- イベントレポート
試行錯誤しながら、未来へ前進していく 〜 GARAGE Program 実験報告会 〜2019年9月
私たちは救えるはずの命が救われる社会を目指すPJです。
祖父の心停止をきっかけに「心臓突然死を減らす」ことを決意。そこで、よりAEDを有効活用させるために、
AEDの場所がわからなくてもAEDが救助現場に届く、「AEDi」を発案しました。
AEDiとは、AEDにタブレットを付属したものです。これは、心停止発生時にタブレットの地図誘導により、
AED付近の第三者がAEDを運搬するシステムとなっています。
私には、3年前の高校2年生のとき、おじいちゃんが心停止したという原体験があります。
おじいちゃんが倒れた時、現場に居合わせたおばあちゃんは予想もしなかった突然の心停止に何も手を施すことができませんでした。
私は、駆けつけた病院で、ただおじいちゃんの手を「ぎゅっと」握りしめること「しか」できませんでした。
おじいちゃんは一命を取り留めましたが、何もできなかった自分が悔しくて仕方がありませんでした。そこで、高校生の自分にできることを模索し、活動を始めました。
私は、高校在学中に発案した「AEDi」という新たなAED運搬システムの社会実装に取り組みたいと思っています。
「AEDi」とは、AEDにタブレットを付属した新たなデバイス。
これは、救助現場から通報を受けた消防署が、現場近くにあるタブレット付きAEDのアラートを鳴らすことで、AED周辺の人がタブレットの地図誘導で現場までAEDを運搬するシステムです。 総務省消防庁によると、AEDの適切な使用率は僅か4%。私は関係各所へのヒアリングや文献調査を通し、その原因を、「AEDの救助現場到着が遅いこと」であると考えました。AEDiは、この「救助現場へのAED到着時間」を劇的に短縮することができます。
このスペースを利用して、プロダクト開発を行います。
1. メンタリング|各業界のトップランナーによるメンタリングの提供
2. スペース|24h利用可能な設備の揃ったスペースの提供
3. 発信|メンバーの活動をWEBやSNSで発信
4. コミュニティ|お互いが切磋琢磨できる多様な人が集まるコミュニティの構築
プロダクトの開発。
北海道、和歌山で実証実験を開始します。
心停止で亡くなる人を1人でも多く救います。
代表岡田 紗季
AEDi代表。智辯学園和歌山高等学校卒、現 慶應義塾大学総合政策学部2年。祖父の心停止をきっかけに高校二年生から活動をおこなう。
立川 真悠子
慶應義塾大学環境情報学部2年。幼い頃から、小論文や作文などで賞を収めており、文書を書くことが得意。現在は、AEDiの広報を中心に幅広い業務を行っている。時間があれば、すぐに海外旅行へいく。
デザイナー松岡 カノン
AEDi唯一のデザイナーとして活動している。デザイナーとしての活動以外にも、ビジネスコンテストにも賞を受賞経験あり。
プロジェクトマネージャー江村 翼
AEDi プロジェクトマネージャー
慶應義塾大学環境情報学部 卒業
大学ではヘルスサイエンス、教育学、生物学を中心に学ぶ。
主な実績として、第4回バイオサミット慶應義塾賞、サイエンスキャッスル東京大会 最優秀賞、第7回サイエンスインカレ ファイナリスト、慶應大学特別研究プロジェクト準優勝 等々
プロジェクトマネージャー松井 光起
AEDiプロジェクトマネージャー。鎌倉学園高等学校卒、慶應義塾大学環境情報学部2年。高校時代には観光地鎌倉で、外国人観光客にむけて英語で観光案内を行うプロジェクトを経ちあげた経験あり。現在は、AEDiのマネジメントやリサーチを主に行う。サーファーモデルもしている。
開発/エンジニア関口恵太
高専卒のエンジニア。ロボカップなどにも出場経験があり、、様々な場所で活躍している。
開発/エンジニアmozy
社会人、アメリカでのエンジニア経験あり。またギネス記録も保持している。
開発/エンジニアFrodo
灘高校2年、最年少チームメンバーとして、開発を行う。
ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO水野雄介
1982年、北海道生まれ。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒、同大学院修了。大学院在学中に、開成高等学校の物理非常勤講師を務める。大学院修了後、人材コンサルティング会社を経て、「教育を変えたい」という思いから、2010年ライフイズテック株式会社を設立。2011年中高生向けプログラミング・IT教育キャンプ/スクール「Life is Tech ! 」を立ち上げ、現在延べ5.2万人の中高生が参加。2018年ディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」を開発。2019年より学校向けEdTech教材「ライフイズテックレッスン」を提供開始し、30万人以上の生徒が利用。2021年からは企業向けDX人材育成研修を提供開始。中高生から社会人までを対象に、学習者の体験を第一に置いたLX(ラーニングエクスペリエンス)を通じて、自ら社会を変えるイノベーション人材の育成に挑戦し続けている。