- イベントレポート
100年先の未来を描く5プロジェクトが登壇 2022年8月 GARAGE Program実験報告会
人が、「想像力」を使って音で世界を旅するきっかけをつくる
近年、私たちの生活は、写真・文章・動画などを共有するSocial Mediaの流行やリモートワーク環境の整備などにより、視覚の情報に頼ることが増えました。
そんな私たちを視覚の依存から放ち、画面の外へ飛び出すきっかけをつくるのがこのPJです。
「Sound Airport」というアプリを使い、環境音を聴くことで、色々な場所から、地球上の世界を音で旅することができるようにします。
自分はよく、instgramで友達がどんなことをしているのか知ったり、twitterなどをみて世界中でどんなことが起こっているのかを把握したりしています。そんなある日、いつものようにふとSocial mediaを見て、「あれ、なんだかスマホの画面の向こう側にしか世界が広がっていないな」という気がしました。そういった情報をもっと空間的に知ることはできないだろうかと考えたとき、自分はYoutubeなどで外国の街の音を聴いたりすることが好きなことを思い出しました。なぜ好きかというと、音一つで今いる空間がまるで別の空間に変わったように感じるからです。ということで、環境音を使ったSocialMediaをつくり、画面の存在を感じずに世界中を旅する方法を探してみることにしました。
「音を使えば、どこにいてもあらゆる場所へ旅をすることができる」
「音は想像の世界というレイヤーをつくる新たなチャンネルになる」
1カ月目:プロトタイプを繰り返して、体験の核を明らかにする
2カ月目:体験の核をもとにした要件定義と開発を行う
3カ月目:仮アプリリリースとして100BANCHの人に使ってもらい最終調整を行う
最終目標:SoundAirportというアプリのリリース
SoundAirportというアプリを通した体験の普及で、聴覚分野から、人の想像力を刺激する。
「想像の世界」を確立し、多くの人が容易にその世界にアクセスできるようにする
代表/Experience Creator佐野風史
2000年京都府生まれ。慶應義塾大学環境情報学部3年。幼少期に見た星空に心を奪われ、「宇宙の魅力・わくわく」を広げたいという思いからモノづくりを始めた。 現在は「見えないものをみえるようにするのではなく、見えないものを想像できるようにする」ということを考えて、新たな宇宙を作るべくモノづくり・コトづくりをしている。自然・街の風景やその音を見たり聞いたりするのが好き。趣味は旅や天体観測、映画鑑賞。もっとも心が熱くなった1本は「インターステラー」である。
Interaction Designer堀川莉子
2001年東京生まれ。早稲田大学基幹理工学部情報理工学科4年。大学では日常生活において様々な行動変容を促すようなUX/UIデザインについて考えるべく、心理学のアプローチも交えてHCI分野の研究を行う。未来の人々の生活や行動を考えることが好き。所属サークルではフリーペーパーの誌面デザインを担当。趣味は映画鑑賞と美術館巡り。最近心奪われた映画は「インターステラー」である。
Interface Creator浦田泰河
1998年東京生まれ。学部時代は建築を専攻し、情報技術を活用した都市空間のあり方に関心を持っていた。大学院では物質と情報の両方に着目し、実空間とコンピューティングを掛け合わせた体験の創出について研究している。趣味はギターやSF映画鑑賞である。お気に入りの1本は「インターステラー」である。
(株)KESIKI代表取締役CDO/(株)ウッドユウライクカンパニー代表取締役/多摩美術大学TCL特任教授石川 俊祐
デザインアプローチの実践者。企業のパーパス経営から、人材育成プログラム、新規事業開発まで、数々の価値創造プロジェクトを主導。Central St. Martins卒。英PDD Innovations UKのCreative Lead を経て、IDEO Tokyoの立ち上げに従事。2018年よりBCG Digital VenturesにてHead of Designとして組織の立ち上げに従事したのち、2019年、KESIKI INC.設立。D&ADやGOOD DESIGN AWARDなど様々な審査委員を歴任するほか、数々のセミナー、カンファレンスにてキーノートを務める。Forbes JAPAN世界で影響力のあるデザイナー39名に選出。著書に『HELLO,DESIGN日本人とデザイン』
プロジェクトの歩み
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