- イベントレポート
新しい市場をつくり、新しい世界をつくる 実験報告会 & メンタートーク(ライフイズテック株式会社 水野雄介さん)
あそびを通して大人の創造性を解放したい
このプロジェクトでは、大人の創造性を刺激すべく、YouTubeを介して、既存の遊具の創造の幅を広げるような工夫を紹介していきます。動画内で紹介する工夫は全てオープンソースで公開します。
あそびが年齢も文化も超えて共通言語となり、失敗を許容し、試行錯誤をすることを奨励する行為だと気付いたことがきっかけで本格的に始まった。活動をする中で、個々の創造性に蓋をされた大人にこそ、あそびが必要だと確信するようになった。
あそびは全てのひとのためのものであり、その意味でも「無料」で「誰もがアクセスできるもの」であることの意義を感じている。YouTubeを手段として用いることで、物理的な制約を超えて、おとなにも創造的な遊びが重要であることを伝えることができる。
1ヶ月に最低一度、YouTubeを更新する。視聴者が実際に手を動かして遊べるよう、使用したデータは全てオープンソースで公開する。コロナの状況を見て、ワークショップを連動させて、実際に大人がどう反応し、どう遊ぶか観察する。
・3ヶ月で3本の動画&3本のショート動画を配信する。 ・YouTubeのチャンネル登録者数5万人
あそびが子供のものだけではない、と認識されるようになり、大人も創造的に生きられるようになる。
Coppen Daniel
インペリアルカレッジ機械工学科卒、ロイヤルカレッジオブアートGID修了。ビデオゲームや遊びにエンターテイメントを超えた可能性を見出し、それらをデザインへ応用していきたい。
Coppen Saki
慶應大学法学部法律学科卒、ロイヤルカレッジオブアートIDE修了。「もの」を介して、ひとの創造性が解放される瞬間を探究していきたい。
株式会社リ・パブリック共同代表市川 文子
広島県出身。慶應義塾大学大学院にて修士課程修了後、当時まだ珍しかった人間中心デザインの職を求め、フィンランドに渡航、携帯事業メーカー・ノキアに入社。世界各国でのフィールドワークから課題を起点とした製品やサービスの開発に従事。退職後、博報堂イノベーションラボ研究員を経て、2013年株式会社リ・パブリックを創設。現在は持続可能なイノベーションをテーマに地域や組織における環境整備およびプロセス設計の研究・実践を手がける。広島県事業「イノベーターズ100」ディレクター、グローバル・リサーチ・ネットワーク「REACH」日本代表。監訳に「シリアルイノベーター~非シリコンバレー型イノベーションの流儀」。