
TinyTheater
移動式ミニマム劇場〜見るものを限定しない公演を〜
~街に映画の祠(ほこら)を生み出す~
小規模映画館を東京にスポーンさせたい
私たちは、東京の街で、映画鑑経験の新たなスタイルを提案するプロジェクトです。
私たちは、街の未活用スペースに簡易的な上映設備を提供することで、空間の有効活用と新たな収益モデルを実現します。
日常生活に映画の魅力を取り戻しながら、若手監督の映画を中心にキュレーションし、発掘・支援環境の再構築につなげたいと考えています。
中学生から映画制作を続けてきた私たちにとって、映画は表現の場である以上に、鑑賞者とつながるための媒体でもあった。
しかし、コロナ禍という未曾有の状況下で、自分たちの映画が上映の機会を得られなかった際、私は深い喪失感を覚えた。
スクリーンによって共有される映画の経験が剥奪されたことで、私は映画の本質的な力が空間に宿ることに気づき、「なぜ映画は空間とともに存在し続ける必要があるのか」という問いに向き合うようになった。
映画の見方を考究することは、映画が持つ価値を再定義し、鑑賞者にとって映画が特別な出来事であるだけでなく、日常の喜びにもなる可能性を拓く。
東京という都市環境を活かし、多様な時空間で映画を上映することで、映画が生活の中に溶け込む仕組みをつくれると信じている。
そうすることで、かつてミニシアターが担っていた、次世代の創作を支える役割を現代の文脈で捉え直し、ひいては次世代の才能を育む土壌を広げることになるのではないか。
・「街を活用した映画上映」という価値提案に対する、空間提供者と鑑賞者それぞれの視点からの整理
・候補地でのフィールドワークや空間提供の候補者への働きかけ
・実際の空間での映画上映の実施
・収集データをもとにした運用プロセスの最適化
・ファンダムの形成とコミュニティ育成
・Label Bettyターゲットの明確化・分析
・空間提供候補者3人確保
・映画関連イベントを関連業界人と共催
・100人以上の関連分野・業界の方達との交流
・Instagramフォロワー500人
街全体に映画祭のような空気が流れ、街に息づいた映画鑑賞の仕方が定着しているような未来と出会いたい。
その街がまとう風土そのものが、若手監督のキャリアを育てる素地となり、鑑賞者と制作者の双方が分け隔てられない映画鑑賞の在り方が定着していく未来を見据えたい。
Label Betty 代表埜邑 明日加
2004年生まれ。慶應義塾大学文学部3年 (美学美術史学専攻)。
コロナ期だった高校時代に設立した学生団体で、映像と社会の関係に関心を持つ。
サークル代表、体験型カフェの立ち上げと店長業などを経て、現代的な映画館の創設を志す。
映画を「経験する」ことの本質を追求し、持続的な映画産業を実践的に目指す。
Label Betty 共同代表勝田 絵子
2004年生まれ。日本大学芸術学部映画学科3年 (監督コース)。
中学時代から映画制作に携わり、高校時代には第8回八王子Short Film映画祭学生部門や、東京神田ファンタスティックフィルムコンペティション(TKFFC2021)U-18部門でグランプリを受賞。
現在は、授業や自主制作を通して映画制作に励むとともに、映画館や映画の「見方」に関心を持ち、その魅力を深く探求している。
Label Betty 副代表髙橋 寿凪
2003年生まれ。成蹊大学文学部国際文化学科所属3年。
高校生時代には自主制作映画団体に所属。また、高校生向けメディア団体に所属し、商品開発や1万人を集客するイベントの運営を行う。
大学では国際関係、歴史、文化人類学を軸にし、様々な「文化」について、多角的な学びを行う中で、映画や娯楽が生活に与える影響に興味を持つ。
Label Betty 戦略サルキシャン 麗生
2004年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部3年。
大学ではグリーンビジネスや経営学全般・文化政策に大きな関心を持ち、実学的に学んでいる。
現在、インターン生として複数の企業でメンター業務や事業戦略に従事している。Label Bettyでは資金調達・渉外を主に担当。
Label Betty 広報魚住 宗一郎
2004年生まれ。慶應義塾大学経済学部2年。
コロナ期に映画の魅力に触れ、映画の振興に関わる活動に興味を持つ。
現在運営として参加している映画サークルの前代表だった埜邑に誘われ当団体に参加。
他にも東京国際映画祭でのインターンへの参加、関東圏の映画サークルを繋げる活動などを行なっている。
Label Betty 配給國分 はな
2005年生まれ。慶應義塾大学文学部2年 (独文学専攻)。
学内の映画サークルを副代表として運営しつつ、本プログラムでは配給に付帯する業務を担当している。幼い頃から映像作品に広く関心を持っていたが、中でも特に映画が好きであることから本団体に参加するに至った。
「映画鑑賞以外の行動が制限される」という映画館を愛してやまない。
Label Betty 配信安泰 河
2004年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部2年。
幼少期からアメリカのスポーツと映画に強い関心を持ち、
バスケットボール部の学生監督やサークル代表を務める。3×3バスケットボールリーグでのインターンを経験し、ポッドキャスト「Kaminari Pod」を運営。
現在は「Betty’s Radio」パーソナリティも務め、スポーツとエンタメを軸に多様なメディア活動を展開する。
Label Betty 技術長崎 颯汰
2003年生まれ。城西国際大学3年。映像を主としたアートディレクターであり、映像というメディアを通して他者の人生に些細な影響を与える事を目的とし作品を手がける。デザインが民主化した現代で、デザインに従属するデザイナーはどうあるべきなのか。人とものを繋ぐ「デザイン」の本質について追求し、流動的な時代の中に生まれる疑問をメッセージとして映像に載せる。
Label Betty デザイン坂下 初音
2004年生まれ。青山学院大学総合文化政策学部3年。中高6年間のダンス部生活を経て、作品作りの奥深さと楽しさを知る。大学に進学後、服飾学生団体に所属し、専門学校とのダブルスクールで服作りを学びながら、独学でグラフィックデザインの勉強を始める。自分の経験を活かし、音楽、服、踊り、映像、グラフィックなどさまざまな要素を掛け合わせ、人の心を動かすものづくりを追求している。
Label Betty デザイン髙橋 百花
200年生まれ。城西国際大学メディア学部3年。
高校時代、廃部寸前の部活で広報を担当し、部員を4名から20名に増やした経験を通じて広告の魅力を実感。
大学では1・2年次に千葉キャンパスでグラフィック・Webデザイン等を学び、3年次に東京キャンパスへ転籍。
ゼミや学外活動にて実践的なスキルを磨く。