- イベントレポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年7月 GARAGE Program実験報告会
自分の心と向き合うことが努力ではなく楽しさに根付いた体験であってほしい
自分の心を表すキャラクター(マイモン)を通じて、内省が得意ではない人・向き合いたくない感情(でも確かにある感情)を持つ人へ、感情と向き合うことのハードルを下げ、楽しみながらその感情に向き合い、大切に所有できるようになり、歩んでいけるような内省体験を創出したいです。
私は退職を機に、自分の多様な側面を受け容れ、生きていくことを決めることができました。 一方自分の心と向き合い、大切に所有し、生きていくことは一定の努力や痛みを伴うものでした。 こうした、大切だけど大変な体験を、大切で楽しい体験にできないかというのがPJ発足の源泉です。
ユーザーの中にいる感情を『マイモン』というキャラクター(=向き合える形)で取り出し、 そのマイモンと向き合い、自己対話を進める方法によって、社会から規定された私ではなく、 内側から湧き出る感情・意思に根付いた私を、愛着や楽しさを感じながら、大切に所有できるようになるのではないか?と考えています。
3か月間で100BANCHで実験したい内容、アプローチは下記。
①対象ユーザーに対して、課題仮説の検証のためのインタビューを実施する。
②ソリューション仮説検証のため、ペーパープロトタイプの策定を実施する。
③ソリューション仮説検証のため、ペーパープロトタイプを用いたインタビューを実施する。
④①~③を順次、実施する
①サービスのPSFの達成(MVPの要件が特定できている)
②50人のプロトタイプを用いたインタビュー実施
誰もが今の自分に大丈夫と感じられる社会を見てみたいと思っています。 どんな自分にも大丈夫と感じられることは自分を信じられることに繋がっていき、 未来や他者との向き合い方を形作っていく源泉になると信じています。
リーダー武田勇
1992年埼玉県生まれ。9歳の時に両親が離婚。大人っぽいと言われて育ちました。 中高大とずっとリーダーポジションに身を置いており、人の期待に応えるために自分を 置き去りにする傾向が当時からあった気がします。そうした気づきとそこから生まれた願いを経て今は自分自身を活かしながら周囲の人と生きていくこと、自分の人生を生きていくことに意識や熱意が湧くようになってきました。
メンバー船倉真道
1992年鹿児島県生まれ。父親が転勤族であったため、小学校2校、中学校2校と4度の転校を経験し、周りに合わせた自分が自然になっていきました。そんな自分に違和感を抱いていましたが、自分を受け入れていくプロセスを通して「自然体であること」に価値を感じるようになりました。その経験から最近は自分の自然体を表現できることに興味を持っています。
メンバー上妻史佳
1990年広島県生まれ。幼少期から外交的で、周りの期待からリーダーシップロールにつくことも多かったため、いつしか「こうあるべき」に縛られるようになりました。個人の感じる幸せを最大化するために「ありのままの自分を理解したい」という気持ちが出てきたことで、今は「ありのままの自分への接続」という機会をつくっていきたいと思っています。
メンバー高橋勇輝
1992年神奈川県生まれ。日本大学商学部卒業後、金融庁に入庁。広報部門、調整業務を経験したのち、FinTechサポートデスクにてベンチャー支援を経験。その後、自身でプロダクトを創り出したいという想いから、金融庁を退職し、プログラミングスクールに入学。卒業後、Webエンジニアにキャリアチェンジ。転職後うまく成長できない経験から、コーチングを受け始め、次第に自分でもコーチングをしたいという思いから、ZaPASSSコーチ養成講座を受講。現在、エンジニアとコーチの両輪で活動中。
NPO法人ETIC. Co-Funder/シニアコーディネーター鈴木 敦子
早稲田大学第二文学部卒業。在学中より中国・アメリカなど海外留学・放浪を行う。また各種アルバイトを経験し、ETIC.の前身である「学生アントレプレナー連絡会議」の勉強会などに参加。自らも起業したいと、能力未熟のまま卒業直後に起業する。ルームシェアのコーディネートの事業を2年半経営して廃業。97年のETIC.事業化に伴い、事務局長に就任しインターンシップのコーディネート、若手起業家支援などの各種プログラムを実施。現在は、マネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。年間約200名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。