- メンバーズボイス
GARAGE Program メンバーが語る—— “今だからこそ”、未来に向けて大切なキーワード(Vol.2)
文化としての「銭湯」をアップデートする
日本が誇る文化のひとつ、銭湯。かつては公衆衛生に大きく寄与したのはもちろん、地域コミュニティのハブとしての重要な機能も果たしてきた存在ですが、現在は週に1軒のペースで廃業していっていると言われるほどの衰退期にあります。しかし、これまで銭湯が果たしてきた文化的な役割をきちんとデザインし直し、アップデートすることで、実は未来へのヒントに満ちたものになるかもしれない。そう考えて3年前にウェブメディア「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」を立ち上げ、銭湯文化をさまざまな形で発信してきました。今回、100BANCHに参加することで、さまざまな文化リソースを持った人々との“混浴”的な状況に身を置きつつ、メディアとしてのさらなる価値の向上を目指します。
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」とは東京を中心とした銭湯情報をお届けする銭湯メディアです。まだ銭湯に行ったことがない方や行ってみたいけど入ったことがない、
「東京銭湯 -TOKYO SENTO- 」の活動としては現在3年目となりますが、そんな活動がデザインの側面からも評価され、 「東京銭湯 -TOKYO SENTO- 」は2017年のグッドデザイン賞の「地域・コミュニティづくり/社会貢献活動」のカテゴリーで受賞しました。
審査員からの評価
各家庭に風呂が普及して入浴施設としてのニーズが激減したことを逆手に取り、銭湯が従来よりもっていた交流の場としての機能を現代的に読み替え、あらためて現代の地域コミュニティ施設としての銭湯像を提示している。webメディア「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」での発信と、実空間としての「喜楽湯」の運営を組み合わせて、銭湯との関係性が薄い若年層にアプローチしている点も評価された。
GOOD DESIGN AWARDでの紹介ページ http://www.g-mark.org/award/describe/46034?token=lcgkVpuoLo
埼玉県川口市にある銭湯「喜楽湯」。川口市のお風呂屋さんとして、1950年以前から営業をしてきました。
駐車場・駐輪場もあり、お風呂は今でも井戸水・薪を使ってお湯を沸かしています。
昭和63年にロビー、サウナ増設の改装。平成24年に浴室、脱衣場を一新。
「喜楽湯」の大きな浴槽のお湯は冷めにくく、ご家庭でのお風呂より 熱く感じるかもしれませんが、いつもよりカラダが温まること間違いなしです。
せっかくの入浴タイム、家族みなさんやお友達と一緒にくつろいで 頂けるお風呂を「喜楽湯」は用意してお待ちしております。
〒332-0015 埼玉県川口市川口5-21-6
街に根付いたスポットの象徴である公衆浴場「銭湯」を舞台に、東京の街の歴史や文化を体感していただく企画「TOKYO SENTO WEEK<東京銭湯ウィーク>」。東京地下鉄株式会社の主催する「TOKYO METRO 90 Days FES!」期間中、東京にある5つの銭湯を街の歴史や文化を表現する 「スペシャル風呂」に変化させ、その街ならではの魅力を「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」から発信していきます。
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」のこれまでの取り組みのご紹介から、身近な銭湯あるある、女子に嬉しい最新のお風呂情報、これからの銭湯まで。「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」と皆さま、サイトを読んでくれている皆さま同士の交流の場にできればと思っています。
レポートはこちらから↓
PHANTASM TOKYO
https://www.nhk.or.jp/shutoken/hirumae/athot/2017-09/0925.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/you/news/post_144609/
http://www4.nhk.or.jp/nipponkikou/x/2018-01-08/21/4277/2110214/
高橋 正和|リーダー/編集長
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」編集長。千葉県出身。学生起業~ベンチャーでの経験を経て、2012年に株式会社バスクリン入社。ダイレクトマーケティング部に所属(入浴剤や化粧品のマーケティング業務を担当)。2015年4月に「バスクリン銭湯部」を発足、2017年2月にリクルートキャリア「グッド・アクション2016」を受賞。温泉入浴指導員、スキンケアアドバイザー、サウナ・スパ健康アドバイザーなどの資格を保有し、お風呂の魅力を様々な角度から発信している。
「Tokyosento Inc.」代表取締役番頭日野 祥太郎
