- リーダーインタビュー
ないものは作る。オンラインコミュニケーションのつまらなさを解消するツールを 須田隆太朗(Stat!)× 水野雄介(ライフイズテック株式会社)
リアクションが生き生きと伝わるオンライン通話を実現したい
現在のオンライン・コミュニケーションは、リアクションが伝わりづらいという課題を抱えています。遠隔でも相手の存在を生き生きと感じ取れる空間を作り出し、その結果として自由で活発な議論ができる空気感を生み出すことを目指します。
「Zoomでの会話は、まるで虚空に話しかけているようだ」というセリフをきっかけに立ち上がったプロジェクトです。感染症を含む社会環境の変化と技術の進歩によって、私たちのコミュニケーションの形態は急速に変化しつつあります。この過渡期において、コミュニケーションのあり方や本質を考え、全世界で必要とされるコミュニケーションのカタチやそれを支える技術は何か模索したいと考えました。
「相手のリアクションが生き生きと伝わってくるオンライン通話は、リアルよりも濃い体験を生むことができるのではないか?」
【開発について】
既に開発済みのデモアプリを、より多くの方に体験してもらえるよう、イベントスペースおよびバーチャル空間でのデモを念頭に置いてバージョンアップします。同時に、実際の利用シーン・課題をヒアリングしながら新たな機能を追加します。これまでのヒアリングからは、具体的に以下の2点の実装をが必要と考えています。
(1)「うなづき」動作の提示
(2)「納得度合い/困り度合い」の推定と提示
【検証について】
これまで、画面上のアバターによる表現とアイコンによるステータス表示による検証を行ってきました。現在は「今相手が通話可能かどうか」をZoomなどを繋げずに知ることができます。この機能をより多くの人に使ってもらいその感想を元にUIをアップデートします。また、提示部をPC画面と切り離し、物理デバイスを用いて提示を行う実験を行います(うなづくロボットや納得度合いを表示するミニディスプレイなど)。
1. デモ機の完成(期間前から期間前半にかけて)
2. デモ体験者100人
3. サービス化
物理的に離れている人とも、目の前で会って話しているのと同じようにコミュニケーションができる世界の実現を目指しています。今日、ビデオ通話を用いれば遠くの人とも繋がることが容易になりました。しかし、画面越しの相手から感情や人柄を読み解くのは難しくどこか遠い存在に感じます。遠隔でのコミュニケーションが当たり前になった社会で、他者との繋がりが薄れ共感を持つことが難しくなってしまったら?その世界では他者と強いつながりを作ることが難しくなるのではないかという課題を感じました。
私が目指す世界では、遠隔でも他者の存在を肌で感じ取ることができます。相手とアイコンタクトを取りながら会話ができ、ちょっとした感情の変化を感じとることが可能です。相手と同じ空間を共有しているリアルな感覚があり、遠く離れていても相手のことを身近に感じます。
代表須田隆太朗
東京生まれ東京育ち。Macbook Proが使いたいという理由で都内でインターナショナルコースがある中学校に進学。国外数カ国に短期留学する中で、異なる国や文化で暮らす人との交友に喜びを感じる。夢は数学や物理を使って世に役立つものを生み出すこと。
青山奈津美
サンディエゴ生まれからのまさかの魅力度ランキング最下位の茨城育ち。将来起業したいと漠然と思い、学生時代はKADOKAWAでライター、DeNAで採用、Recruit TechnologiesでPythonのインターンを経験。中東が大好きで、大学3年生の時に半年休学してイスラエル・パレスチナ留学をし、そこで須田と出会い、起業を目指していろんなコンテストやプロジェクトに参加中。
袴谷優介
大阪生まれ福岡育ち。幼少期からモノ作りに関心を抱き、紙飛行機や火薬ロケットに囲まれて育つ。理系の道を歩むと誰もが予想したが、高校数学に敗北し文学部へ進学。卒論ではラグビーの歴史を熱く語った。現在は大手通信事業会社にて法人向けDX商材の企画を担当。モノづくりへの想いも捨てきれず、本業の傍らで友人のWeb制作・アプリ開発を手伝っている。
株式会社ロフトワーク 共同創業者林 千晶
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。
プロジェクトの歩み
入居開始
【オンライン開催】
100年先の未来を描く5プロジェクトがピッチ!
10月実験報告会&メンタートーク水野雄介(ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO)
新しい市場をつくり、新しい世界をつくる 実験報告会 & メンタートーク(ライフイズテック株式会社 水野雄介さん)
【オンライン開催】100年先の未来を描く6プロジェクトがピッチ!
1月実験報告会&メンタートーク | 乙武洋匡(作家)
オフラインとオンラインの関係を「>」から「≡」へ [20日目]
次世代にムーブメントを起こす6プロジェクト 2022年1月 GARAGE Program実験報告会
ないものは作る。オンラインコミュニケーションのつまらなさを解消するツールを 須田隆太朗(Stat!)× 水野雄介(ライフイズテック株式会社)
コンタクト
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ryutaro-suda@g.ecc.u-tokyo.ac.jp