- イベントレポート
自分らしく分岐点を進んでいく 実験報告会&メンタートーク
「政治検定」でシティズンシップ教育をアップデートする。
政治はわかりづらい。大人に余裕がない。勉強に目標がない。
でもいざという時、情報の波にのまれず「政治を使いこなせる」ようになりたい。
政治を使いこなせる人を育てる、主権者教育ツールの開発。
「政治教育では、思想が偏ってはいけないから、充分注意して取り組むように。」 これが学校で「中立性を保つこと」を達成するために、「政治を授業で取り扱わない」ことで解決してきた、 多くの先生方の言い訳でした。 どうりで、政治教育が長年タブーとされてきたわけだと、たくさんの実践の中で、研究の中で知りました。 外部の学生団体が投票率をあげよう!と実施をしても、それは「キャンペーン」として消えていってしまう。 どうりで、持続性もないわけだ、と納得しました。 本当にそれでよかったんだっけ?? どうしたら、政治教育をフラットに、長く続けることができるだろうか。考えました。
学習の意欲は、いつでも言い訳にできます。知りたいから勉強する。子どものその思いは肯定されます。 受験で必要だから勉強しなさい、大人にったら役立つから勉強しなさい。大人のその言葉も肯定されるでしょう。 漢字検定も、英語検定も、数学検定もあるのに、政治はどうだっただろうか、ありません。 政治も検定試験にして、合格をモチベーションに勉強する言い訳を創造できるはずです。 さらに一歩踏み込んで、以下のような仮説を立てました。 ・政治検定は今後、漢字検定や英語検定を凌駕する検定事業になる。 ・政治検定の受験者データを秘匿性の高いデータに変え活用し、まちづくりに反映させる →受験者の地域や年齢、問題への正答率や回答時間をデータ化し、 これらを自治体広報の手段や改善に役立てることができる。
1.プラットフォームをつくります 多様なジャンルの知見を「◯◯×政治(社会)」で問題を考案。 各ジャンルにおける国や自治体レベルの現状、支援政策、行政制度をどれくらい知っているのかを問う。
2.政治検定の受験者数、属性、正誤回答率を算出します →企業や行政が広報的、政策立案に活用できる根拠となるデータを抽出し提案を行う。
1.政治検定プラットフォームサイトリリース →政治検定の実施で3000人以上が受験 2.データを集計しコーディング、レポートをリリース これをもとに、のべ参加者数100名以上になるオンラインイベントを開催
本来ビジネスにならない「シティズンシップ教育」を、 持続可能な「学び」の形にしていくことが100年後の教育には大切。 政治はだれでも学べて、だれでも語れる。 その認識が当たり前の社会にするために、日本がこれまで100年かけてタブーにしてきた、 潜在的な政治への学びの意欲を開放する。
プロジェクトリーダー野田みどり
早稲田大学大学院 教育学研究科 教育基礎学専攻 博士課程2年。 政治検定プロジェクトリーダー。 学部卒業後は島根県海士町の教員として小学2年生を担任。その後大学院で小中高の専修免許を取得。長野県、沖縄県で出前講座などを実施。 三重県教育委員会の主権者教育アドバイザーとして、三重県における新科目「公共」実証実験事業に携わる。
プロジェクトリーダー古井康介
慶應義塾大学 経済学部自民党総裁選や元総理、現役大臣などのPRを与野党問わず担当。 日本政府 国際女性会議 広報アドバイザー。日本若者協議会理事。政党や行政、学校などで各種講師やアドバイザー、主権者教育を実施。朝日新聞パートナー。毎日新聞「政治プレミア」連載中。
WEBクリエイター帆士大貴
東京大学 経済学部 卒業 リクルートホールディングスにてプロダクトマネジメント業務を経て、外資系戦略コンサルティングファームにて大手上場企業の中長期経営戦略策定に従事。 一般社団法人パブリテック アドバイザー。
広報担当池田颯
明治大学 政治経済学部 卒。 FMヨコハマの最年少パーソナリティなどを経て、ソフトバンク株式会社にて法人営業に従事。 広告・広報事業の要として様々なイベントに足繁く通う。
クリエイター武田和
東京大学 文学部に在学。 日本最大級のキャンパスコレクションにてトップクリエイターを経て自民党総裁選、衆院選、参院選で専属カメラマンとして従事。日本最大数の参院選政見放送を作成し数々の議員を当選に導く。
教材クリエイター古野香織
東京学芸大学院 修士2年 日本主権者教育フォーラム 理事。20歳で主権者教育を行う学生団体Vote at Chuo!を設立。日本の主権者教育の実践及びオピニオンリーダーとして活躍。総務省の主権者教育事業選定委員も歴任。出前講座も含み、累計で10,000人以上の中高生に主権者教育を行う。
問題クリエイター宮本千絵
慶應義塾大学大学院 修士2年。専門は計量政治学。 明治学院大学 学部時代より主権者教育団体に携わり効果測定を実施。 元文科省大臣補佐官鈴木寛のゼミで、オンライン探求学習の構築を担当。 政治検定の基礎問題制作・調査、効果測定アドバイザーとして携わる。
問題クリエイター寒川友喜
早稲田大学 教育学部 社会科社会科学専修在籍。 高校時代から政治に関心を持ち、大学1年生で青年の船で世界を一周。 また休学中、島根県海士町の隠岐島学習センターでインターンとして高校生のキャリア探究を担当。 その後1年間セルビアに留学。政治検定の問題制作に携わる。
NPO法人ETIC. Co-Funder/シニアコーディネーター鈴木 敦子
早稲田大学第二文学部卒業。在学中より中国・アメリカなど海外留学・放浪を行う。また各種アルバイトを経験し、ETIC.の前身である「学生アントレプレナー連絡会議」の勉強会などに参加。自らも起業したいと、能力未熟のまま卒業直後に起業する。ルームシェアのコーディネートの事業を2年半経営して廃業。97年のETIC.事業化に伴い、事務局長に就任しインターンシップのコーディネート、若手起業家支援などの各種プログラムを実施。現在は、マネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。年間約200名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。