もふもふは、学びをどのように変えるのか?
デジタルとアナログを融合させて、教育革命を起こす!

Fluffy Education Revolution
もふもふは、学びをどのように変えるのか?
デジタルとアナログを融合させて、教育革命を起こす!
その違和感、放っておくにはもったいない!
考えることを、もっと自由に、もっと楽しく。
私たちは、日常の些細な違和感を問いに変え、考えることの面白さを再発見するプロジェクトです。
「年中半袖半ズボンのやつってなんなんだ?」
「お父さんのタバコはいやだけど、アイドルが吸ってるとかっこよく見えちゃうのはなぜ?」
—— こんな何気ない違和感を大切にし、そこから問いが立ち上がる感覚を通して、考えることそのものを楽しむ感覚を育む。それが「全人類問い持ちプロジェクト」です。私たちは、目的や社会的意義に縛られず、純粋に問いを面白がるプログラムを提供します。問いを持つことが日常的な営みとなり、知ることへの欲求が自然と生まれる。そんな新しい文化をつくることを目指しています。
高校3年間、私にとって問うことはむしろ苦しいことでした。
時間を遡って私が高校1年生の頃。私は先輩に憧れて課外活動を始めました。当時、食品ロスに関連する活動を行っていたのですが、そのテーマを選んだ理由は「早く先輩のようにならなきゃ、早く社会貢献しなきゃ」というプレッシャーからでした。「何かやらなきゃ」という義務感の中で、わかりやすい社会問題やSDGsといった、大人に取捨選択された「問い」をとりあえず選んだのです。自分の中には問いがないこと、自分の問いを大切にできていないことに苦しさや劣等感を感じていました。さらに、とりあえず選んだ問いを自分の言葉で語る必要に迫られ、「食品ロス」関連の発見や問いにしか注目できなくなっていました。
「社会貢献」という前提のもと、「問題です」と別の誰かに取捨選択された問いを追求するうちに、まなざしは狭まり、画一的な問いしか生み出せなくなっていたことに気づきました。もっと純粋に、日常を広くまなざし、それを面白がって問うことを楽しみたい。その思いから、日常の些細な違和感を起点とした問い持ちプロジェクトをはじめました。
1. 日常的な些細な違和感は、当たり前の出来事を問い直す感覚だからこそ、知的好奇心を引き出しやすくなるのではないか?
2. 日常的な些細な違和感は、特別な人だけができる行為ではなく、実践者を選ばず誰もが日常の延長線上においてできることだからこそ、問いの起点になるのではないか?
3. 「社会的意義」を意識しない状況下でこそ、まなざしを限定せずに、周りを広くみることができるのではないか?
4. 問いもちが日常的な営みになること、つまり文化になることで、周りをまなざしては内心ニヤニヤできる人を増やせるのではないか?
実験1:現在体系化している「違和感→問い」への変換フレームをもとにした問い持ち実験。
週に最低3人ずつ、3カ月で合計168人に行う。フレームワークのブラッシュアップと価値の深掘り、初期ユーザーの解像度を高める。
実験2:違和感センサーのストレッチワークショップのデザインと開催。
私たち「全人類問い持ちプロジェクト」の独自性は「日常の些細な違和感」を起点にしていること。一方で、現時点のフレームワークでは違和感の感じ方や保存の仕方を参加者任せにしてしまっている。違和感センサーをストレッチする工夫を考え、ユーザー実験していく。一例としては、「違和感」という言葉で提示するのではなく、色々な種類の違和感に出会った時の「感情」を提示してみたい(例「え、?」「え!」「つら」「まじで」)。
実験3:「違和感→問い」への変換フレームを応用したプロトタイプをつくりまくり、協働パートナーを見つける。
具体的には、違和感集めと問い持ち実験を組み込んだイベント「問いバス」「違和感定期券」、NHK「サラメシ」にインスパイアされた「あなたの違和感面白くしませんか?」という街頭実験の3つを主軸にプロトタイプを作成し、体験しまくってもらう。
実験4:問い持ち後の1週間のサポート方法のデザイン
「違和感→問い」への変換フレームを用いて16人と実験を行ったところ「視野が広がった」「この違和感ずっと大切にできそう」という肯定的な声があった一方で、「日常で新しい違和感や問いを持つ回数は増えなかった」「多忙すぎて考える余裕がなかった」という改善点も見つかっている。この解決策として、問い持ち実施後の1週間をサポートし、問い持ちが習慣化するようなものをデザインする。一例として、「そんな写真集め」という遊びを考えている。この遊びは、問いを書いた紙を日常の風景に忍ばせて、問いと日常をもう一度つなげ直すものだ。他の人が撮った写真について、想像して説明してみる過程を通して、自分の日常について再考する。(あくまで仮説なので、もっといろいろな方法を模索したい!)
