

松葉を資源に変え、地域・自然・人の未来をより良いかたちでつなぎたい
Matunomirai
プロジェクト概要
私たちは、捨てる松を資源として再活用し、地域・環境・福祉をつなぐ循環型ものづくりを目指すプロジェクトです。
本プロジェクトは、毎年大量に発生し焼却処分されてきた松葉を活用し、地域課題の解決と循環型社会の実現を目指す取り組みです。松葉を原料に、自然由来の消臭剤や農業用ペレット、バイオ燃料などを製品化。障がいのある方々の雇用にもつながる加工工程を取り入れ、環境・福祉・地域経済をつなぐ新たな地域資源循環モデルを構築しています。地域の自然を守りながら、持続可能な未来を松葉から創出する社会実験です。
動機
私が株式会社マツノミライを立ち上げたきっかけは、地元・今治市桜井海岸の美しい松林が、年々維持が難しくなっている現状を知ったことでした。松葉は本来、地域の自然を守る存在である一方で、放置すれば火災や害虫の原因になり、地域の高齢化によりその処理も大きな負担となっています。
さらに、私の祖父母が聴覚障がいを抱えながらも地域社会で働くことを願っていた姿を思い出し、「環境課題の解決」と「障がい者の就労支援」を両立できる仕組みをつくりたいという強い想いが生まれました。
松葉という一見無価値に見える資源に、価値と役割を与えることで、地域・自然・人の未来をより良いかたちでつなぎたいと思ったからです。
仮説
私の仮説は、課題の多い地域には、多くの可能性が同時に埋もれているということ。
そして、それを可視化し、価値として世の中に届けるには、「社会性」と「経済性」を両立するビジネスという手段が必要だと考えています。
焼却されていた松葉を、消臭剤や農業資材、バイオ燃料として製品化することは、一見小さな挑戦かもしれません。けれども、それが「地域資源が循環し、誰もが役割を持てる社会」の原型になると信じています。
実験
100BANCHでは、以下の3点に挑戦したいと考えています。
1.「都市での需要検証」×「地方資源の可能性」
自然素材で高い消臭効果を持つ「松葉消臭剤」を軸に、都市部のペット・育児層向けマーケティング実験を実施。渋谷というフィールドで、顧客との直接接点を持ち、プロトタイプの改良と発信を行います。
2.「社会性×経済性」の事業モデル磨き上げ
メンターのみなさまとともに、障がい者雇用・災害復興・地域林業支援など、多層的な価値をどう事業構造に組み込むかを壁打ちし、ピッチや資金調達に向けてビジネスモデルを磨き上げます。
3.「素材」ではなく「物語」で伝えるブランド化
松葉という地味な素材に、ストーリー性・社会的意味・未来への視点を加え、次の100年に必要とされるサステナブルブランドとして、デザイン・発信戦略を仲間と共創したいです。
目標
【1カ月後】
初のtoC事業(松葉消臭剤)の立ち上げと初期販売の成功
【1年後】
松葉を燃料としたバイオマス発電事業の導入と実証運用の開始
【20年後】
グループ全体で年商250億円を達成し、100人以上の雇用を生み出す社会的インフラモデルを構築
未来
自然から価値を生み、誰も取り残さない経済を実現するため、貪欲に挑戦し続ける同士の連鎖を広げていきたい。
100BANCH卒業生として、そんな未来の100人とつながり続けるコミュニティの一員になること。
プロジェクトリーダーへ一問一答
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あなたはどんな風に育ちましたか?
両親は公務員。厳しい環境の中で育つ。
しかし、母親から物事には全てお金が発生する。お金の重要性を教えてもらう。そして、中学一年生でビジネスを学び始め、中三で起業する。お金の事を考えながらも、世の中のために何かできないかを考え社会起業をする。 -
渋谷の街のエピソード
行きつけの家系ラーメンがあり、「川島家」っていう店名です。
深夜に行くと、白米が何杯でも無料です! -
メンバーたちの意外な一面
一人で立ち上げ、挑戦中です。 -
意気込みをお願いします!
足元の資源に希望を灯し、100年先の森を育てる。
プロジェクトメンバー
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Matunomirai リーダー/株式会社マツノミライ 代表取締役伊藤翔馬
愛媛県出身、慶應義塾大学総合政策学部に在学中。小学校から陸上部に所属し、高校ではトライアスロンに取り組む。その経験を通じて、体力には絶対的な自信を持つに至った。これまでの事業活動も、圧倒的な体力を武器に乗り越えてきた。体力と行動力を武器に、掲げるビジョンの実現に向けて日々精進している。「迷ったらGO」を信条とし、自ら道を切り拓く姿勢を大切にしている。活動源は美味いラーメンを食べること。
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