- イベントレポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年7月 GARAGE Program実験報告会
観客の視点をベースにしたスイッチングを実現し、 新しい映像配信の体験を作りたい
舞台から客席に向けられたカメラより検出した観客の視点をベースに、舞台演劇のライブ配信のスイッチング、および編集を行います。配信時のスイッチング・編集の手間を軽減し、舞台演劇自体がより広く知られる一助となることを目指します。
舞台演劇を始めて、劇場に来られない方に見ていただく機会である『配信』を実施するか決める際に、手間・費用面で頭を悩ませる場面を何度か見た。もちろんプロの手によって仕上がる映像に勝るものはないが、ある程度の質の動画を低コストで作る方法があってもよいと思った。
舞台上のどこに注目してもいいというのが舞台演劇の魅力の1つである一方、舞台上では見てほしいところに視点を集めるような工夫を行うこともある。
お客様の視点をベースにスイッチング・編集を行うことで、良質な映像が作れるのではないか。
ライブ配信時のスイッチング、および映像作品を作る際の編集の負担が減り、舞台演劇を行う人が配信をより手軽に実施できる世界
株式会社科学計算総合研究所/舞台俳優
藤井 亮輔
1990年香川県生まれ。京都大学・大学院で情報学を専攻。新卒で入った放送局でCM営業や配信事業を経験した後、転職。転職後は会社員をしながら舞台俳優として複数の舞台に出演。これらの経験から、舞台演劇の配信の最適化に貢献したいと思い、Garage Program に応募した。
ヤフー株式会社中原 匠
1991年兵庫県生まれ。京都大学・大学院で情報学を学び、画像処理について触れる。新卒でヤフー株式会社にエンジニアとして入社。また学生時代は劇団に所属し、役者・音響として舞台に関わる。
株式会社Shiftall 代表取締役CEO岩佐 琢磨
パナソニックにてキャリアを始め、2008年に株式会社Cerevoを起業し30種を超えるIoT製品を70以上の国と地域に販売。2018年4月新たに株式会社Shiftallを起業し、複数のIoT機器を開発・販売。2021年からはVRメタバースに軸足を移し、家庭用モーショントラッキング機器 ‘HaritoraX’、 防音Bluetoothマイク’mutalk’やVRヘッドセット’MeganeX’など多数のメタバース関連機器を手掛ける。