部です。
  4. 意気込みをお願いします!
    面白い体験創って広めたいです!

PROJECT TEAM

馬劭昂

代表

高校の頃、西村幸男先生の人工神経接続に出会い、医学と工学が組み合わさることで今まで諦められていたことも乗り越えられる可能性を感じ、NeuroscienceとEngineeringに魅了された。株式会社アラヤ脳事業開発室においてfMRIデータとDeep Learningを用いた基礎研究を行っている。現在は同時に慶應理工学部牛場研のもとで頭皮上脳波の解析を勉強中。 本プロジェクトでは、全体の統括、コンセプトの定義、展開方針の策定、AIモデルの開発を行う。

野村怜太郎

副代表

Langerhansでエンジニアとして血糖値ランプLooookのハードウェア、ファームウェア開発を担当。慶應義塾大学医学部主催健康医療ベンチャー大賞にて、肩こり解消ウェアラブル「Algona」準優勝。本プロジェクトでは、ハードウェア並びにデータ処理を担当する。

中原楊

副代表

本プロジェクトの立ち上げメンバーとして事業企画・マーケティング・セールス・ソフトウェア開発などを担当。普段は医学部の研究室にてシステム神経科学と次世代人工知能の医療応用について研究。

中村勇人

Tech Lead

1998年、千葉県生まれ。Brain Machine Interface(BMI)技術の確立を目指し、日本の高校を卒業後、アメリカに渡る。ボストン大学に入学し、コンピュータービジョンや人間の視覚機能の研究に携わる。その後、スタンフォード大学大学院に進み、人工網膜の研究を始める。BMI技術を通じ、物理的な制約のない世界の実現を目指している。

晏 舒揚

Creative Coder

1990年生まれ。中国出身。東京都立大学博士前期課程一年に在籍中。2020年から、ジェネラティブアートの作品制作を開始。都市生活における「ME」をテーマに、幾何学的図形を用いて無限の可能性の表現を試行錯誤。2021年から、「騒音惑星(Noise Planet)」をコンセプトに、クリエイティブコードを書く。

大久保孝慶

Engineer

2021年にiGIP-KANTOを副代表として運営したのち、現在は、AIエンジニアとして修行中。インターン先の株式会社アラヤで、精神疾患と脳情報の解析研究に携わっている。趣味は読書、文筆に加え、瞑想で、東洋的な視点からの脳-身体論、意識の生成、分子コンピューターについて関心がある。

藤田優梨香

Marketing

ベンチャー企業や個人チームで医療機器開発プロジェクトに従事し、新規機器創出を通じて上流から横断的に医療界の革新を促進することを目指す。本プロジェクト内ではマーケティングを担当する。

mentor加藤晃央

世界株式会社 / CEKAI 共同代表

1983年、長野県生まれ。2006年、武蔵野美術大学4年在学時に起業し株式会社モーフィングを設立。2007年、クリエイティブチームである株式会社TYMOTE立ち上げに参画。2013年、同世代のフリーランス化や独立起業の流れの中、個が集結できる場所としてクリエイティブアソシエーションCEKAI / 世界株式会社を設立。2018年、クリエイターのためのコレクティブスタジオ「村世界」を開村。クリエイターの可能性を高め、繋げ、拡張させることをミッションとし究極の裏方を目指す。

mentor乙武 洋匡

1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中に出版した『五体不満足』が600万部を超すベストセラーに。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、小学校教諭、東京都教育委員など歴任。現在は『AbemaPrime』でMCを務める。昨年11月に、義足プロジェクトの全容を描いた『四肢奮迅』(講談社)が発売。