マンガの力で、
外国にルーツを持つ日本在住の高校生の選択肢を一万倍に増やしたい

MANBAI

プロジェクト概要

私たちは、外国にルーツを持つ高校生が幅広い進路を選択できる社会の実現を目指すプロジェクトです。
外国にルーツを持つ子どもの数は年々増えています。その中でも高校生に注目すると、高校卒業後の進路選択において、外国にルーツを持つ高校生は、全高校生の平均と比べて高等教育機関への進学率が低く、非正規雇用の就職率が高いといった困難を抱えています。こうした課題の中で、「進路選択の情報収集」に焦点を絞り、①自分と似た境遇のロールモデルの情報を、②マンガを活用して、わくわくしながら身近に収集できるようなコンテンツをつくり、発信していきます!

  • 食エデュケーション
  • 05異質同士でコミュニケーションしている
  • #多文化共生
  • #マンガ
  • #高校生
  • #子ども
  • #わくわく
  • #ダイバーシティ&インクルージョン
  • #77期

動機

カナダ留学をした際に、多様性への寛容さと共に、多様性の裏に隠された教育格差に興味を持った。日本においても、外国にルーツを持つ子どもが年々増えていく中で、教育格差があることに興味を持ち、国際社会学のゼミに入り、横浜市にある学習支援教室のボランティアに参加してきた。その中で、ボランティアのようなミクロな支援には限界があることを痛感した。ウェブサイトやSNSを利用することで、外国にルーツを持つ、より多くの高校生へ、選択肢の幅広さを伝えていきたいと思った。

仮説

仮説1: 外国にルーツを持つ高校生は、自分と似た境遇のロールモデルに出会うことが難しく、現在の多くの支援は対面に限られる。その中で、オンラインでロールモデルの記事を発信することで、多様なロールモデルについて知ることができ、進路の選択肢の幅を広げるのではないか。

仮説2: マンガというわくわくするメディアを使い、身近なツール(TikTokなど)でプロモーションを行うことで、「なんとなく課題は感じているものの情報収集ができていない学生」にも身近に使ってもらえるのではないか。そしてそれが結果的に進路の選択肢の幅を広げるのではないかと期待している。

実験

マンガやSNSを活用することで、外国にルーツを持つ高校生が進路選択に関する情報収集をわくわくしながら行えるのではないかという実験を行いたい。

目標

日本に住む外国にルーツを持つ高校生たちに認知され、情報収集を行うプラットフォームをつくりたい

1. マンガを使ったライフヒストリーの発信を体系化する

2. 外国にルーツを持つ高校生500人に届け、認知度を向上させる

未来

日本の人口減少が進んでいく中で、今後も増えていくであろう、外国にルーツを持つ子どもたち。彼ら、彼女らがほかの子どもたちと変わらず、多様な選択肢に触れて、自分の未来を明るく描き、夢を叶えられる社会を目指したい。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    一卵性双生児かつ、三人姉妹の次女として育ちました。運動がとことん苦手でしたが、その中で様々な機会に恵まれ、英語学習や音楽に興味を持ち、好奇心のままに目の前のことに全力で取り組んできました。カナダへの留学が転機となったので、機会をつくってくれた高校、両親や友人に感謝です!
  2. 渋谷の街のエピソード
    渋谷は、友達と遊んだり、隙間時間にカフェに行ったり、手軽によく行くお気に入りの街です。渋谷のお気に入りは、White Glass Coffeeです!美味しいケーキとゆっくりできる空間がお気に入りです!
  3. メンバーたちの意外な一面
    チームメンバーは実は全員高校の同級生です!柳下(遥)はVCでのインターンや留学など、榎本はチアリーディングの部活やビジコン、西村はデザインや教育ゼミなど、みんな学業に留まらず様々な分野で活動しているパワフルで素敵な仲間です!
  4. 意気込みをお願いします!
    このプロジェクトが、日本在住の外国ルーツを持つ高校生の選択肢を広げることができるように、3カ月間悔いのないように全力で走り抜きます!

プロジェクトメンバー

  • MANBAI リーダー柳下碧

    高校2年時にカナダバンクーバーに留学した際、「ルーツ」の違いによる多様性に魅せられ、大学でカナダへ1年留学に行くことを決意。大学2年生の時に、カナダへ留学し、カナダの多様性を実現する政治や社会構造について学ぶ。カナダの多様性の魅力を体感する一方で、「ルーツ」による格差があることを知り、それを解決する手段として「教育」に興味を持つ。カナダから帰国後、「多文化共生」を専門とするゼミに入り、外国にルーツを持つ小中高生への教育ボランティアに参加。課題の深さと広さから、ボランティアというミクロなアプローチの限界を感じ、ビジネスを用いて課題解決をしようと決意し、本プロジェクトを発足。

  • MANBAI デザイナー西村奈桜

    大学時代は「好きな自分と出会える環境づくり」をビジョンに、子どもも対象として、表現教育の可能性ついて研究。公立小学校や保育施設など、教育現場に通う中で感じた疑問・想いを起点に、子ども向けワークショップの企画運営などを行う。具体的な活動としては、小学生親子で参加し「自分の絵本」を作るワークショップ、全国の中高生がオンラインで交流し「自分のwebサイト」をつくるワークショップなどが挙げられる。

  • MANBAI榎本彩七

    小学校の6年間をアメリカニューヨークの郊外、コネチカット州で過ごす。帰国後はアメリカに当然のことのようにあった多様性を受容する文化が、日本にはないと感じる。視野を広げたいと考え、高校時代にデザイン思考コンテストmono-coto innovationに参加。柔軟な思考で身の回りの課題発見・解決に取り組むことの面白さを知る。大学時代は競技チアリーディングに没頭。見てもらう人を勇気づけ、笑顔にすることに情熱を注ぐ。

  • MANBAI柳下遥

    高校2年時にカナダバンクーバーに留学した際、「ルーツ」の違いによる多様性に魅せられたこと・大学で著しい発展を遂げるASEAN諸国経済に強い関心を持ち勉強を進める中で、ASEAN域内での国際労働移動を起点にした経済発展に興味を持ったことから、大学3年生の時に、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学へ留学し、カナダの多様性を実現する社会構造・移民の活用による経済効果について学ぶ。カナダから帰国後、日本社会における外国人人材の活用は、少子高齢化が進み労働人口不足に直面する日本経済発展の一つの解決手段になり得ると考え、日本における外国人人材活用に必要な要件に関しての研究を進めている。また、カナダの社会構造を学んだことにより、日本の受験競争制度に基づく画一的な価値観を醸成する教育制度に疑問を抱き、日本教育の中で日本において様々な選択肢を生徒に与えることで最適な進路の意思決定を行える社会・外国人人材を活用した更なる経済発展を実現した社会を目指し、今回のPJに参画。

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