- イベントレポート
100BANCHの6プロジェクトが考える 『百芸論回』これからのアートの未来
ちゃぶ台で街へダイブして交流を生み出し 多様性を感じ、認め合い、楽しめる社会へ!
キャスターの付いた背の高い“ちゃぶ台”で街へダイブ!友達や家族以外だとどんな人か分かりづらいパブリックな場を、見知らぬ人でも個性が見えてきて、もっと繋がりあう場所へ!まちで普段出会っているはずの多様性と触れ合う機会をつくりたい。そんな想いで、新しいコミュニケーションプロジェクト『ちゃぶダイブ』を始めました。
もともと日本のパブリックな場には、 多様性の豊かさや面白さが存在しているのだと思います。 でも実際は、友達や家族以外だとどんな人かも分かりづらい。。 そこで全く新しいコミュニケーションプロジェクト 『ちゃぶダイブ』を始めました。 この活動が多様性に気づくトリガーになれたら嬉しいです。
きっと私たちは、普段から多様な生態系と出会えているはず!
でも「接点がない」「生態系同士に見えない壁がある」という理由だけで、 この多様な生態系の人々が行き交っている渋谷でも なかなか多様性の豊かさ・面白さが交流する機会が少ないかもしれません。
そこで、懐の深い渋谷の街であれば、 新たな刺激が加わることで化学反応が起こりやすいのでは!と考え、 渋谷を起点にちゃぶダイブを活動していこうと思います。
昭和に多くの繋がりを育んでくれたちゃぶ台が <モバイル>となって街にダイブすると、 想定外の多様な人と人の交流が生まれ化学反応が起こり やわらかな場が作られ広がって行きます。
①ゆるいゲリラコミュニティ活動 「早朝ダイブ」「星空ダイブ」「休日ブランチダイブ」など、移動式ちゃぶ台で渋谷の町を周るムービング型の場づくりを実施。 渋谷の空きスペースの提供や協賛も募ります。
②ちゃぶダイブでコラボ 「食」「カフェ」「ファッション」「建築」「歴史」「名所」「渋谷駅・駅ビルの変遷」、さらには過疎や少子化などの社会課題を持った場へのちゃぶダイブ、他のプロジェクトなどとのコラボダイブを実施します。
③映像を活用した実験 ライブ映像や映画などを活用して、ちゃぶダイブによる「多様性と遭遇し、感じながら楽しむ感覚」をアーカイブとしても打ち出します。ちゃぶダイブに参加した人たち自身が映像に登場することで、その一人ひとりにスポットを当て、当事者意識もさらに芽生えます。
「知らない人同士でも繋がれるんだ!」と街の人たちの意識が変わる!
①生態系を越えた対話を、渋谷から世界へ! 多種多様な個性を持つ人々とフラットに交流するちゃぶダイブ2回、社会的な課題(過疎化、少子化、超高齢化、福祉など)と向き合うちゃぶダイブ1回の実施を目指します。
②コラボ2件! ちゃぶダイブ×○○というコラボを行うことで、双方のプロジェクトにとって相乗効果が発揮できることを目指します。
③ちゃぶダイブのサバイブ化! ちゃぶダイブが渋谷から全国へ広がり、ゆくゆくは世界にも「生態系の壁を越えた”環”」の価値観を伝えるためにも、マネタイズの軸を確立したいです。
もっと気持ちのONとOFFが自由自在になる街へ! そして多様性に気づき繋がり合える社会へ!
管理社会で多様性を感じにくい時代でも、 ちゃぶダイブなら全く関係ないもの同士がきっと出会える。 検索キーワードに依存する予定調和な出会いと違って、 生態系を五感で感じられる想定外の出会いがあります。
さらにちゃぶダイブには、圏外がありません。 私たち一人ひとりの枠を越えて 異なる生態系への意識を変えていきたい。 多様な生態系を自由に行き来する意識が芽生え、 その次には世界へも目が向くように。
企画 デザイン・映像 兼 ちゃぶダイバー落合 元世
1993年東京都生まれ。2019年東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻修了。2017年多摩美術大学油画専攻卒業。「自分」と「異なる性質を持つ他者」の関係におけるその境界線、それについての意識や行動に関心を寄せる。主にプロジェクト、インスタレーション、ビデオ、ペインティング、を用い、現代美術の領域にとらわれない活動を目指す。展示に “Dictionary of Rhymes”, Mi* Galerie (Paris) など。
企画 ガヤ兼 ちゃぶダイバー小泉 哲朗
1987年生まれ。 渋谷にほど近い中高一貫男子校で育つ。 自称「渋谷は第二の故郷」。 大学では仏教美術史(彫刻)を学ぶが、 水族館の企画広報やショーの制作など施設運営に携わる。 アートの可能性をいろいろなフィールドで模索中。
企画 実践・芸術士 兼 ちゃぶダイバー照沼 晃子
社会的な背景の中で、人と人が心地よく過ごすための忘れ物探しや、生態系豊かな集落・住人不在と化した村と都心との道程、012歳児・高齢者の方・障がいや病気を抱えた方・個々の個性からのインクルーシブな柔らかな眼差しがダイブそのもの。012歳児のアトリエプロジェクト、アトリエのある保育園こども園プロジェクト、図工室カフェも実践中。
企画 コピーライター兼 ちゃぶダイバー服部 昭彦
本当はすごい価値があるのに埋もれてしまっているモノゴトを、言葉や企画の力で世の中に広めるために、コピーライターとしても起業して活動中。また、こどもの発想力や日本伝統など、他の多様なテーマでもプロジェクトを開始した。趣味は和太鼓。風水を勉強中。
カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長楠本 修二郎
1964年福岡県生まれ。リクルートコスモス、大前研一事務所を経て、2001年カフェ・カンパニーを設立。 コミュニティの創造をテーマに「WIRED CAFE」など約80店舗の企画・運営や地域活性化事業、商業施設プロデュース等を手掛ける。 2021年「日本の愛すべき食を未来につなぐ」ことを目的にグッドイートカンパニーを設立。 その他、内閣府クールジャパン等の政府委員や東日本の食の復興を目的とした「東の食の会」、「おいしい」を軸に新たな循環や仕組みを生み出し持続可能な未来への貢献を目指す「おいしい未来研究所」の代表理事等も歴任。