EVENT REPORT

2022.04.28 Thu

100年先の未来を描く5プロジェクトが登壇
2022年3月 GARAGE Program実験報告会

  • #GARAGE Program

これからの100年をつくる、U35の若手リーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「Garage Program」。3カ月目と活動期間終了のタイミングで、どのような実験を行ってきたかを発表する実験報告会とメンタートークを実施しています。

2022年3月の実験報告会には、100BANCHに入居して3カ月や半年の区切りを迎えた3プロジェクトと、GARAGE Programを経てさらに活躍の場を広げる2プロジェクトが登壇。活動の成果報告と今後の方針や展望について発表しました。

(撮影:鈴木渉)

■Audience-based Switching 

登壇者:藤井 亮輔

観客の視点をベースにしたスイッチングを実現し、新しい映像配信の体験を作りたい

プロジェクト詳細:https://100banch.com/Audience-based_Switching

 

舞台から客席に向けられたカメラより検出した観客の視点をベースに、舞台演劇のライブ配信のスイッチング、および編集を行います。配信時のスイッチング・編集の手間を軽減し、舞台演劇自体がより広く知られる一助となることを目指しています。

 

藤井:100BANCHでの3カ月間はGEKIさんの協力の元、イベントの映像、イベントを見ている観客の自分の顔を撮影しました。それを元に顔の向きを右・左・真ん中と撮った時に自動に編集できる技術の開発に成功しました。

 

これによって顔の向きを入力することで、自動で編集ソフトが動画を取り込み編集するというプログラムを組むことにも成功しました。

 

 

今後の課題は、顔の認証がマスクにより顔の向きの判定が上手くいかないこと。そのためマスクありでの顔の向きを判定できるAIの開発、もしくはメガネ等によるハードウェアの開発に切り替えることも考えているそうです。最後に実験報告会の参加者h「いろんな方向を向いている映像を撮らせてください」と締めくくりました。

 

 

■GEKI

登壇者:作左部 力

エンターテインメントの力で、「働く」をもっとワクワクに。

プロジェクト詳細:https://100banch.com/GEKI

 

GEKIは、企業と就活生の想いを,音楽・ダンス・アニメ・漫画・お笑い・映画・番組などのエンターテインメントで表現する就活フェスティバルを開催しました。

作左部:100BANCHでは「ハマらない就活展」という自社PRと自己PRをこれまでになかった形で行うことで、未来の採用と就職活動の可能性を提案する“型の存在しない“キャリアイベントを開催しました。

 

 

実際に学生の発表を見て泣いてしまう人もいて、一つの成功はあった一方で、世の中変えるのにはまだまだ遠く、身内だけでしか盛り上がらないようなイベントになってしまったとのこと。それでも継続することが拡大に繋がっていくので、辛くてもこのイベントを継続していくこと、学生にとって生きる理由になったのであればやっていく、との志を示しました。

 

作左部:100BANCHを卒業しますが、何か一緒におもろいことをやりたいなと口だけで無く本気で思っているので、クソみたいな世の中を変えるために何か一緒にできることがあれば是非僕らもお手伝いさせてください。

 

 

■Radio is Izakaya

登壇者:ウチイ カズキ

言いたい事も言えないこんな世の中じゃ Poison 泣く子も黙る大衆ラヂオ

プロジェクト詳細:https://100banch.com/Radio+is+Izakaya

 

Radio is Izakayaは、「ラジオは居酒屋なのではないか?」という仮説のもと、無駄なものとして排除された情報を掘り起こし、言いたい事を言える空気を作るプロジェクトです。

 

ウチイ:ここまで分かってきたことは、ラジオは全てではないけど話す側にこそメリットがあるのではないか。話しにくい関係性の改善のきっかけにもなったり、話しても大丈夫だよという話すための場作りが大事だよということです。

 

100BANCHでは「喫茶大衆ラヂオ」というものを思いついてやりたかったのですが忙しくてできなかったため、家にマイクを用意して放送室のようなものを作り、GEKIの作左部さんやメンターの横石さんとと収録。スモークを炊いたりお酒を飲みながら話してみたことで、ラジオと居酒屋の親和性を感じ、「それいけ!屋台放送室」というクラウドファンディングを立ち上げました。

 

 

ウチイ:先週ポッドキャストアワードが発表されましたが、上位はノウハウ系、汎用的なものは伸びていて、個人的なコンテンツは伸びないという形がありました。しかし、しゃべることで救われる。自分しか理解できない悩みだとしても、世の中に一人は理解してくれる人がいる。みんなに聞いてもらわない形のラジオもあるのかなっていうことが、100BANCHで半年間やってきて、なんとなく分かってきたことです。

 

 

■Period of 100 Athletes Project

登壇者:下山田 志保

生理で悩む人たちへ。アスリート100人の声を世の中へ届けたい

プロジェクト詳細:https://100banch.com/rebolt

 

毎月訪れる生理がもたらす身体的・精神的苦痛によって、挑戦の機会を奪われてしまっている人がいる現実。そんな中、日々過酷な環境で挑戦し続けるアスリートは、自分なりの生理との向き合い方を確立してきました。アスリートの生理との向き合い方は、生理で悩む人たちが新しい選択肢を得るきっかけになるのではないか。その仮定から、「アスリートと生理100人プロジェクト」として、アスリート100人の生理との向き合い方を世の中にお届けするプラットフォームを作るのが、Period of 100 Atheletes Projectです。

 

下山田:私たちは100BANCHで「アスリートと生理100人プロジェクト」を行い、現在noteで13記事・20人のアスリートへのインタビューを公開しています。そして記事を書いているだけでは届かないと気づきコンディショニングセミナーという名前で生理の話を色々なところにしています。生理の話というのは隠さなければいけないというのを私達が斬り込むことでオープンに話をしましょうという場を作っています。

