社会の“当たり前”を壊し、自分の意思で決断できる未来を創造する。

Scrap and Build

プロジェクト概要

多様性が求められながら、“普通ではないこと”が否定される事もまだ多い現代社会は、むしろ多くの若者を混乱させてるかもしれない──。

Scrap and Buildは、環境や文化、特定の批判に惑わされずに意思決定するには「自分の思想」が必要だと仮定しました。この仮定を検証するため、独自の道を切り開いてきた先駆者へのインタビューを実践します。彼らがどんな過程でどんな思想を持つようになり、どんな意思決定を行ったのか、映像と文章を用いて掘り下げます。

公式サイト|http://scrapbuild.com

  • 食ワークスタイル
  • 05異質同士でコミュニケーションしている
  • #固定概念を破る
  • #ダイバーシティ&インクルージョン
  • #メディア
  • #自分らしさ
  • #21期

動機

“多様性の時代、21世紀”
余るほど人生の選択肢があるのにも関わらず、日本の若者は一歩踏み出せず、「なんだかモヤモヤする」と悩む。大学生から社会人になるまでのこの期間、そんな友人を多く見てきた。社会に対して受け身のような雰囲気をコミュニティに感じた。
それと同時に、彼らが皆みずからの人生に積極的になれば、日本がちょっと変わるような可能性も感じた。

この可能性を確実なものにするために、我々は立ち上がることを決断した。

仮説

情報があふれ、加速度的に時代が変化が加速していくからこそ、自分主体の意思決定=決断をすることが重要になるのではないか。

多くの若者が自分の生き方に困惑し、決断に迷うのは、判断材料となる”自分の思想”を見いだせていないから、また見いだそうとする姿勢がないからではないか。
 
以上を踏まえ、我々は下記の仮説をまとめた。

①多様性の時代で、若者が生き生きするには、決断をすることが必要不可欠。
②決断するにはいつでもブレない「自分の思想」を備える必要がある。
③現代の若者の多くは「自分の思想を持つこと」に対して暑苦しく、少しダサいものというイメージを持つ。
上記二つを達成するためには、「思想」そのもののイメージチェンジを行う必要がある。

実験

自分軸の思想を持つことがどれだけ決断に影響するのかを探るために、前例のない活動をする先駆者たちへインタビューを行い、定性的に仮説を検証する。
また、映像と文章を用いるメディアとして、我々の思想を最適に伝えるためにはどのような手法をとるべきなのか探る。

目標

1. WebメディアやSNSなどでの効果的な発信方法の確立

2. Webページの再構築

3. インタビューコンテンツ6本の制作とターゲットの反応について分析

4. 思想のイメージチェンジを目的としたグッズの製作

5. 自分の思想を見つけられる、共有できる手助けをするプラットフォーム「SHISOU」の開発着手

未来

未来への選択に対する、若者の「モヤモヤ」が無い世界を創出。
「これは私の決めた人生だから後悔はない」と誰もが言えている状態。
遠い未来、この革命がヒッピー文化のように語り継がれる大きなカルチャーになれば良い。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. 「あなたはどんな風に育ちましたか?」
    妹2人の3人兄弟の長男。いい意味で放任主義な家庭で、幼い頃からやりたいことを自由にやらせてもらえました。
    唯一父親にいつも言われていたのは「人生は選択と決断」。何をするにしても覚悟を持てと教えられたました。座右の銘として今も心に留めています。

    私は幼い頃から緊張症で、成果を出さないといけない瞬間にめっぽう弱かったんです。大学受験のときも頭が真っ白になり、浪人をすることに。
    それを治すため、思い切って海外1人旅に出ました。それが人生の転機でした。
    緊張症は克服され、また世界のあらゆる情景を撮影する中でカメラが好きになり、映像の道を歩み始めました。
  2. 渋谷の街のエピソード
    渋谷を中心にフリーランスや映像関係のアルバイトをして、2年。
    目を瞑って歩けるほど隈なく渋谷を見てきました。特に桜丘町、宇田川〜奥渋あたりのBarには詳しくなりました。
    オススメは桜丘町のジン専門店、フライングサーカスです。
    そこで取り扱っている岐阜県、辰巳蒸留所のアルケミエというジンがとても美味しいです!
    今年から自宅が代々木八幡になったので、愛車のロードバイクでさらに開拓したいと思います。
  3. メンバーたちの意外な一面
    弱みと強みを挙げるとするなら……。

    弱みは、全員夜型でみんな朝が苦手なことです。
    午前ミーティングの際は、お互いに電話、ラインスタンプ連打で起こしあっています(笑)。
    強みは、メディア、映像、新規ITサービスへの情報感度が高いことです。日常的におもしろかった記事や参考になった記事のリンクを送り合い、インプット量を増やしています。
  4. 意気込みをお願いします!
    ~Scrap and Build~

