- イベントレポート
100年先の未来を描く5プロジェクトが登壇 2023年7月 GARAGE Program実験報告会
子育てを頑張る全ての親御様に寄り添うコミュニティを創りたい!
私たちは、子育てに関する不安や悩みを一人で抱え込まない環境づくりを目指すプロジェクトです。
都内在住の小学生のお子様を持つ親御様に向けて、教育の本質を考えるワークショップを開催します。WSでは、教育者をはじめとする外部のゲストを招き、これからの教育やお子様への接し方について考える機会を創ることにより、家庭内での子育ての悩みを軽減できる場を創ります。最終的には、各ご家庭のお子様が最大限輝くような子育ての実現をサポートするコミュニティとして存在し、前向きに子育てに励む家庭を増やしたいと構想しています。
現代社会はVUCAと言われるように先行き不明であり、可能性に満ちている一方で将来に対する不安感が漂う世の中です。そうした状況下で、愛する我が子の幸せを願って親としての役目やできることを考えるのはとても難しく、家庭内では抱えきれないことも多々あると想像しています。
もし家庭外のコミュニティにおいて本質的な教育を学んだり、子育てや家庭内の悩みを気軽に相談できる機会があれば、各家庭における悩みを軽減できるのではないかと考えています。このようにして親世代に寄り添い、各ご家庭において未来に対する期待感を高めたいという気持ちで本プロジェクトに取り組みます。
1. 子育て世代へのヒアリング | 子育ての悩みや課題を調査するため、ヒアリングを通じて実際の声を伺う。
2. 親世代への子育てWSのコンテンツ制作 | 大学生目線だからこそ伝えられる理想的な教育の在り方や重要な視点をコンテンツに落とし込む。WS後のアンケートを通じて効果検証する。
3. 親世代が参加しやすいコミュニティ形成 | 多忙な子育て世代を支え、効果的に学びを提供できるコミュニティの在り方を模索する。
1. プロジェクトメンバーの子育てに関する知見を向上する
2. 親御様の学びとなり支えとなるようなWS開催を実現する
3. 今後のボヌールコミュニティの在り方について結果報告する
ボヌールコミュニティを通して、子育てに励む全ての親が不安や悩みを一人で抱え込まない環境をつくり、社会に明るく幸せな家庭を増やします。活動を通して大切にしたいのは、子どもの個性を尊重する考え方を広めることであり、社会のレールや重圧から解放されることにより子育てのプレッシャーを軽減したいと考えています。このコミュニティが社会に浸透した時、若い世代が持つ子育てに対する不安感をポジティブな感情へと変化させ、100年後には社会において誰もが生き生きと子育てを楽しんでいる状態をつくりたいです。
プロジェクトリーダー平野杏樹
2001年東京都生まれ。尊敬する祖父が近所に住んでいたことから、地域をフィールドに多様な人々と出逢い、学び合える場づくりに興味を持つ。高校では地元の町会で多世代のコミュニティづくりに励み、幼児・高校生・親世代・高齢者の4世代で交流する機会を創出。大学では”地域を良くする人材”として東京五輪の聖火ランナーに選出された後、北海道洞爺湖町において最先端の循環型農法を実践する農家を拠点としたコミュニティ創出に携わる。過去の経験やバックグラウンドに関係なく、誰もが対等に関わり学びを得られるようなコミュニティを今後も創りたいです。
メンバー田中あゆみ
1999年、東京生まれ。「生徒一人一人にスポットライトを」という理念のもと、浪人中に立ち上げたlightfulを社団法人へ。「より多くの子どもたちが主体的に輝くことができるようになる未来を実現させる」という想いを胸に、6年間、現場に寄り添った敎育改善を重視してきた。長い間公教育に向き合う傍ら、北海道の面白い大人達に出会い、「豊かさ」について考えるようになった。
メンバー三輪昂輝
2000年東京生まれ。共に生まれた妹が障害を持っていたことで、幼い頃から社会福祉や政治に関心を持つ。全ての人が役割を持ち活躍する社会の仕組みを創りたいと政治学科に進学し、高校生向けの票育イベントの運営などに従事。コロナを機に多様な役割を持てる場としての地域に関心を持ち、全国をヒッチハイクで廻る。北海道洞爺湖町でウェルビーイングコモンズを創る活動を主導するなど、活動を通してより”豊かさ”を実感できる世界を創るための表現や仕組みづくりに取り組んでいます。
メンバー山本優一郎
2001年東京生まれ。ロッテファン。幼少期の3年間をロシア、モスクワで過ごす。高校生の時に訪れた中国、西安で独自の地域コミュニティ単位である「社区」について学び、スポーツと「社区」を通じた地域創生に関心を持ち、政治学専攻を志す。大学では科学的な手法を用いて政策を評価する、政治過程を学ぶなど、様々側面からコミュニティの在り方について今後も考えていきたい。
CANVAS代表、慶應義塾大学教授、B Lab所長
石戸奈々子
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。慶應義塾大学教授。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員やNHK中央放送番組審議会委員を歴任。デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。著書には「子どもの創造力スイッチ!」、「賢い子はスマホで何をしているのか」、「日本のオンライン教育最前線──アフターコロナの学びを考える」、「プログラミング教育ってなに?親が知りたい45のギモン」、「デジタル教育宣言」をはじめ、監修としても「マンガでなるほど! 親子で学ぶ プログラミング教育」など多数。これまでに開催したワークショップは 3000回、約50万人の子どもたちが参加。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人を動員する。
デジタルえほん作家&一児の母としても奮闘中。