「Tokyosento Inc.」代表取締役番頭。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。デザイン会社「Superposition Inc.」代表取締役。同「DSCL Inc.」取締役。2015年3月に銭湯ウェブメディア「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」の運営を開始。その後「Tokyosento Inc.」設立し、代表取締役番頭に就任。2016年4月には埼玉県川口市で銭湯「喜楽湯」の経営を開始。デザインを主軸に活動しながら、「Tokyosento Inc.」では銭湯を中心としたコミュニティデザインを展開している。
2017年「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」はグッドデザイン賞を受賞。
取締役番頭後藤 大輔
「Tokyosento Inc.」取締役番頭。「Tokyosento Inc.」の経営する銭湯『喜楽湯』のマネージャー及び東京銭湯全体の会社運営を行う。新卒でNTTデータに入社。火消し役として数々のプロジェクトに参画し完遂。退社後は「Tokyosento Inc.」での活動だけでなく、フリーランスとしてベンチャー企業のPMO、学生支援PJのファシリテーター、SDGsの推進など。銭湯では「温冷浴」というお湯と水風呂を交互に入る入浴スタイル。
ヤマモト アイ|広報
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」広報。東京都出身。幼い頃に母と自宅裏の銭湯に入った幸せなお風呂の匂いが忘れられず、各地の銭湯へお湯をいただきに回る。現在は銭湯ソムリエを目指し、女性に銭湯の魅力を伝えるべく東京だけでなく地方にも赴き銭湯取材を行っている。
砂子田 みゆき|ライター
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」ライター。岩手県出身。上京し、婦人靴の専門商社に就職。立ち仕事の疲れを癒す方法を模索中、東京には銭湯文化があることを知る。都内の銭湯をめぐるうちに、田舎の温泉とはまた異なるその魅力にはまり、現在は銭湯のよさを同年代にも伝える為にライターとしての活動をスタート。休日にはほぼ100%銭湯にいる、銭湯女子。
&Co.代表取締役/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー横石 崇
多摩美術大学卒。2016年に&Co.を設立。”個育て”を軸にしたブランド開発や組織開発、社会変革を手がけるプロジェクトプロデューサー。アジア最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」では3万人の動員に成功。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」や渋谷区発の起業家育成機関「渋谷スタートアップ大学(SSU)」、シェア型本屋「渋谷◯◯書店」などをプロデュース。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。著書に『これからの僕らの働き方』(早川書房)、『自己紹介2.0』(KADOKAWA)がある。
株式会社ロフトワーク 共同創業者林 千晶
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。
渋谷区長長谷部 健
原宿生まれ、原宿育ち。(株)博報堂退職後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを設立し
たほか、NPO法人シブヤ大学、NPO法人ピープルデザイン研究所の創設にも携わる。2003年
渋谷区議に初当選。2015年4月、渋谷区長就任。現在3期目。
NewsPicks編集長/取締役佐々木 紀彦
1979年福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2012年10月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く。2014年7月にユーザベースに移籍し、NewsPicksの編集長に就任。NewsPicksの編集部を立ち上げるとともに、有料課金サービス、NewsPicksアカデミア(書籍とイベントとコミュニティを融合したサービス)など新たな事業開発にも取り組む。著書に『日本3.0』『米国製エリートは本当にすごいのか』『5年後、メディアは稼げるか』がある。
プロジェクトの歩み
入居開始
「東京銭湯 -TOKYO SENTO-」OFF呂(オフロ)会
「東京銭湯文化夜」混浴 with TOKYO SENTO
GARAGE Program応募者向け見学説明会&プロジェクト成果報告会
OFF呂(オフロ)会 vol.2 〜 銭湯ともだち作りませんか?~
新たな価値を生む多彩なプロジェクトが集結 〜GARAGE Programプロジェクト成果報告会〜
100BANCHが7月7日で1周年! 未来に向けた実験フェス「ナナナナ祭」企画の裏側
若者を熱くさせる背景は——— 「 これからのコミュニティ」
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