    誰かの、社会の""当たり前""を壊し、僕たちが構想する21世紀に""アップデート""します。

卒業インタビュー

  1. どのような実験は行えましたか?またその成果を教えてください。
    若者のモヤモヤを解消するための何をどう伝えていくのかコンセプト設計、表現方法を実験した。具体的に行った実験は

    ・事例1(失敗)
    モヤモヤの定義化、ペルソナ設定(アンケート実施)
    ⇨モヤモヤに対して、一般化抽象化してはダメだと気づく。この問いには答えがない。

    ・事例2(失敗)
    インタビュー企画、ビジョンドリブン
    ⇨ビジョンを持っている瞬間が1番イキイキできるのでは?と思ったが、それも人それぞれ。またビジョンを持とうと働きかけることは本質ではない。

    ・事例3
    インタビュー企画、自己投影(ここに辿り着いた)
    ⇨長らく議論をしている中で、不器用ながらもこうして自分の人生に向き合っている瞬間こそが重要かつ伝えるべきことでは。
    自分達を主語に変え、メンバーそれぞれが悩みを持ってインタビューしに行く企画に。

    ・伝え方をカジュアルに
    ⇨海外ドラマNetflixなどを参考に、見易さ楽しさを加えてオープニングなどを作った。

    まだリリースはしてないので、反響は得ていないが、自分達の伝えたいメッセージとクリエイティブに対して、腹落ち出来ている。
  2. 100BANCHはどんな場所でしたか?
    みんなが独立しながらも、刺激しあい、時に支え合っている場所。適切な表現かはわからないが、高校総体前に異なる部活同士が自然にお互いに高め合っている雰囲気を感じた。
  3. これからの仮説/実験/検証を教えてください
    2019年で9本コンテンツ制作。
    同時にAnd Buildとして次なるステップを構想していく。具体的な内容は未定。
    又クライアントワークとして、特に近しい若者達が活躍を広げていくために、映像企画を作っていく。
  4. 最後に一言どうぞ!
    かけがえのない時間、場所、人に出会えました。ありがとうございました。
    そして、今後ともよろしくお願いいたします!!

プロジェクトメンバー

  • Video Creator日髙 成樹

    1995年生まれ。広島県出身。明治大学文学部卒業。

    大学在学中に約1年間のバックパッカー旅を経験。
    帰国後、制作会社にてNHKのドキュメンタリー番組を制作。
    その後、フリーランスでの映像制作を経て株式会社サイバーエージェント入社。
    2018年春〜現在、当メディアを発起し、コンテンツ制作に従事する。

  • Photographer安部 啓史郎

    1996年生まれ。島根県出身。横浜国立大学経済学部在学中。

    大学在学時に留学を含め20カ国周遊。また2017年9月に学生メディアの運営に携わったのち、当メディアの創設メンバーとして参画。現在はマーケター、カメラマンとして活動中。

  • Editor米永 豪

    1995年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学商学部在学中。

    2016年3月よりwebメディアの立ち上げに携わり、ライター、編集者、マーケターとして活動。インタビュー記事の執筆も行う。

  • Video Creator今川 航介

    1995年生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部4年 千葉県出身。
    一年間のオランダ留学を経て、現在休学中のビデオクリエイター。自主出版や、森で行う音楽フェス”Morino Oto Festival”のプロデュースなど、様々なアウトプットを実践中。周りの人、ゆくゆくは世界の人々をワクワクさせる体験を作りたい。

  • Editor岩田 敏弥

    1996年生まれ。千葉県出身。早稲田大学商学部卒業。

    大学在学時、15カ国を周るバックパッカー旅をしながら、複数社でライター・編集者としてインターンを経験。その後、学生向けメディアの立ち上げに初代編集長として従事し、株式会社sansan入社。2018年春に当メディアを発起し、現在までコンテンツ制作に関わる。

メンター

  • 世界株式会社 / CEKAI 共同代表加藤晃央

    武蔵野美術大学4年在学中にクリエイティブマネジメントカンパニーである株式会社モーフィングを設立。美大生やクリエイター向けメディアの立ち上げや、企業との共創によるプロジェクトマネジメントを行う。2013年、独立した個が集結できるアソシエーションCEKAIおよび世界株式会社を共同設立。日米を拠点としてグローバルに活動する組織において、自律分散的な仕組みづくりや場づくりに従事。クリエイターの可能性を高め、繋げ、拡張させることをミッションとし、究極の裏方を目指す。

    加藤晃央さんのページを見る

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