持続可能な未来に投融資をする「エシカルバンク」の利用者を増やす。

DIVEST SHIBUYA!

プロジェクト概要

SDGsのなかでも最重要ゴール13「気候変動に具体的な対策を」の達成に向けて、エシカルバンクさん、同じ意識の企業、団体さんとのパートナーシップを築き、より多くの人たちにお金と環境問題の関係性を伝え、気軽に問題解決に参加していただくための仕組みづくりをしていきます。

  • 食クラシ
  • 03地球規模の課題を「毎日の宿題」としてローカルに解決を図る
  • #環境問題
  • #サスティナブル
  • #SDGs
  • #エシカル
  • #14期

動機

2015年にパリ協定が採択されてから、世界各国が「脱石炭」に舵を切り、自然エネルギーを推進しています。そこで定められた「2°C目標」=世界の平均気温を産業革命前から2°C未満に抑えるという “世界の約束” を守るためには、石炭火力発電所を1基たりとも新設してはならず、さらには既存の発電所も段階的に廃止していくことが言われています。 そんななか日本では、現在も30基以上の新設計画が進んでいます。まさしく世界の流れに逆行し、世界中から心配され批判されてしまっているのです。先日発表された温暖化に後ろ向きな銀行ランキングでも、日本の大手銀行3行は上位(1位・2位・5位)をマークし、最低ランクを取得しました。

新設計画のプロジェクトは、大手銀行を中心に進行しており、それは国内だけに止まらず、インドネシアやベトナムといった発展途上国にも進出しようとしています。預金者のお金は、知らぬ間に途上国の人々の生活を脅かすことに使われてしまっているのです。 すでに途上国では、石炭火力発電所の煤塵による甚大な被害が出ています。例えば、煤塵によって塩産業が被害を受け、温かいまま海に流される排水からエビ産業が被害を受け、失業率が向上し、売春や犯罪の増加にまでつながっており、生活や文化を壊しています。

人々の悲痛の叫びを日本に届けるため、先日現地から環境団体や弁護士の方が来日しました。高効率の火力発電技術が発明されていると言えど、石炭火力発電所は、人の生活、人の命を脅かしている現状はどうにかしなければいけません。

仮説

リーダーシップをとる国際都市、パリ、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、コペンハーゲンなどは、化石燃料に投融資をしない銀行を選択する「ダイベストメント宣言」をしています。渋谷区が「ダイベストメント宣言」をすれば、世界に発信できるだけでなく、日本中に影響を及ぼすことができ、現在進んでいる石炭火力発電所建設計画をストップできる可能性が出てきます。

参考:https://sustainablejapan.jp/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

実験

①区民・企業・行政でパートナーシップを発揮し、気候変動・環境破壊に関与しないお金の流れを構築する

②つい口座を開きたくなるような、渋谷のグリーンプロジェクトに貢献できる金融商品をつくる → 口座を開いた人の預金額の一部が特定プロジェクトの資金源として融資される・寄付できる(アジェンダごと月替わりor 選択)→ 渋谷区のSDGsアジェンダ毎の課題を解決するプロジェクトに紐付けしたもの → ソース:http://rief-jp.org/ct6/80640  → 例)ゆうちょ、りそなは預金の数%を環境団体等に寄付することを選択できる

目標

①渋谷区「ダイベストメント宣言」

候補1 運用口座の50%をエシカルバンクに

候補2 出資会社の口座をダイベスト

候補3 区内の町内会や商店会の口座をダイベスト

 

②渋谷区金融商品をつくる

未来

・渋谷区から派生して他の自治体も「ダイベストメント宣言」

・大手銀行が投融資先を変更

・石炭火力発電所建設計画が続々と中止になる

・市民のみなさんが渋谷の未来予想図を描き、そこに向けて自身のお金の使い方に責任を持つようになる

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. 「あなたはどんな風に育ちましたか?」
    3人兄弟の長女として育つ。実家に貧困の子どもたちのための募金箱があったり、国境なき医師団への寄付をしていたりと、以前から国際問題への関心があった家族でした。祖母からもらうお小遣いの袋にも「志」と書いてあり、小さい頃からお金の使い先には関心が高かったように思います。中学生のときに隣人からタバコを勧められたときにも、「そんな健康を害するものにお金を使いたくない」と拒否。今でもその名残で、良い未来にならないものには一切お金を使いたくない、買い物は未来への投資という意識でエシカル消費に取り組んでいます。今はお金だけでなく、人生の時間にも同じような意識を持つようになったことから、環境問題やSDGsを生業としています。

