- イベントレポート
購買は「意思ある選択」に:実験報告会~未来のSHOPPING 消費から共感へ~
「忘れられない女の子」になるための香水/メディアを通じ あたたかい世界をつくる
「好きな人の忘れられない女の子になりたい。」
そう願う、モラトリアム期間を生きる女の子のための「香水」とライフスタイルメディア型プラットフォームをわたし達は作ります。
一般的にモラトリアム期間とされている学生、私たちは、心の奥にはたくさんの傷や不安や違和感を抱えていたりする。もう誰にも愛されないんじゃないか、そう思う夜もある。
そんな想いを抱える、不器用で愛おしい自分を、あなたを幸せにするためにわたし達は挑戦します。
きっかけは、自分の恋愛の失敗でした。
好きになった人には別の好きな人がいたり、そうでなくても自分のことは好きでなかったり、酔った勢いで色々許してしまったり。
そうした中で、渋谷駅を歩いていて、偶然彼の匂いがする瞬間がありました。
その時に、「なんかムカつくな」と思って。
わたしは彼のことを忘れられないけれど、きっと彼にとっては、あ〜そういえばいたな、くらいの女の子で。
もし偶然彼に会うことがあったり、新しい誰かを好きになることがあったら、その時には、あの時のわたしと同じ気持ちになってくれたらいいのに、と思ってこのプロジェクトを始めました。
世の中には、香水もメディアも数えられないくらい存在していて、ただ作って売って、発信して、ではきっと立ち向かえません。
だけど、価値観を共有する、ストーリーを話す、という魅せ方で香水を、もっと言えば、モノを作り・売る、ということは新たな消費の体験になっていくと思う。
自分の経験とリンクするような、まるで人生のようなものづくり・情報発信こそ、新しいスタンダードになっていくのだと考えています。
①「忘れられない女の子」になるための香水完成、販売
ストーリーや作り手が見える香水、かつ購入後の感動体験が続くようなプロダクトの完成、販売開始。
②「忘れられない女の子」のためのライフスタイル型メディア運用
それぞれの「忘れられない女の子」像を実現させる場所として、失恋を昇華させるための場所として、人と繋がる場所としてのメディアプラットフォームを作成し、運用します。
③「エモい」でものは売れるのか。
「エモい」という、輪郭さえふわふわしている言葉や感情だけで、ものを売ることはできるのか。人の共感でものは売ることができるのか。新たな消費価値観を作ります。
④様々なカルチャー・プロダクトとのコラボレーション
プロダクトの完成、メディア運用
ポップアップの実施
オン・オフラインでのイベント企画/開催
好きな人の「忘れられない女の子」になりたい。
そして、その中で自分が自分であることを認め合える、やさしい世界を作りたい。
クリエイティブディレクター桑原 沙也加
1998年生まれ。神奈川県出身。大学では社会学を専攻している。
メディアや人材系のスタートアップの他CROOZventuresでのインターンを経て、本プロジェクトを始動。
人の温かみやストーリー性のあるものづくりを重視しつつ、優しい世界で生きていきたい、という想いで活動をしている。
趣味は読書とお菓子作りで、ポエム/コピーライティングが得意。
ディレクター藤田永 愛
1998年生まれ。神奈川県出身。
アイドルヲタク。
子育てをしながら、被写体モデルや様々な企画の手伝いなどを行う。
世界株式会社 / CEKAI 共同代表加藤晃央
武蔵野美術大学4年在学中にクリエイティブマネジメントカンパニーである株式会社モーフィングを設立。美大生やクリエイター向けメディアの立ち上げや、企業との共創によるプロジェクトマネジメントを行う。2013年、独立した個が集結できるアソシエーションCEKAIおよび世界株式会社を共同設立。日米を拠点としてグローバルに活動する組織において、自律分散的な仕組みづくりや場づくりに従事。クリエイターの可能性を高め、繋げ、拡張させることをミッションとし、究極の裏方を目指す。