- イベントレポート
次世代にムーブメントを起こす6プロジェクト 2022年1月 GARAGE Program実験報告会
障がいのある中高生の、 今と未来の架け橋になるメールレター
障がいがあって自分の将来像がイメージしにくい中高生に対して、インタビューを掲載したメールレターを配信します。幅広い分野で活躍している20代の人の生き方を知ってもらうことで、たくさんの選択肢があることを伝えます。
中学の頃、障がいがあることで、自分の未来が想像できなかった。周りに自分と似たようなロールモデルに出会ったことがなかったから。そして、今、中学の時の私と同じような中高生を見かける。障がいがあることで希望を見出せない、不安を抱えている彼らに、選択肢を増やす機会を提供したい。
幅広い分野で活躍している人のインタビューを、メールというメディアを使って適度な距離感を持って伝えることで、中高生の将来の選択肢を増やす。
代表田中さくら
名古屋の公立高校を卒業後、美術大学に入学し、デザインやキュレーションについて学ぶ。自分の経験から、地方に住む高校生の選択肢の少なさに課題を感じて、高校生向けのキャリア教育イベントに関わってきました。卒業制作では、キャリアや進路というテーマに抵抗感がある高校生にこそ情報を届けたいと感じ、「fog lamp letter 〜高校生のあるかもしれない未来を増やすメールレター〜」を制作。大学卒業後は、マーケティング、広告制作の仕事をしています。ストリートカルチャーと展示めぐり、そして散歩が大好き。
代表池田優里
1997年長崎県生まれ。生まれつき、耳が聞こえない。現在、両耳に人工内耳を装用している。これまでの自分の経験から、未だにも、障がいがあることで希望が見いだせないこと、選択肢が狭ばれていることに違和感を感じ、「聴覚障がい者が生きやすい社会をつくりたい」と強く思うようになる。大学では、聴覚障がい教育や支援体制を専門に学ぶ。また、聴覚障がいに対する偏見を覆すべく、「難聴トーーク!」というグループを立ち上げ、SNSを通して、聴覚障がいのあるある話を情報発信する。大学卒業後は、ブランディングのお仕事をしている。休日は美術館巡りしている。
株式会社ロフトワーク 共同創業者林 千晶
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。