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- イベントレポート
100年先の未来を描く4プロジェクトが登壇 2025年1月 GARAGE Program実験報告会
ファッションを通じて、誰もが自己表現し、
インスピレーションを受け取れる世界を創造
私たちはAIを活用して誰もがファッションで自己表現を楽しむ世界の実現を目指すプロジェクトです。
LaMuseは、生成AI技術によって、ファッションに悩む一般消費者の服選びを革新するプロジェクトです。個々人の好みや背景を基に、AIがパーソナライズされた絵型の生成を行い、技術力を持たない消費者のアイデアを形にします。さらに、プラットフォームの足がかりとなるパタンナーの業務効率化を推進するプロダクトも開発しており、これによりOEM工場を支援します。最終的にLaMuseにより、ファッションを通じて、誰もが自己表現し、インスピレーションを受け取れる世界の創造を実現していきます。
私がLaMuseを始めたきっかけは、街で見かけるファッションに疑問を感じたことです。多くの人がトレンドに流されすぎていて、本来自己表現の機会であるはずのファッションが、周りの流行に左右されてしまっているように感じました。そこから、「多くの人が個性的なファッション、つまり自分らしい自己表現を楽しむ世界を見たい」という僕のミッションが生まれました。
LaMuseの中心的な仮説は、「生成AI技術を使えば、一人一人の背景やストーリーを反映した個性的なファッションを実現し、新しい形の自己表現をつくり出せるのではないか」ということです。 具体的には、以下の2点を実験から明らかにしていきます。
・AIを使ってファッションデザインのプロセスを革新し、個人化することができるのではないか
・共有するプラットフォームとAIを活用したデザインツールを通じて、ユーザーの創造性とファッション表現を広げ、新しいコミュニティや文化交流が生みだせるのではないか
LaMuseでは、以下のような取り組みを行っていきます。
・画像生成AIを使ったファッションデザインプラットフォームの開発
・パタンナーの仕事を効率化し服づくりを手軽にするAIツールの開発
・個性とストーリーを大切にしたコンテンツの提供
・新しい才能を持つクリエイター(新興ブランド)の発掘と支援
主な目標は、以下の三つです。
・ファッションを通じて、誰もが自己表現でき、お互いにインスピレーションを受け取れる世界を創造すること
・生成AI技術を使って、一人一人の背景やストーリーを反映した個性的なファッションを実現すること
・ファッションデザインとトレンドの競争を民主化すること
誰もがファッションで自分らしさを表現できて、個性が輝く社会です。AIとテクノロジーを使って、誰もが自由に想像力を形にできる世界をつくりたいと考えています。 私たちの目標は、ファッションデザインとトレンドの競争を民主化することです。大手ブランドが築いた伝統は素晴らしいですが、それがファッションのすべてではありません。個人が自由にファッションデザインをつくれる、そんな障壁のない世界を目指しています。 LaMuseの活動を通じて、新しいトレンドが生まれる場所をつくっていきます。プロのデザイナーも、ファッション好きの普通の人も、みんなが同じ舞台で創造性を発揮できる。そんなプラットフォームを築き上げることが私たちの目標です。 簡単な道のりではありませんが、この夢に向かって進んでいきます。それが私たちの挑戦です。ファッションを通じて、誰もが自己表現し、インスピレーションを受け取れる世界。それこそが私たちLaMuseのビジョンです。
LaMuse リーダー鶴 健一郎
2022年、サレジオ工業高等専門学校に入学後、複数のベンチャー企業でインターンシップを経験。2023年11月から「La Muse」というプロジェクトを立ち上げ、生成AIを活用したファッションテック事業の展開に取り組んでいる。同時に、AIスタートアップでインターンとして主に営業と開発業務に携わる。さらに、アパレルブランドでファッションモデルとしても活動し、ファッション業界での実践的な経験を積んでいる。
LaMuse CTO藍 光祐
2022年4月に法政大学に入学し、5月にデータ分析会社にPdmとして入社、ブロックチェーン分野における事業開発とシステム開発を経験する。その後も複数のプロジェクトでPMとしてシステム開発に関わり、2022年10月にGustoDevelopment株式会社を創業、株式による資金調達を実施。現在は「La Muse」にCTOとして参画し、生成AIの活用による新たな価値創出に取り組んでいる。趣味は散歩とサウナ。
LaMuse バックエンドエンジニア杉本大斗
2021年産業能率大学情報マネジメント学部に入学し、2024年4月よりエンジニアとしてキャリア開始。2社のスタートアップ、QWSでの短期間プロジェクトの経験を経て今に至る。現在ではエンジニアとして活動しながら、趣味で小説を作成中。
LaMuse マーケター豊田 英杜
2023年N高等学校に入学、その後教育会社やSaaS、建築DX等計7社での業務を経て、マーケティング会社を起業。 その後、日本の森林の価値創造に興味をもち、現在林業スタートアップ「森林界隈」の立ち上げも同時に進めている。
LaMuse メディア担当掛川 蒼空
2022年、南葛飾高等学校に入学後、2024年からアパレルブランド「Dars」を立ち上げ衣服ロスを減らすことを目標としリメイク服を販売。さらにインフルエンサーとのつながりが強く現在はメディアの担当をしている。趣味は筋トレとサッカー。
LaMuse クリエイティブディレクターミゾグチゲンタ
2014年、芸能事務所スペースクラフトに所属し芸能活動を開始。子役、俳優として芸能界で実績を積みながら、21年、渋谷parco9階に位置するクリエイティブスクールであるgakuにて、東京藝術中学2期生として参加、一年間専門的にクリエイションについて学ぶ。精力的に作品を製作し、アートフェスなどで作品を展示、販売を経験。その後もメイクアップや写真を通した表現について学び、24年10月に三井本館にて開催されたbetween A &B展では4組の写真作家と共にgakuの生徒として参加。現在はファッションのサスティナブルな表現方法について学んでいる。現在同時に、ファッションデザイナーである山縣良和が主催するファッションスクール、cococnogaccoにて専門的にファンションを学んでいる。また、モデルエージェンシーであるpump management主催のファッションショーにスタイリストとして参加するなど、ファッション業界での実践的な経験を積んでいる。趣味は映画と湾岸ミッドナイト