- イベントレポート
100年先の未来を描く5プロジェクトが登壇 2022年5月 GARAGE Program実験報告会
落書きを犯罪として無視するのでなく、
その魅力を体験し、街の見方を変える
今回のプロジェクトではグラフィティから犯罪性を払拭し身近なものに置き換えることによって、街の見方を変えていく。私たちは街の消えることないグラフィティへの興味を煽れる作品の制作、展示を通してグラフィティとの共存を支持する。
グラフィティは迷惑だけどカッコいい!
自己表現の一種であるグラフィティは街をアートに染めているがそのような観点から見られることは少ない。犯罪性が圧倒して視野に入っても見ないようにするのが一般的であろう。そのような現状があるのはグラフィティの見方を知るものが少ないと考えた私たちはグラフィティ見物入門としてのポストグラフィティの認識を広げていく。犯罪性を払拭し身近なものに置き換えたポストグラフィティを発表することによってグラフィティの見方を変えていく。
ポストグラフィティの認知拡大。
ポストグラフィティの可能性を見出す。
グラフィティの魅力を発信し、街の興味、グラフィティ見方に変革を起こすことによって100年後でも廃れなく更なる進展のある未来を目指す。
代表/グラフィックデザイナー野口陽向
1999年東京生まれ、都会的に育つ。大学でグラフィックデザインと出会う。社会と積極的に関わる仕事的な側面と、アート、作家的側面を同時に有する形態に深く共感する。作品では、もつ詩性や機能的側面を、相乗効果的に同居させようと考え制作している。社会的に重要なこと、自分がたのしいことを同時に考え、続けてゆきたい。
コンテクストデザイナー
三浦慈朗
1999年神奈川県生まれ、海と犬、猫に囲まれて育つ。中学までは自然の中で様々な生き物と戯れていたが、高校から大学は虫一匹いない東京のど真ん中で学校を通うことになった。都会の不安定さと一定のリズムに魅了され街の徘徊者となる。東京は景観の変貌が激しくはあるが、その土地の特色は健在し続けている。この無秩序的秩序を保ちつつ成長している有機的な街は僕の心の支えになっている。そんな場所で僕が介入していくことによって街に小さな違和感をもたらしたい。
VUILD株式会社 CEO秋吉浩気
VUILD株式会社CEO。アーキテクト/メタアーキテクト。1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科にて建築設計を専攻。慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボにてデジタルファブリケーションを専攻。