- イベントレポート
自分らしい生き方やあり方を追求する—— 実験報告会 & メンタートーク(株式会社ロフトワーク・林 千晶さん)
身体の内側を守る下着「スマートパンツ」
独自開発のスマートパンツによって着用者の身体の大切な生体指標を取得し、そのデータをパターン解析プログラムに通し、異常が認められたら直ちに着用者にお知らせし、妥当な行動を促します。一方で異常がない時は、バイオマーカーの変化により、睡眠時間や運動時間等のライフログと呼ばれる数値を自動算出し、アプリケーションを通してユーザーに伝えることで、利用者の生活管理を補助します。
日常的に身体の内側の状態を知る術がない事に気づき、その問題意識がずっと抜けず、解決するにはどうしたら良いか考え始めたことが発端です。
身体の内側の状態がもっと可視化できるようになれば、人々は一層きちんと自分の体調を正しく管理することができるようになり、体調を崩したり、生活習慣病になることが減る。つまりより長く健康的に仕事・私生活に努めることができるようなる。
仮説を実現する手段として現時点での最善案は、「スマートウェア 」であり、その中でも着用時間が最も長く、肌と密着しているのは 下着である為、電子機器を織り込んだ「スマートパンツ」の製作 に取り組む。
プロトタイプを完成させる。増産できる状態にし、知人から始めて 、多くの人に製品を知ってもらう。その為にマーケティング・チー ムを組織し、マーケティング戦略を作成し、実施する。
万人常時バイオモニタリングの実現。それによる予防医療の飛躍的 発展。
PM鄧卓然
中国人の両親のもとに生まれ、9歳時に来日、以降東京で教育を受ける。 高校よりソフトウェア開発を始め、慶應義塾大学では経営経済学を専攻。 大学では課外活動として主に、 ITベンチャーでのインターン勤務と独自でのソフトウェア開発 及び 文化服装学院夜間部にてファッション・デザインを学んだのち、独自での衣服設計・販売 に取り組んだ。
Engineer三谷怜司
チームリーダーとは高校時に同じプログラミング・スクールに通ったことをきっかけに知り合う。 大学は東京大学に進学し、教養課程を得て、工学部に進学。 課外活動ではソフトウェア・エンジニアとして多くのインターンに勤めた。本プロジェクト前までチームリーダーと共にオリジナルのソフトウェア開発に取り組むなど大学を超えてこれまでも協働してきた。 卒業論文では電気工学関連の論文を執筆。
株式会社Shiftall 代表取締役CEO岩佐 琢磨
パナソニックにてキャリアを始め、2008年に株式会社Cerevoを起業し30種を超えるIoT製品を70以上の国と地域に販売。2018年4月新たに株式会社Shiftallを起業し、複数のIoT機器を開発・販売。2021年からはVRメタバースに軸足を移し、家庭用モーショントラッキング機器 ‘HaritoraX’、 防音Bluetoothマイク’mutalk’やVRヘッドセット’MeganeX’など多数のメタバース関連機器を手掛ける。