リレー×オーディションで、立場を超えた「物語」の共創と熱狂を生み出す!

Novel Colony

プロジェクト概要

私たちは、さまざまな人が同時に楽しめる物語を創作する方法を確立することを目指すプロジェクトです。
Novel Colony は、参加者が共同で物語を創作するリレー小説形式と、公開オーディションのような選抜システムを組み合わせた、物語の創作・共有プロジェクトです。希望者がそれぞれ分岐するプロットの候補を提示し、参加者が議論と投票を重ねながら、誰もが楽しめる物語を自律分散的に生成していきます。またこのプロジェクトでは、ある物語を生み出すプロセスを通して、立場の異なる人が合意に到達するための方法論も確立していきます。

  • 食エンターテイメント
  • 05異質同士でコミュニケーションしている
  • #物語
  • #小説
  • #民主化
  • #ファンダム
  • #99期

動機

僕(SSK)は大学でメディアを学んでいた。なんというか、色々迷った上にそこに辿り着いたという感じなのだけれど。
だけど大学の時に感じたメディアの可能性を卒業しても追い続けたいと、今も考えている。
メディアというのは、僕の定義では、人と人の間に入って伝えたい気持ちや考えていることをできる限りリッチな状態で相手に送れるようにするものである。

仮説

Novel Colony は、物語それ自体をメディアにすること、物語を通して人と人の間に理解や繋がりを作ることを目指したものだ。
僕(SSK)は大学の時に映画研究会を運営していて、共同代表の熊谷は映画会社に入っているが、小説や漫画を含め物語は普通、「作者から読者への一方通行」で、「特定の層の人」の中でその良さが共有されるものだ。そういう物語も好きだけれど、様々な対立が起こる現代では、立場の異なる人でも共有でき、多くの人が創作プロセスに参加し「これは自分の物語だ」と思えるようなものを作ることも重要だと考える。

実験

1. 物語の創作ワークショップの実施。実際の物語制作に知見のある人も加え、できるだけ異なる分野の人を募りたい。
2. 物語のプロット案の候補や議論のログなどをもとに、誰もが楽しめる物語に向かうまでのプロセスのモデルを考える。
3. 物語が作られるプロセスを外部に発信し、誰でも参加できるエンタメづくりに取り組む。
4. 最後に、1~3 までの内容を記録し、整理した上で、物語の公開を行う。内容によっては、映像化等も視野に入れる。

目標

新しい方法で作られた物語を、人に向けて公開する。
人々が合意に向かうプロセスのモデルを立てる。
プロジェクトメンバー以外で、この形での物語制作に興味を持つ人を様々なところから集め、新たなつながりをつくる。

未来

政治や弁護などの分野でも、Novel Colony で得られた知見が活用されている。
映画などでのエンタメ業界でも、複数人参加型の物語・IP創作が取り入れられ、物語を通した新しい人と人のつながり方が生まれる。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    どうしてもこれが欲しい、と言って買った当時としては割と珍しいグリーンのランドセルを背負い、自分のやりたいことを勝手にやって、先生から問題児扱いされることもある小学生でした。
    でも、ボーイスカウトに入って、周りの人を気遣い、大切にすることの尊さを知ったおかげで、なんとか社会人として生きているような気がします。
  2. 渋谷の街のエピソード
    高校、大学と駒場だったのでよく来てました。今はないセンター街のナポリスの300円のピザを食べて、TSUTAYA の在庫処分のCD を安く買っていました。
    今は分からないけれど、お金のない学生にも優しい街でした。
    あとは人生に迷っていた頃に、松濤美術館や名曲喫茶ライオン、ユーロスペースといった文化に包みこんでもらっていました。Bunkamuraっていい名前だと思います。
  3. メンバーたちの意外な一面
    熊谷君は、お遍路をし、インドに行ったにもかかわらず、煩悩がたくさんあり、この前の誕生日に誕生日にノートに書いた108個のやりたいことをやる、という企画を自分でやっていました。
    ただ、彼の煩悩は裏返せばエネルギーで、それがプロジェクトを進めているのかなとも思います。
  4. 意気込みをお願いします!
    エンタメと社会課題の解決の両立。
    その方法の確立に挑みたいと思っています。

プロジェクトメンバー

  • Novel Colony 共同代表/メディアアーキテクト佐々木竜太郎

    1998年生まれ、東京大学 学際情報学府出身。在学中は、「東京大学制作展」におけるメディアアートの制作、行動経済学の研究、また映画研究会会長として映画製作やイベントの運営等を行う。現在は、広告会社で広告制作に携わる傍ら、「フーテン研究会」(於:University of Creativity)などの自主的な研究・活動を行っている。

  • Novel Colony 共同代表/映画監督・映画プロデューサー熊谷宏彰

    1998年生まれ。大学時代に総尺194分のオムニバス映画『突然失礼致します!』を監督。卒業後は映画配給会社に勤務。独立系映画のプロデューサーを務めている。映画買い付け(ベルリン国際映画祭金熊賞『シノニムズ』)等も手掛け、批評企画「全部みる」を立ち上げ、映画ライターとしても活動中。2024年に日本脚本家連盟スクール(本科126期)を卒業。2025年には、ぴあフィルムフェスティバルのセレクションメンバーを務め、現在は映画美学校(フィクションコース29期)在籍。映画制作の見聞を広めている。

  • Novel Colony メンバー/脚本家柳田康汰

    1999年生まれ。2024年に日本脚本家連盟スクール本科(125期)を卒業。インディペンデント映画(藤原圭汰監督『8hours』)の脚本制作に携わる。現在、日本脚本家連盟スクール研修科に在籍中。

  • Novel Colony ディレクター・デザイナー福井健一郎

    1998年長野県生まれ、群馬大学社会情報学部卒。映画『突然失礼致します!』プロデューサー、デジタル庁デジタル推進委員、日本若者協議会憲法委員、西東京原水協理事。高校在学中にIT企業を創業し、ネットサービス開発やWebマーケティング事業を展開。大学卒業後、地域金融機関勤務を経て、現在はFintech企業にて法人ビジネス推進や審査モデル改善に従事。ライフワークとして取り組む非核平和運動では、デザインや大衆宣伝を通じて対話と相互理解の難しさに向き合っている。Novel Colonyでは、プロットのディレクションや発信物のデザインを担当予定。

  • Novel Colony メンバー宮本力

    2000年生まれ。

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