  2. 渋谷の街のエピソード
    七五三は明治神宮だったことに始まり、学生時代から買い物といえば渋谷区でした。今は100BANCHの近所に住んでいて、渋谷のゴミ拾い、URBAN FARMERS CLUB、アースデイ事務局に参加しています。

  3. メンバーたちの以外の一面
    モデルの小野りりあんは、写真が好きでアートやファッション感覚に優れていて、今はゼロウェイストライフに一緒に取り組んでいる仲間です。清水イアンは、いい意味で人たらしで、どんな人にも好かれるタイプ。渋谷育ちで一番渋谷歴が長く、渋谷区の環境政策委員会にも入っています。シンさんは、オーストラリアで育ったものの、日本の古風なところも持っている。吉野杉でできたマイ箸を持っていたり、いざって時に真面目。でもたまにチャラい服を着るという一番ギャップのある人。モエギは渋谷ラジオのスタッフとして活動中、語り始めると一番熱いかもしれません!私、りりあん、イアン、シンは渋谷区在住、モエギは渋谷勤務と、みんな渋谷との縁が深い人たちばかりです。

  4. 意気込みをお願いします!
    渋谷から日本を変えます!

プロジェクトメンバー

  • プロジェクトリーダー松尾沙織

    震災をきっかけに社会の持続可能性に疑問を持ち、アパレル企業を5年で退社。現在はライターとして、さまざまなメディアで「SDGs」や「サステナビリティ」の記事を執筆。また、国際環境 NGO 350.org Japanの「ダイベストメントコミュニケーター」として、気候変動の問題を広める活動をしている。

  • アートディレクター小野りりあん

    350Japanチーフデザイナー/モデルの小野りりあん。青森県八戸市生まれ、札幌育ち。14歳からモデルを始め、22歳の時にモデルを辞め、旅に出る。その中でもデンマークのホイスコーレIPCスクールに行ったことをきっかけに気候変動、環境に関心を持ち、2年半前から350.org Japanにボランティアとして参加。現在は、モデルとして復帰しつつ環境活動も熱心に取り組んでいる。

  • イベントディレクター清水イアン

    1992年大阪府生まれ東京都育ち。セント・メリーズ・インターナショナル・スクールを経て、国際基督教大学(ICU)を卒業。2015年9月より国際環境NGO「350.org」日本事務所のフィールドオーガナイザーとして活躍。現在は退職し、株式会社NUUスタッフとして活動中。

  • 戦略アドバイザー古野真

    千葉県生まれ。5歳まで日本で過ごし、オーストラリアのブリスベンに移住。大学卒業後、カンボジアで国際協力ボランティアとして1年滞在。その後オーストラリアの環境省に勤める。7年間勤めた後、コンサルタントとしてサモアやパナマ、東ティモールなどで国際協力の仕事に従事。2015年に日本に戻り、国際環境NGO「350.org」日本支部立ち上げ、代表を務める。

  • 広報モエギ

    1994年生まれ東京育ち。18年に明治学院大学国際学部を卒業。環境運動家である辻信一ゼミに所属し、環境と文化を学ぶ。持続可能性に関心を持ち、ヨーロッパ諸国にてファームステイを経験。現在は渋谷区のソーシャル・環境関連のイベント運営会社に勤務。350.org JAPANのボランティア。

メンター

  • 渋谷区長長谷部 健

    原宿生まれ、原宿育ち。(株)博報堂退職後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを設立し
    たほか、NPO法人シブヤ大学、NPO法人ピープルデザイン研究所の創設にも携わる。2003年
    渋谷区議に初当選。2015年4月、渋谷区長就任。現在3期目。

    長谷部 健さんのページを見る

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