1. 問い持ち実験(週に最低3人ずつ、3カ月で合計168人)→現時点で体系化したフレームワークのブラッシュアップと価値の深掘り
2. 問いの構造化システム構築
3. プロトタイプ作成とユーザー検証
4. 協働パートナーを見つける
5. 違和感センサーのストレッチワークショップを開く
6. AI Botをおじさんにして、対話場面におけるAIとおじさんの差を検証する
7. 「日常で新しい違和感や問いを持つ回数は増えなかった」の改善策として、問い持ち後1週間のデザイン
日常の些細な違和感の魅力を実感していて、問い持ちとそのための対話を愛している。その結果、日常をまなざしては興味深い違和感を見つけて内心ニヤニヤしている、そんな人のことを「問いもち依存症なかま」と定義します。
問い持ちが、国や属性を超えて様々な人の日常的な営みになること、つまり新しい文化として根付いた未来をつくります。朝ごはんのように。
周りの色々なものを広くまなざし、深く面白がること。自分の中に違和感があって、それをもとに問いが立ち上がる、その愉しさを誰しもが実感する未来。人々の間で「問いもちしよ」が合言葉になる。
全人類問い持ちプロジェクト 共同代表岸 ふみ
2004年生まれ。東京大学文学部社会心理専攻。専門は心理学。絶対に譲らないところは譲らないという信念の強さと持ち前の突破力を生かし、チームを率いる。規格外みかんのアップサイクル活動の立ち上げとその反省から、日常の些細な違和感や、そこからできた問いこそ大切にしたいと思うように。
全人類問い持ちプロジェクト 共同代表佐藤 もと
2003年生まれ。佐賀大学芸術地域デザイン学部。専門は現代美術で、制作にも取り組む。課題やわからないことを言語化し、自由奔放なメンバーの話を整理するのが得意。自分が感じた違和感を見逃してしまわないように、立ち止まってすかさずメモや写真をとるようにしている。
全人類問い持ちプロジェクト メンバー遠藤 梢子
2005年生まれ。東京学芸大学教育学部。専門は教育哲学、社会学。収束しかけたアイデアを別の切り口でひっくり返し、根本に立ち返ることが得意。趣味は、目に映る色や形という名の光、蝸牛まで段階的に伝わる生活音、ほっぺたの横をダッシュする空気を味わいながら散歩すること。効果と引き換えにテクニック化する人間の行為に葛藤する高校時代を経て、問うことが効果ありきではなく自己目的となる宇宙を夢見るように。
全人類問い持ちプロジェクト メンバー岸 涼香
2002年生まれ。昭和大学薬学部。専門は演劇。演劇を通じた人間存在の探求に興味があり、最近は表現することは(演劇に限らず)問いを観客に投げかけられるという接続性に注目している。新メンバーだがそれを感じさせないコミュニケーション力の持ち主。ビジュアルシンキングが得意な一方で言語化が苦手なので、散歩中に人間観察や写真を撮るなどしながら詩や文章を書いて言葉を手繰り寄せる練習をしている。