- イベントレポート
自分らしく分岐点を進んでいく 実験報告会&メンタートーク
どんなことも笑いに換えられる力を 養う落語ワークショップを全国へ
落語を使い、「人から愛される人を育てる教育」を行う。落語の面白さは、失敗を面白おかしく笑いに換えている。実は落語の中だけでなく、自分たちの身の周りにも面白味に換えられる材料がたくさん転がっている。自分の失敗エピソードを笑いに換えることで、ポジティブな考え方・笑いを取る楽しさを知る。そこから落語自体の面白さにも興味をもち、伝統文化に触れる機会に繋がっていく。子どもから社会人、老若男女に向けて、ワークショップや授業を全国で講演していく。
全日本学生落語選手権で優勝してから、「優勝」で終えずに落語の魅力を知らない人に魅力を伝えたいと感じ、小学校教諭になり、子どもたちに落語の面白さを伝えた。別の小学校の先生が落語を子どもたちに教えている方から、落語の効用を聞いたところ、「落語で人を笑わすことで自信になり何でも頑張れる子どもたちが増えた」という話を聞いた。自分も落語を教え、子どもたちの落語への興味関心度合、学び要素がかなり多いことから、「全国でこの活動をしたい!」という思いと、教育を1から勉強したいという思いで、花まる学習会へ就職。落語×教育の親和性を研究し、授業やワークショップを様々な場所で行っている。
人から愛される人は、自信にあふれ、どんなことも挑戦できる人である。愛される人には、人が寄ってくる。何でも面白がれる人、いつも前向きで一緒にいて楽しい人に人は集まってくる。そうなるためにまず必要なのは、「人を笑わすって楽しい」という経験。プロの芸人さんまでいかなくともちょっとしたユーモアを使えると、人間関係の面でも円滑になる。まずは怖がらずに自分の良さを出しつつ、皆でみんなを笑い合える場を提供することが大切。「笑い=承認」自分の言動やアイディアで「誰かに笑ってもらえた」という経験が自信につながり、自分を愛すことも出来る。落語の面白さを使ったワークショップで、人を楽しませる喜びを提供する。一人でも多くの人たちが愛される人になれるように。
①どんな人にも響くワークを作成するために、様々な角度からの視点、FBを頂いて、ワークショップの質を高め、価値を磨いていく。
・ワークショップの設計
・一か月ごとにワークショップを実施。
②活動
・落語教育の概要を知ってもらうための資料作り。今まで授業を受けた人へのアンケート調査。「落語の効用」の数値化を図る。資料作りにあたって必要なデータ等FBをいただきたい。
①落語ワークショップの形式の確定。
②落語教育の活動内容・実証効果をまとめた資料の完成。
誰しもが、自分の魅力に気づき、誰かの魅力を知り、自信を持って人生を楽しんで生きている人たちで溢れる社会。AIが普及していく中、人との関わりが希薄になっていったとしても、「魅力的な人であり続ける」ことは止めず、円滑なコミュニケーションを取ることができる人で溢れる社会。
小幡 七海
花まる学習会所属 落語と教育の親和性を研究・全国でワークショップを行う 元小学校教諭 2017年第14回全日本学生落語選手権策伝大賞優勝
株式会社ロフトワーク 共同創業者林 千晶
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。