 

そしてさらなる挑戦の「仲間集め」として発表したのが、昨年立ち上げた「OPT」というD2Cブランドと、第一弾商品である「吸収型ボクサーパンツ」です。

 

下山田:OPTは「WAGAMAMAであれ」というブランドメッセージを掲げています。「わがまま」というのは語源を辿れば「有りのまま」のはずなのに、日本では「わがまま」という単語はネガティブな意味で捉えられています。OPTは「WAGAMAMAであれ」というメッセージと共に地球上全ての人のわがままが肯定される未来を作ることを目指しているブランドです。

 

OPTが今準備しているのは競技をしないスポーツクラブ「OPT UNITED」で、2022年春の立ち上げを予定しています。

 

下山田:私たちはスポーツは全てを越えるパワーを持っていると信じています、そしてこのスポーツクラブを通して未来を作りたい、社会を変えたいと思っています。この新しいチャレンジに一緒にわくわくしてくれる方がいらっしゃったら是非巻き込まれてください。

 

 

 

■Seek new game

登壇者:高山 勝

Hidden in the future

プロジェクト詳細:https://100banch.com/projects/16327/

日本をかくれんぼ大国にします。

 

Seek new gameは未来のかくれんぼを作ることを目標に活動するプロジェクト。具体的には、現代社会~未来社会のニーズに合う新しいかくれんぼを考える会議のようなハッカソンと、プレーパークで実戯するイベントを行います。

 

高山:僕はかくれんぼの日本代表選手で、2017年「かくれんぼ世界選手権」にも出場したのですが、この大会で本気で遊ぶ大人ってカッコいいな!と思い、この文化と共に一緒に大会を作っていきたいと考えて「日本かくれんぼ協会」を立ち上げました。

 

高山さんの目標は世界大会で日本が1位になること、そして老若男女誰でも遊びに没頭できるような国にすること。2019年11月には、第1回日本かくれんぼ選手権が行われました。

 

高山:かくれんぼの魅力は老若男女誰でもできて、山でも自然物、人工物でもどこでもできる。全員が知ってるシンプルなルールなのでコミュニケーションが豊かになれます。以前発達障害者と健常者の子どもたちと放課後遊ぶという取り組みをしている団体で、発達障害者の方でも関係なくコミニュケーションが豊かになるということでかくれんぼを採用して頂きました。他にも切り口を変えて、緊急時での隠れ方や大人のサバイバルゲームなど色んなシーンで使っていただいています。最終目標はかくれんぼの価値を高めて日本をかくれんぼ大国にしていきたいと思います。

 

 

 

最後に

 

実験報告会の最後にはメンタートークを終えたメンターの米田惠美さんが登壇者に向けて「枠にハマらないということ、トライしづつけることの大切さを皆さんから感じました」と講評をいただきました。

 

米田惠美さんのメンタートークはこちら

 

※登壇・集合写真の撮影時のみマスクを外しています。

 

<次回実験報告会>

100年先の未来を描く5プロジェクトがピッチ!

5月実験報告会&メンタートーク:高宮慎一グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)パートナー/Chief Strategy Officer)

日時:2022年5月26日(木) 19:00〜21:00

無料 定員100名

 

 

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※ZOOMウェビナーでの開催になります。
Peatixの配信観覧チケット(無料)に申し込みをいただいた方に配信URLをお知らせします。
https://100banch2022-05.peatix.com
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『実験報告会』は100BANCHの3ヶ月間のアクセラレーションプログラムGARAGE Programを終えたプロジェクトの活動ピッチの場です。
また毎回100BANCHメンター陣から1人お呼びし、メンタートークもお送りいたします!
今回のゲストはグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP) パートナー、Chief Strategy Officerの高宮慎一さんです!

【こんな方にオススメ】
・100BANCHや発表プロジェクトに興味のある方
・Garage Programへの応募を検討されている方

【概要】
 日程:5/26(木)
 時間:19:00〜21:00
 参加費:無料
 参加方法:Peatixの配信観覧チケット(無料)に 申し込みをいただいた方に配信URLをお知らせします。

【タイムテーブル】
19:00〜19:15:OPENNING/ 100BANCH紹介

19:15〜20:00:メンタートーク
・高宮慎一(グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP) パートナー、Chief Strategy Officer)

20:00〜20:45:成果報告ピッチ&講評

登壇プロジェクト(現役)

farmatería:雑談からはじまる“対話”と“つながり”の医療を『日常』へ

Post-Graffiti:落書きを犯罪として無視するのでなく、その魅力を体験し、街の見方を変える

DELIVERY DRAWING PROJECT:ギグエコノミーの実態と私たちが生きる社会に、美術作品を通じて問いを投げかける

登壇プロジェクト(延長)

STREET ART LINE PROJECT:アートでつなぐ、視覚障碍者の新たな道。

MOCK-PLAMO:プラモの様に手軽に、楽しく、カスタマイズできる国産木製家具キットをつくりたい

20:45〜21:00:質疑応答/CLOSING

【メンター情報】

高宮 慎一
グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP) パートナー、Chief Strategy Officer

プロフィール
GCPではコンシューマ、ヘルスケア領域への投資担当。Forbes 日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング 2018年1位、2015年7位、2020年10位。東京大学経済学部卒、ハーバード大学MBA。投資先には、メルカリ、アイスタイル、ナナピ、ランサーズ、ミラティブ、ファストドクター、グラシア、アルなどがある。

WRITER

100BANCH編集部