その違和感、放っておくにはもったいない!
考えることを、もっと自由に、もっと楽しく。
            

TOIMOCHI
その違和感、放っておくにはもったいない!
考えることを、もっと自由に、もっと楽しく。
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                                                      全人類問い持ちプロジェクト 共同代表 岸 ふみ 

ひとりごとの力で、「勉強したのに英語が話せない」人をゼロにする!


私たちは「ひとりごと」を活用した新しい言語学習法を提案するプロジェクトです。
「ひとりごと」は時間や場所に縛られず、失敗への不安もなく、実際に言語を運用できる最も手軽な手段の一つです。この方法は、従来の「読む・聞く・書く」を体系的に学ぶプロセスの中にも気軽に取り入れることができます。Echo は、「ひとりごと」に対するパーソナライズされたフィードバックや、学習記録の整理・可視化と通じて、学習の効率化とモチベーション維持に貢献します。このように、日常の言語学習に「ひとりごと」を取り入れることで「読む・聞く・書く・話す」の4技能全ての言語運用能力を、相乗的に高められると考えています。
このプロジェクトの動機となる経験が大きく二つありました。
【1. 英語ができると思っていた私自身が、国際学会で全くディスカッションできなかった経験】
修士1年の時に国際学会で発表する機会がありました。当時、TOEICのスコアは 800 ほどで、私自身の認識も周囲からの評価も「ある程度英語ができる人」という感じでした。しかし、当日のディスカッションでは全く言葉が出てこず、この時に初めて「英語が話せない」ことを認識し、非常に悔しい思いをしました。そして、この時までの学習では、「読む・聞く・書く」のみにしか取り組んでおらず、「話す」ことの練習は全くしていなかったことに気がつきました。この経験の後、「話す」ことを練習するために、試験科目にスピーキングのある英検準一級を目標に学習し取得しました。
【2. 英語が公用語のチームでの実務経験】
入社した会社で、私と同期の二人以外が全員海外出身のチームに配属となりました。このチームの公用語は英語で、さまざま国のバックグラウンドを持つ人から構成されるチームでした。ここでの経験で、まず気付いたことは以下の2点です。
① 自分に必要な文脈で話すことで、より内容が身に付いていること
② 失敗を許容し、できるだけ多くの発話を続けることが、コミュニケーションの上達につながっていること(海外出身メンバーの日本語学習を見ていても)
そして、この気付きをもとに、メンバーが使った表現を自分も真似て使ってみたり、恥ずかしさを捨てて言いたいことを自分なりに言ってみたりするように心がけるようになりました。
この実践をしばらく続けていると、ある時から、文法・語法や語彙はある程度まとめて体系的に理解しておいた方が効率がいいのではないかと考えるようになり、もう一度文法書に立ち返り、基礎知識を整理することにしました。この段階でさらに気づいたことが次の2点です。
③  日本語で英語を学ぶことができる、論理的かつ体系的に書かれた参考書は非常に多くあるということ
④ 自分に必要な文脈で話したり、とりあえず自分の言葉で言ってみたりするという勉強方法は、文法書や単語帳で学ぶ中でも「ひとりごと」として実践できるということ
このような経験を経て「ひとりごと」を利用した言語学習の可能性に気が付きました。
私自身の今までの英語学習の遍歴を振り返ってみると、効率が良かったとは思えません。二度手間の言語学習になる人たちが減り、かつ、より効果的な新しい言語学習の選択肢を作れないかを考えていきたいと思うようになりました。
1. 自分で考えて発話した「ひとりごと」のブラッシュアップを何度も繰り返すことで、「話す」能力を向上させることができる
2. 従来の「読む・聞く・書く」の言語学習と並列で「話す」に取り組むことによって、相乗的にそれぞれの能力を伸ばしていくことができる
1. 実装|アプリの機能を拡充し、体験を向上させる
2. 発信|言語学習 vlog を通して、言語学習への関心が高い人との接点をつくる
すべてのユーザーの「ひとりごと」回数の、1日あたりの合計が 3000 回になること
「自分の想いを自分の言葉で伝える」、「相手の伝えたいことを自分自身で理解する」という夢を実現するためのハードルをできるだけ低くしていくこと。

Echo リーダー川上知宏(とも)
島根県出身。海・山・川に囲まれた大自然の中で、高校卒業まで過ごす。修士1年の時に参加した国際学会で全くディスカッションできなかった経験や、新卒入社した会社で自分と同期以外が全員海外出身のチームに配属となった経験がきっかけで、実際のコミュニケーションをとれることまでを見据えた言語学習の方法を模索するようになる。
現在の学習中の言語:英語、韓国語

Echo エンジニア山本迅平(じんぺい)
神奈川県川崎市出身。大学・大学院で浄水処理のデジタル化に関する研究をし、データ活用による課題解決の方法論を探究。大学時代のビジネスコンテストをきっかけにiOS開発に興味を持つ。新卒で株式会社サイバーエージェントに入社し、ABEMAのiOS開発に従事。UI/UXとソフトウェアアーキテクチャの両面からより良い体験を設計することを志向している。